昨日、高島屋に買い物に行った際、
『生誕130年 竹久夢二展』(8/27ー9/8)に寄ってきました。
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今回の展示会は、「大正ロマンを代表する詩人画家
竹久夢二(1884ー1934)の生誕130年を記念」したものです。
夢二の幅広い作品以外に、19世紀末にパリで活躍した、
ロートレック(1864ー1901)の作品も展示されています。
この展示会は、NHK日曜美術館アートシーンでも取り上げられました。
画像とともに、紹介しましょう。
明治17年、岡山に生まれた夢二は、美人画だけでなく、
本の装丁から、小物デザインまで幅広く活躍しました。
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二十歳の時、雑誌の懸賞で一等賞を取った絵。
ここから、画家の道を歩み始めます。
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「林檎」
瞳の大きな美人は、妻のたまきがモデルです。
夢二の美人画は、一世を風靡し、仕草をまねる
女性があらわれるほどでした。
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「秋のいこい」
木の葉が舞い落ちるなか、物思いにふける女性
とろんとした眼差しの女性は、夢二式美人と呼ばれ、
大正時代に大変な人気となりました。
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大正三年、夢二はたまきを店主に、港屋を開店します。
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自分がデザインした日曜雑貨を直接売ったのです。
草花をモチーフにした千代紙などが若い女性たちをとりこにします。
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夢二は、海外の雑誌などを切り抜き、スクラップしていました。
そのなかに、19世紀フランスの画家、
ロートレックの絵も貼られていました。
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ロートレック作品
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ロートレックに刺激を受けた作品
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夢二の展示会は、私の若いときから、京都でも何度も開催され、
私も何度か足を運んできました。
私の率直な感想ですが、夢二の絵は、いわゆる絵画としての、
画量は低く、基礎的な描写力に欠けています。
美術学校等で、基礎的な力を身につけていないためだと思われます。
でも、なぜか魅力があるのも夢二の真骨頂です。
夢二は、もの憂げな眼差し、ほんのり色香の漂う女性を、
独特のタッチで描いています。
夢二にしか描けない世界であることに間違いはないです。
今でも、ある程度年齢の召した女性に人気だと思います。
私が訪れたときも、オバサマ方の多いこと、びっくりします。
そして、会場を出た特設売り場では、
夢二作品の絵はがきや小物を購入し、会計を待つ長い列ができていました。
以下はパンフレットの画像
「想い(女)」昭和初期
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「想い(男)」昭和初期
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/68/f5/c2e34a89534b5c610c10b4436fdc9bfe.jpg)
ロートレック
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/dd/c543198b463d17b93f23389b3fbcc55f.jpg)
(ある程度年齢の召した女性に人気だと思います。
私が訪れたときも、オバサマ方の多いこと)……
確かにそうです
おばさま族の<?>私も大好きです
女性にとっては心惹かれるのです
いくつになっても可憐な姿に憧れます
当店でも絵画の複製は売れましたよ!
何でも基本は大事ですけれど~~~
<もの憂げな眼差し、ほんのり色香の漂う女性…>
そうありたいと願っていますよ<?>わ・ら・い
tangoさんのお店でも、販売されていたのですか。
確かに夢二の作品は人気がありますね。
男性と女性の夢二作品を見る視点が違うようですね。
夢二の描いた女性像は、当時の多くの女性をとりこにした「憧れ」の存在だったのですね。