週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

ラストサマー2017

2017年09月03日 | ★江戸っ子エッセイ★





 夏の終わり8月某日。

 最後の蝉の咆哮と、秋の虫の声が朝夕交互に訪れる。 

 切ない気持ちが毎年去来。

 そんな最終週末に、浅草にサンバが来る。

 はじめはどうなるかと思われた。

 今や全国から踊りの猛者がリズミカルに沿道を魅了する。 

 仕事帰り、この熱気に少し元気をもらう。








 お盆休暇の某日。

 息子のサッカーチームの応援。

 高校サッカーの選手権を勝ち上がった。

 やった。

 その帰り、駒沢公園近くのアジア料理でランチ。

 ボリュームもあり、味も本格派でオススメ。








 夏の仕事の合間。

 初台のアニスへ向かう。

 リストランテホンダとのコラボランチが目当て。

 イタリアンの雄と、肉焼きの名人芸が同時に味わえる贅沢さ。






 サーロインの火加減は流石のひと言。

 肉のパテがついたサラダも、熱々のパンにサワークリームもいい。

 極め付けは、イカの身をすりつぶし合えたイカスミのパスタ。

 いつまでも食べていたいほど、濃厚な海の恵み。

 トマトの甘みと酸味がまたたまらない。







 そして、ラストサマー。

 お盆も天気は最悪。

 おかげで小説は少し進んだが。

 8月、海の家も終わり。

 売り上げも最悪だったようだ。

 日曜日に、今年の夏を体いっぱいに吸い込む。

 



 馴染みのパン屋で買った惣菜と、ビールとサワーで。

 潮騒の音。

 波打ち際のカップル。

 犬の散歩するご近所さん。

 ボードを抱えるローカルサーファー。

 すべてが思い出となる。

 帰らぬ思いに、 good bye。

 無性に淋しい。

 エンドレスサマーが恋しい今日この頃。 

 2107夏、ありがと。


【入道の白さ眩しい夏終わり】哲露



最新の画像もっと見る

コメントを投稿