週刊浅草「江戸っ子瓦版」 -のんびりHiGH句な日々-

文学と食とRUNの日々を、PHOTO5・7・5で綴るエッセイ♪

しょんべん横丁と二丁目の夜

2011年02月11日 | 呑み屋探訪(新宿、四ッ谷界隈)

     第二宝来家

呑んべぇの聖地、新宿思い出横丁、通称しゃんべん横丁へ。

一軒目、ちょいと失敗!
モツ刺しがないもつ焼き屋、やっぱ物足りないっすな。

ってことで・・・

呑み直しに、事前にリサーチしていた老舗の第二宝来家にいそいそと
当たりでした
 
  
             子袋刺                      新鮮レバー

  
              馬刺し                    いいちこお湯割り    

お酒の値段も正統な横丁価格
安心してアテを発注します

芝浦にある食肉市場からその日潰したお肉が届く、このお店ならではのラインナップに頬緩む。
モツ刺しが豊富に揃って、新鮮な匂いといい艶をしてます

子牛の子袋刺しは辛子を和えたタレとの相性ばっちり、コリコリとした感じがたまらんです
室温で溶けだすくらい甘い脂ののった馬刺しは口の中でどんどん消えていきます
レバー刺しも照りと歯応えは申し分なく、放牧地を思い浮かぶほど滋味豊か。
煮込みは、新鮮なもつそのままの味わい深い臭みが甘い白味噌に絡む。
ぬる燗、お湯割りとゆっくりと飲りながら、つまむ庶民のささやかで極上の幸せを満喫

焼き物ももちろん炭火で燻された肉が熟成された秘伝のタレをまとって、肉質の硬いの柔らかいの縦横無尽に口中に広がっていく。
下戸の連れは手が止まらない様子
ダイエット、節制とは無縁な煙る館は、人生の悲哀を通ってきたおっさんの心を優しく包んでくれるのです

また、明日も来たい、横丁の名店でござった。
「子袋刺し、今まで食べた中で一番だったよ!」と筆者が親方に声をかけると、予約もできるよ、とコワモテの顔をほころばせてました

親方、必ず来ますよ。
近いうちに・・

  
  浅草キッドさん、佐野史郎さんの色紙。ご存知、やはりあのヒトも・・(な・ぎ・ら・さ~ん)

浅草「正ちゃん」についで、またなぎらさんに・・偉大な呑み助だ。

◇「第二宝来家」◆

東京都新宿区西新宿1-2-5
03-3344-3117
http://horaiya.com/
http://www.shinjuku-omoide.com/shop/horaiya2/index.html

三次会は今夜のメイン
友人の兄貴が足しげく通った、二丁目の名物店「NADJA」へ

映像屋、音楽屋、文学屋等々有名無名の創作欲が蠢く歴史ある町の名うてのBAR

ちなみに友の受け売りですが・・・Nadjaという名前の由来は、シュールレアリズムの名作アンドレ・ブルトンの「Nadja」からとったものらしい。
初期の二丁目時代が20年(1966-1986)、移転してさらに20年(1986-2006)。
2006年からナジャ伝説第三幕が再びこの地で復活。
46年という半世紀に近い継続力にはただ、ただ脱帽です



友と、劇団、ミュージシャンと歴戦のマスターの安保さんと黒ちゃんママと、偶然居合わせたご縁のある方と、語らう話は尽きない。
たくさん話しましたね。

でも、ここではただ寡黙に飲むだけでも、違う顔のナジャ本来を味わえるのかもしれない。

また、来よう 友よ・・。

NADJAの夜に、雲上の侍に、乾杯

    

    「雄弁に 黙々と空く酒瓶や」
                       海光



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1 コメント

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なんだかな~〓 (茶つぼ)
2011-05-31 14:28:20
今のしょんべん横丁は本当にしょんべんの横丁だな!
特に中通りはひどいもんだしぼったくり 不味い 汚い 無愛想の坩堝と化している。
まともなのはつるかめ かめや 岐阜屋ぐらいであとはキタナマズイ〓屋ばっかりだな

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