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京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

植物園の夏ツバキ 沙羅双樹の花の色

2021-06-27 06:58:07 | 2021 花


 仏教の三聖木の一つとされる沙羅の木は、インド原産のフタバガキ科の樹木で、耐寒性に弱く日本では温室以外では育ちません。
それで日本ではツバキ科の夏ツバキを沙羅の木(沙羅双樹)としました。
 夏ツバキの花期は6月~7月初旬、花の大きさは直径5cm程度、花びらは5枚で白く雄しべの花糸が黄色くなっています。
朝に開花し夕方には落花する一日花です。
 平家物語
『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、
 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理(ことわり)をあらわす』とされる沙羅双樹は、夏ツバキのことです。
 お釈迦様が最期を迎えるときの場所が、2本の沙羅の木の下だと言われており、沙羅の木を沙羅双樹とも呼ぶようになったようです。
 仏教と関係が深いことから、菩提樹と一緒に寺院に植えられていることが多いです。













































 タイやカンボジア、ベトナムなどの寺院では「ホウガンノキ」を沙羅の木として植えています。

 ホウガンノキの花 植物園温室撮影





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