長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

another Door

2012-10-26 08:20:05 | Weblog
そんな不思議な名前の「カフェ」が、恵比寿にある。
正確にいうと、今月いっぱいまで営業している。
家のドアと、会社のドアの往復人生では、無味乾燥でおもしろくない。
人は、いつもanother Doorを求めているし、勇気をもって、扉を開けないと、
新しい人生が開けてこないし、歴のひき出しに、なんの思い出もしまえない。

恵比寿には、いきつけの飲み屋や骨董屋があまたもあり、池袋時代には
庭みたいに遊んでいたことがある。ある日、その行きつけのお店の前を
素通りして、代官山のお店にいこうと、ぶらぶらしていたら、その不思議な
お店を見つけ、勇気をもってanother Doorのドアを開けた。アンティークな
机やイスなどの配置、カウンターの居心地、不思議な照明のゆらぎ・・
「カウンターに座ってエビスビールを飲んだ瞬間に、東京にいる」みたいな
幸せな気持ちになれる。きっとこの感動は、今の天真庵をつくる時の大いなる
参考にさせてもらったように思う。うちではまだ「カウンターに坐って
ほぼぶらじるを飲んだ瞬間に、東京にいる」ほど洗練されていないけど。。

昨日ひさしぶりに煎茶のお稽古をした後、恵比寿のanother Doorのカウンター
にとまって、エビスビールを飲んだ。
「コラ」というアフリカの楽器の話で盛り上がった。最近その「コラ」の奏者
がライブをやっていったらしい。天真庵も来春に、「コラ」をやる。毎日
写真を店内でとったりするお客さんに「コラ」しているけど、アフリカの
コラは、静かなハープ。一説には、不眠で悩む王様を眠らすために作られたらしい。

明日は「お花のお稽古」
石原さんも80には見えないくらい元気だけど、原田先生も
80になるけど、毎月颯爽と山口からきてくださって、私たちに
お花を教えてくださる。天地自然の理を花を通じて教えてくださる。

日曜日の夜は「落語で蕎麦会」
千里家まんまさんが、大阪からやってくる。   2000円(そば&珈琲つき)18:30から
お店は17時閉店。