部長職のお仕事
管理職としての日々と趣味についてです
 



先週末、中京AFVの会に参加してきました。もう25回なんですね。
猛者揃いの中、結果は...次回また頑張ります。

今回はこの記事の最終です。
途中写真が余りありませんが、明かり塗装を中心に紹介。

まずは明かり塗装のベースとなる状態がこれ。

その4、その5あたりで既に紹介済みですが、基本色はミッドナイトブルーでベタ塗。その上からネイビーブルー系の戦闘機色を適当にチョイスして、ごくごく薄く希釈してまだら塗装。イメージは若干の月明かり。

影になる黒い部分にはジャーマングレーやブラックをこれまた極薄に希釈してまだら塗装。
石畳の石一つ一つをMr.ウエザリングカラーのマルチブラック、グランドブラウン、シェードブルーあたりで適当に色付け。

闇夜と言えども明かりはあるので、まったくの闇ではないし、黒一色に塗りたくるとイメージが損なわれます。
闇は漆黒ではなく、青基調だというところがポイントかなと思っています。僅かな明かりで色目も分かるし。逆にこれが夜のシーンの厄介なところですが...

で、いよいよ明かり塗装。

写真を撮り忘れましたが(汗)、まずはニュートラルグレーⅠを極薄に希釈して、街燈を中心に半円にグラデーション塗装。
根元は薄く、街燈からやや離れたところが一番濃く、周辺に行くほど薄くなるイメージで。
この時点でフィギュアーも所定の位置に立たせて、一緒に塗装しています。
間違っても別々に塗ろうと思わない事。周辺のグラデーションとパターンがずれるので危険です。

ニュートラルグレーⅠが乾燥したら、いよいよ黄色系の塗装。
黄色をこれまた極薄に希釈し、先のニュートラルグレーのグラデーションを撫でるように塗布。部分的に強めてムラも出しています。
ざっと塗ったら、この希釈黄色にオレンジを微量対して、黄色の外周部分にざっと塗布、さらに少しオレンジを足して、最外周部分にざっと塗布。
だいたい3段階で塗っています。


フィギュアは光があたる場所をイメージしながら、強弱をつけて色のせ。

(このあと個別でMr.ウェザリングカラーのスポットイエローで凸部分をフィルタリング、凹み部分にはマルチブラックで影付け強調してます)

石畳の塗装が乾燥したら、周辺部のオレンジ部分の最外周部分をMr.ウェザリングカラーのスポットイエローでフィルタリングして、少し色を馴染ませます。そうしないとオレンジがきつすぎて浮く可能性があるので。


明かりの基本塗装はここまで。
あとはMr.ウェザリングカラー各種、エナメル各種で、石畳の隙間を適当に色がなじむように埋めていきます。
また、人の足元、ベンチの下等はエナメルの黒で薄く色付け。


そもそもなぜ黄色なのか?
ドイツに出張した時、夜が割と全体に黄色いイメージだったことから、改めてネットで夜の画像を検索してみるとやっぱり黄色、黄色。
街燈が黄色の光が強いので、町全体が黄色に光ります。
目の構造が日本人と異なることに由来するようですね。
おかげでこういうシーンもディフォルメしやすい。もし日本と同じように蛍光色だと闇の中の光源とそれによる明かりを表現し難いです。


フィギュアの顔も半面は街燈色、半面は煙草の明かりで赤で染めてみました。

本当は哀愁を演出するためにこの赤を目立たせたかったのですが、なかなか難しい。次の課題です。


つづいて先の記事でも紹介しています、枯葉を配置。

明かりのある部分には黄味と赤味の強い落ち葉を、暗いところには黒染のキツイ葉を使い分けて配置。
黒い部分の葉にはさらにMr.ウェザリングカラーのマルチブラックを上から追加塗布。



あと水面について補記。
結局、モデリング・ウオーターとさざ波に相性は最悪の様で、綺麗にはがれました。


仕方ないので、最終的にはモデリング・ウオーターを補充充填して静止水面としました。

本当は静かな流れを再現したかったなぁ。


まぁ何だかんだとありましたが想定したイメージの7割は実現でき、AFVの会の会場も皆さんに沢山ご感想をいただけたり、タミヤ会長にもコメントをもらえたりと、苦労して作った甲斐がありました。
次はもっとドラマ性があるものにトライしたいと思います。

では、完成作品のご紹介。
「Light in the Darkness」





























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