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外国人研修・実習制度を改正、在留最長5年に

2009-03-13 10:15:13 | 多文化共生
(以下、産報新聞から転載)
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外国人研修・実習制度を改正、在留最長5年に

09/03/13

 政府は、3ヵ月以上の在留外国人に対し在留カードを発行することなどを盛り込んだ改正入国管理法と、住民基本台帳に在留外国人枠を設ける改正住民基本台帳法を閣議決定した。これに伴い、外国人研修・技能実習制度も改正。現行の外国人登録制度は廃止する。改正法案は今通常国会に提出される予定。
 今回の改正では、入国時に入管が発行するICチップ内蔵の在留カードを住民基本システムと連動させ、在留システムの精度アップと一体化を図ろうというもの。ICチップには顔写真・氏名・国籍・在留資格のほか、住所など住民基本システムに必要な情報も盛り込む。偽造防止機能も備え、変偽造や紛失の際の罰則も付与する。
 今後、全国市町村をつなぐ外国人住民基本システムのオンラインデータベースを整備。出入国から転出・転入、在留資格の変更・期間更新・永住権取得と、労働・社会保険の加入有無、国・地方税支払いなど雇用・労働、社会保障に至る広範な情報を国が一元管理する。
 また、在留期間の上限を3年から5年に延長し、1年内の再入国を許可不要とすることも盛り込まれた。これにより、外国人研修・実習生も最長5年の在留が可能になる。在留資格でも、新たに「技能実習」が創設される見込みで、1年目の研修に実務が含まれる場合は雇用契約締結が必要な「技能実習1」、2年目以降に実習が行われる場合は「技能実習2」とする。

外国人子ども向け日本語講座 宇都宮・1日3時間、集中的に学ぶ

2009-03-13 10:14:44 | 多文化共生
(以下、下野新聞から転載)
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外国人子ども向け日本語講座 宇都宮・1日3時間、集中的に学ぶ
(3月12日 05:00)

 【宇都宮】市は外国人の子どもを対象に日本語を集中的に指導する「初期日本語指導教室」を十九日まで、市教育センターと清原地区市民センターで開いている。教室の開催は初めて。

 二月二十三日から始まった教室は、文部科学省から市が指定を受けた「帰国・外国人児童生徒受入促進事業」の一環。来日して二週間から二年までの子どもたちが、一日約三時間、学校生活を送るために最低限必要な日本語を学んでいる。講師九人が指導する。

 市教育センターでは、月曜日から金曜日まで教室を開き、中国やマレーシア出身の五-十六歳の子どもたち十四人が参加する。子どもたちはそれぞれのレベルに合わせて、カードや教材を使い、真剣な表情で講師に教わっていた。

 フィリピンから来日して二年半の中学三年水口貴代美さん(16)は「日本語が不自由な人にとって、勉強するいい機会。レベルアップができそう」と期待を寄せていた。

 清原地区市民センターでは、月曜日と水曜日にブラジルから来た十二-十六歳の八人が学んでいる。