京都で定年後生活

2013年3月60歳で定年退職。

美術館と庭園めぐり、京都の四季の行事と花を綴ります。

京都の花街 祇園甲部、宮川町

2018-05-27 16:06:23 | 京都の花街


京都の花街めぐりの続きです。

祇園甲部花街
京都で最も大きな花街で日本国内だけでなく海外でも有名です。
江戸初期に八坂神社の門前で水茶屋を営業したのが始まりです。
花街として認められた際、団子をモチーフにした紋章が作られ、現在も祇園甲部と祇園東の紋章として使われています。
江戸末期にはお茶屋が500軒、芸妓、舞妓、娼妓合わせて1000人以上いたそうです。


花見小路





ここも朝は観光客が少ないです。










懐かしい郵便ポスト 現役です。















宮川町花街
建仁寺より少し南西の宮川筋二丁目から六丁目までが花街です。





舞妓さんが歌舞練場にでかけていきます。















宮川町歌舞練場




















恵比須神社





建仁寺を通って八坂倶楽部へいきます。
















開山堂





茶碑










法堂





南門





美術館の帰りも花見小路を通ります。
店が開きはじめました。





一力さんの暖簾がでました。








京都の花街 先斗町、祇園東花街

2018-05-27 05:37:02 | 京都の花街


先日行ったフォーエバー現代美術館(草間彌生『永遠の南瓜展』)の10時開館までの散策です。
2時間ほどの時間があったので、朝の京都の花街を歩きました。
京都には上七軒、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町の5つの花街があります。

舞妓さんは置屋と呼ばれる場所で生活し、客から置屋を通してお呼びがかかると、お茶屋に向かい、そこで舞・踊りなどの芸やお座敷遊び・歓談を客と行います。
このような文化が広がる界隈を「花街(かがい)」と言います。

お茶屋以外の楽しみでは各花街の舞やをどりの公演です。
6月5花街合同公演「都の賑い」があり、さらに各花街で舞の公演があります。
4月に祇園甲部の「都をどり」と宮川町「京をどり」、上七軒「北野をどり」、
5月は先斗町の「鴨川をどり」があります。
秋は祇園東が11月に「祇園をどり」を催します。
芸・舞妓さんはそれにむけてお稽古に励みます。
 
最初に向かったのは先斗町です。
鴨川と木屋町通の間にある花街で石畳の狭い通りです。
花街と一般の飲食店も並んで営業し、通りの東側の店は鴨川に面し納涼床が有名です。
先斗町歌舞練場は北の端にあります。

先斗町歌舞練所
24日まで「鴨川をどり」が開催されていました。




先斗町
夜の賑わいがうそのように静かです。
















鴨川の納涼床










次に向かったのは祇園東の花街です。
祇園東は花見小路通四条上ル東側に位置する花街です。
正確には四条通北側の通り三本(東富永町・中末吉町・新橋)にまたがる地域です。
最近は飲食店やスナックのビルが建ち並ぶ谷間で12軒のお茶屋が営業を続けています。

祇園白川
いつも観光客が多く、結婚式前撮カップルが多いのもここです。
特に桜シーズンはお花見で観光客があふれるます。
撮影は朝8時過ぎということもあり、観光客が少なくて良かったです。















辰巳大明神










白川









祇園新橋
江戸末期から明治初期にかけて洗練された、町家が整然として建ち並んでいます。
さらに白川や石畳、樹木などが一体となり歴史的風致を形成しています。






























京都花街国民健康保険組合の建物もありました。





次は祇園甲部と宮川町花街です。続く