仙崖和尚の言葉だ。禅画で風になびく柳がかかれ、落款のところに
「堪忍」と書いてある。出光美術館が保有している代表的な絵。
いろいろな風は、人間関係みたいなものを象徴している。
いろいろな人がいる。付和雷同にゆらゆらしてつくろっているように
みえても、しっかりと太い幹があるので、根幹はブレていない。
「おもねる」ことばかりしていると、やはりブレてしまう。しっかりと
土台をきめることが大事である、という悟りだろう。堪忍、という言葉
がきいているね。
昨日は、柳を寸胴にいけた。竹の寸胴に、くばりをつくて「土台」をつくる。
無心で柳の木を削り、Vの字にする。「無心」というのは座禅なんかによくでて
くるけど、今、目の前にある仕事に集中したり、好きなことをする時、時間を
忘れたりする、あの感覚。やはり好きな仕事をする、やりがいのある仕事をする、
というのは大前提。この「くばり」という土台ができたら、花の仕事の9割は
できたも同然。そこに真になる柳を立てる。「真」というのは、「心」に通じ、
天真というのは、人間の本性のことをいう。真がまっすぐに立つ、というのは
心のおきどころをまっすぐにすると同意語である。そこに、女房役の「副」(そえ)
をたて、真の前後に、前あしらえ、後あしらへをおく。躰(たい)には、りんどう
をおいた。「真」「副」「躰」のバランスが、まんだらの宇宙みたいなバランスを
つくる。日常生活における美意識にもとても大事な感覚。
今日は「落語で蕎麦会」があるので17時に閉店。
明日は、「卵かけごはん」
夜は「順受の会」
「堪忍」と書いてある。出光美術館が保有している代表的な絵。
いろいろな風は、人間関係みたいなものを象徴している。
いろいろな人がいる。付和雷同にゆらゆらしてつくろっているように
みえても、しっかりと太い幹があるので、根幹はブレていない。
「おもねる」ことばかりしていると、やはりブレてしまう。しっかりと
土台をきめることが大事である、という悟りだろう。堪忍、という言葉
がきいているね。
昨日は、柳を寸胴にいけた。竹の寸胴に、くばりをつくて「土台」をつくる。
無心で柳の木を削り、Vの字にする。「無心」というのは座禅なんかによくでて
くるけど、今、目の前にある仕事に集中したり、好きなことをする時、時間を
忘れたりする、あの感覚。やはり好きな仕事をする、やりがいのある仕事をする、
というのは大前提。この「くばり」という土台ができたら、花の仕事の9割は
できたも同然。そこに真になる柳を立てる。「真」というのは、「心」に通じ、
天真というのは、人間の本性のことをいう。真がまっすぐに立つ、というのは
心のおきどころをまっすぐにすると同意語である。そこに、女房役の「副」(そえ)
をたて、真の前後に、前あしらえ、後あしらへをおく。躰(たい)には、りんどう
をおいた。「真」「副」「躰」のバランスが、まんだらの宇宙みたいなバランスを
つくる。日常生活における美意識にもとても大事な感覚。
今日は「落語で蕎麦会」があるので17時に閉店。
明日は、「卵かけごはん」
夜は「順受の会」