多文化共生なTOYAMA

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浜松のブラジル人に救援物資送る

2009-03-19 08:45:41 | 多文化共生
(以下、NNNニュースから転載)
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浜松のブラジル人に救援物資送る
(静岡県)
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18日、三島市の市民グループが浜松のブラジル人に救援物資を送ろうと持ち寄った食料品や日用雑貨を積み込み浜松市に出発した。三島市の三島ロータリークラブは近隣のロータリークラブと共同で、会員から集めた米や砂糖、トマトソースや洗濯用洗剤など47箱の段ボールをトラックに積み込んだ。これは浜松市や浜松国際交流協会など8つの団体からなる「がんばれブラジル人会議」の呼びかけに答えたもので、この事務局によると18日までに県内や山梨県のロータリークラブから50種類の食料品や日用雑貨104箱が宅配便などで届いたという。「がんばれブラジル人会議」では届いた物資は順次ブラジル人をはじめとする浜松で暮らす外国人に配布している。
[ 3/18 12:00 静岡第一テレビ]

日本語教室:日本語学ぶ日系ブラジル人ら急増 不況で通訳解雇相次ぎ

2009-03-19 08:44:58 | 多文化共生
(以下、毎日新聞【愛知】から転載)
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日本語教室:日本語学ぶ日系ブラジル人ら急増 不況で通訳解雇相次ぎ--豊橋 /愛知

NPO主催の教室で、日本語を勉強する日系ブラジル人ら=豊橋市の多米校区市民館で
 ◇「仕事見つけるため」

 豊橋市で日本語を学ぶ日系ブラジル人らが急増している。不況で雇用環境が急速に悪化し、外国人労働者に日本語能力を求める企業が増えたためだ。ブラジル人は「漢字が難しい」「仕事を見つけるため早く日本語をマスターしたい」と、必死に机に向かっている。

 同市在住のブラジル人は1万2142人(2月末現在)で、県内の自治体で最も多い。

 NPO法人「フロンティアとよはし」は毎週土曜日に、市内3カ所で日本語教室を開いている。ボランティア14人が講師を務める。

 市中心部の中野校区市民館の教室では、受講生が昨夏の2人から、現在は30人に急増した。市内の会社で働く山本エミリアさん(43)は昨年12月から通い始め、「社長から日本語を勉強するようにと言われた。日本に19年いて、こんなことは初めて」とため息をつく。

 同市多米中町の多米校区市民館の教室には約50人が通う。佐藤パルロ雅男さん(59)は派遣会社の寮に住み、1月に仕事を失ったため、妻の収入に頼る日々だ。「かつては寮に200家族いたのに、仕事がなくなってブラジルに帰った仲間が多く、今は50家族くらいに減った」と嘆いた。「今まで日本語を書く必要がなかった。時間のある今のうちに勉強し、せめて運転免許証を更新するための申請文書を日本語で書きたい」と話し、平仮名を書く練習をしている。

 ブラジル人はこれまで、職場で日本語能力を求められず、市内にはポルトガル語の通じる店が多いため、日本語を話さなくても生活できた。不況の影響を受け、経費削減の一環としてポルトガル語通訳を解雇する職場が増え、企業は採用条件に日本語の能力を求めるようになり、日本語を学ぶ必要性に迫られた。

 市国際交流協会は9日から、仕事のない外国人のため、緊急日本語講座(全12回)を開催している。受講料500円と安く、入門クラスは募集から数日で定員の30人を超えた。初日のオリエンテーションで、日本語講師が「日本人の雇用もひどい状態です。職場にはもう通訳がいない。日本語ができないと仕事はありません」と、厳しい現状を強調した。

 昨年12月から仕事がないブラジル人男性(52)は「漢字の名前は20%ぐらいしかわからない。もっと読めるようになりたい」と、厳しい表情で勉強していた。【中島幸男】