京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

明治の京の景色ー水彩画

2016-05-06 16:10:40 | 美術・博物館

投稿が遅れましたが、先日の京都国立近代美術館で、
コレクション・ギャラリー「京の街角ー明治期の水彩画」が展示されていました。
いまから百年以上前の京都の景色はとても興味深いものでした。


伊藤快彦「伏見稲荷千本鳥居」(明治中期)
現在より鳥居が簡素なように思えます。





加藤源之助「京都風景」(1907)
場所はどこでしょう。農家の方が描かれています。





長谷川良雄「陶化橋」(1910)
十条通りの鴨川にかかる橋です。当時はまだ木造です。





梅原龍三郎「三十三間堂」(1906)





牧野克次「八坂の塔」(1904)





加藤源之助「三条大橋」(1904)





伊藤快彦「柳の馬場より平安神宮を望む」(1890頃)
いまでは高い建物で平安神宮は見えません。





都鳥英喜「真如堂裏」(1906)





黒田重太郎「白川村」(1905)





都鳥英喜「鴨川」(1907)
現在の河川敷や遊歩道がありません。





田中善之助「朝の出町」(1907)





長谷川良雄「糺の森」(1905)
糺の森は昔もいまも変わらない景色です。





新井謹也「京都加茂川畔」(1908)
夏でしょう。荷車で氷水を売っているようです。





加藤源之助「糺の祠」(1907)





田中善之助「川ばた荒神口牧場」(1906頃)
当時は牧場があったのですね。





長谷川良雄「梨木通界隈」(1907)
梨木通りは京都御苑と寺町通りの間にあります。





田中善之助「京都河原町丸太町角の家」(1905頃)





霜鳥之彦「北野の春」(1906)
北野天満宮界隈でしょう。





加藤源之助「若葉の小栗栖」(1922)
小栗栖は京都の伏見区です。明智光秀が竹槍で刺殺されたところです。





長谷川良雄「大亀谷風景」(1913)
大亀谷も京都の伏見区です。





百年以上前の水彩画がまだきれいに発色しているのは嬉しいです。










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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
昔の風景 (九州より)
2016-05-06 17:54:51
こんにちは。
京都には4年間しかいませんでした。
しかし、おかしなもので、若い頃歩いた場所の昔の風景に懐かしさを覚えます。
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九州さまへ (京都で定年後生活)
2016-05-06 21:19:26
こんばんは
100年も前の京都の景色ですが、どこか懐かしいものがあります。幼少の頃の田舎の景色を重ね合わせたのかもしれないです。
舗装されてない地道、茅葺き屋根の家、今ではすっかりなくなってしまいました。
しかし、糺の森は昔とほとんど変わっていないように思います。

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