昨日19日は、平安神宮神苑が無料公開日でした。
なんでも理由は、南神苑の「平安の苑」の開設記念日だからだそうです。
開苑時間は8時半、私が着いたのはその少し前です。
應天門を通り抜けると、いつもの白砂の広場は、
翌日のイベント用でしょうか、舞台が設置され、
たくさんの椅子が並べられています。
無料の神苑に入りまーす。
南神苑の平安の庭は、平安時代の庭園の特色である、
野筋(入り組んだ道筋)と鑓水(小川の流れ込み)があり、
日本人が古来より愛でてきた植物が植栽されています。
まず目に入ってきたのは、萩です。
『さ夜なかに 友よび渡る 雁がねに うたて吹きそふ 萩の上風』
ー源氏物語 乙女の巻ー
鑓水が流れ込んだ小池に、萩の花が散っています。
なかなか、風情のある景色です。
咲いていた花を紹介します。
オミナエシ(女郎花)
『 女郎花 しをれぞまさる 朝露の いかに置きける 名残なるらん』
ー源氏物語寄木の巻ー
藤袴も咲いています。
『おなじ野の 露にやつるる 藤袴 あはれはかけよ かごとばかりも』
ー源氏物語 藤袴の巻ー
紫苑(シオン)
『ふりはへて いざふるさとの 花みんと こしをにほひぞ うつろひにける』
ー古今和歌集ー
彼岸花です。
西と中神苑の池には、睡蓮が咲いています。
ここにも萩の花が見頃をむかえています。
お休み処の野点傘です。
神苑の池に映る野点傘もいいものです。
東神苑の泰平閣です。
ススキと尚美館です。
平安神宮神苑の初秋の景色いかがでしたか。
私は京都でフリーペーパー「シティリビング京都」を制作している
京都リビング新聞社 編集部のイマダと申します。
弊紙では現在、京都の秋の花特集を予定しております。
京都で定年後生活様の撮影された素敵な花の写真を拝見し、
差し支えなければ、弊紙に画像をご提供いただけないかと思いました。
平安神宮のフジバカマの写真を使用させていただきたく存じます。
つきましては企画詳細をお伝えしたく、下記までご返信いただけますと幸いです。
<連絡先>
京都リビング新聞社 編集部 イマダ
電話:075-212-4422
メール:imada@kyotoliving.co.jp
ご検討のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
萩は源氏物語にも出てきますし、古の都人に好まれたお花ではないでしょうか。
わが家の庭には、ムラサキシキブや彼岸花などは植えているのですが、萩はありません。
植えようか思案中です。
箱根は何度か訪れていますが、仙石原は行ったことがありません。
ススキが一面に広がる景色もさぞかし、素晴らしいものでしょうね。
いつか、行ってみたいと思います。
葉月さんの食欲(失礼)と食通は、おばあさま譲りだというのがわかりました(笑)。
葉月ざんに思い出してもらって、おばあさまももお喜びだと思いますよ。
お仕事の始まりに、私の拙い画像を見ていただき、ありがとうございます。
少しずつ、秋が歩み始めているのがわかります。来週の台風の後は、かけ足で秋がやってくるように思います。
今の時期は、散歩、散策にほどよい天気で、毎日でかけております。
・・・というより、萩の花そのものを知らなかった。
とても可憐なのですね・・・。
ススキは秋の代名詞のような草ですが、
関東でススキと言えば箱根の仙石原(せんごくはら)です。行かれたことはありますでしょうか?
ススキで一面がおおわれる様は、一見の価値ありです。
社会人になりたての頃、箱根に祖母と両親を連れて行ったことがあります。祖母が亡くなった今、急に思い出しました。
もう、80歳はとうに過ぎて90歳も見えていた年齢だったかと思うのに、オーベルジュのフランス料理フルコースをぺろりと平らげた、健啖家でした。
夕方の肌寒い中、ススキと一緒に風に吹かれたことは良い思い出になりました。
なんて素敵な場面ばかり…
しっかり秋を見せていただいています
平安神宮といえばあの朱赤の大鳥居しか
イメージがありません。何しろ旅行は漠然としか
見て回りませんから、このように気持ちの入った
場面に出会えません
(ススキと尚美館)の見る角度も美しい~~
どこも撮影ポイントが良く京都の絵葉書が増えました
今朝も京都の散歩から帰り<わらい>→仕事に
出かけます
<感謝>…源氏物語はかならず読みますよ~~♪