多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

異業種参入はまだまだ可能だ。自社で可能性を捨てない限り。

2018-10-22 19:43:42 | 四方山話
世の中のものごとに対して、なんとなく「こうだろう」という先入観や決めつけ、レッテル貼りなどがあるもので、そういうものがあれば、いちいち立ち止まって深く考え、判断しなければならないというメリット(つまり即時対応できるということ)はあるものの、どちらかというと誤解を招いたり、トラブルの原因となるといったデメリットの側面の方が強調される傾向が強い。
人に対するレッテル貼りは、直接的に「差別」の温床ということで、良識というか、分別というか、争いを好まない人は、そのあたりの地雷原は必ず避けて通る。
思索型のタイプであれば、ひとつひとつのことに対して、丹念に問いかけをしていくというケースもあるだろう。
ただ、最近では物事はものすごく単純化されて、ほとんど単語ベースで、しかも単語に1つの意味しか付与していない例が多く(レッテル貼りよりもはるかに極端だ)、ひとつの単語なり文章なり絵であり動作であり、いろんな物事に複数の意味を付与してきた世界でも類稀な日本語や日本文化をバックボーンとする人間としては、大変、残念な状況にあるともいえる。
そうは言っても一部のSNSでワーワー言っていたり、一部のメディアや一部の政治家などがワーワー言っているだけとも思えなくもない。そういうものは、ほとんど見ないので、「そういうこともあるんだろうな」と了解しているに過ぎない部分もある。正確な統計調査があれば、ぜひ教えてほしいと思う。

前置きが長くなった。
自分は自転車仲間と情報交換をしているのだけど、最近、「ワークマン」が自転車もそうだし、バイクに乗る人、ランナーや妊婦などにも支持されてきていると聞いた。
紹介された記事がこちら

東洋経済オンラインだ。

この記事によると、
「「(来客の)45%が女性で、45%がワークマンの店舗を初めて訪れる人」(同社の栗山清治社長)と、これまでワークマンと接点のなかった人が続々と訪れている。」
とのことだ。
そして、「屋外で作業をする人だけでなく、釣りや登山などをする人たちにも受け入れられ」、「レインジャケットや防寒ジャケットがバイクに乗る人に愛用されたり、「すべりにくい靴」が妊婦に話題になったり」しているそうだ。
実際に販売額も「アウトドア用の「フィールドコア」、スポーツ用の「ファインド-アウト」、雨用の「イージス」という3つのブランドの伸びは目覚ましい。3ブランドの売り上げは2017年3月期に30億円だったのが、前期は60億円に、今期は120億円と倍々ゲームの様相で増えて」いるそうなのだ。
そして、価格が他のスポーツメーカーと比べて低価格帯である理由として、「同社は目下、中国やベトナム、ミャンマーなどの工場で生産しているが、「一定の数が出る仕事があると、工場は工員さんにちゃんと給料が払えるし、とても安心。そのうえで、シーズン品が上乗せされても、それは別のお給料になる。工場が安心してやれるということは、値段の交渉もしやすい」」ということや、「作業服はいったんメーカーを決めたらリピートする確率が高いため、毎年一定の売り上げを見込みやすいという特性がある。しかも、過酷な環境などで連日使うことが多く、「気に入った作業服を2、3着買う人もいる」ため、大量に買われやすい。つまり、大量ロットで生産できるため価格を大きく抑えられるというわけだ」そうなのである。



まさに破竹の勢いだ。

申し訳ないが、「ワークマン」には足を踏み入れたこともないし、安い作業着を売っている店という程度の認識しかなく、商品についても、いわゆるホームセンターに陳列されているような外国人労働力を安く買い叩いたような粗悪品しかないのだろうと思っていた。勉強不足で申し訳ない。

最近(といっても、ほとんど気に留めていないので、1年前か3年前かもわからないが)、近所にワークマンの店舗ができたので、実際に商品を見てこようと思っている。
どのくらいのクオリティなのか、今からとても楽しみだ。

火葬難民ってなんだよ。

2018-10-03 21:37:54 | 少子高齢化
朝の通勤時、ロードバイクに乗っている通勤時間もそこそこ長いので、いろいろ考えるわけだ。いろいろだ。本当に。

例えば、自分の老い先のことはともかく、子どもたちが生きていく世界はどうなっていくんだろうか?みたいなことは、子を持つ親なら程度の差こそあれ、それなりに考えるんじゃないかな。
基本、楽観的な自分であっても、数直線上に現状から伸びる線を引いていくと、かなり先行き暗いよなぁと思ってしまう。
脱出する道もあるっちゃーあるんだけど、2011年3月以降の人の意識の変化のスピードを見ていると、ホントにダイジョブかなと思ってしまう。

都市部では保育園等の待機児童の問題が深刻だ。ネットではバズってるし、実際のところ、知人から聞く話も「それはないよな」と思うような現状だ。働き方がドーノコーノ言う前に、社会インフラが整っていない。中学生でもわかるようなことに、どうして対応できないのか、中学生当時から35年生きてきて、今なおわからない。政治家や行政にだけ責任を押し付けることはしたくないが、よほど先のことを考えたくない理由があるに違いないと思ってしまう。
待機児童も深刻だけど、三途の川はどうなってるのか。
三途の川も金次第とはいうものの、焼いてもらわなきゃしょうがない現実もある。
焼いてもらうまで待機なんつーことは、ないんだろうな。。。とか思って、近隣市町を見ると、生来死亡数や火葬回転数などから必要な炉の数まで検討している。実に頼もしい。この感じなら、自分もきちんと焼いてもらえそうだ。

射水市新斎場整備基本計画
http://www.city.imizu.toyama.jp/appupload/EDIT/058/058998.pdf

しかし、都市部では結構、大変そうで、こちらには「火葬難民が発生」とか「遺族への心情の配慮より運営効率優先となり火葬場が遺体処理場化へ」みたいな文言も並んでいる。ダイジョブか。

https://www.tama-100.or.jp/cmsfiles/contents/0000000/470/7.pdf

人によっては不快なことかもしれませんので、まぁ、水に流してくださいませ。

都民シンポジウム「防災×外国人」のご案内

2018-10-02 11:31:20 | 多文化共生


東京都で、都民シンポジウム「防災×外国人」が開催されます。

以下は、東京都の報道発表資料からの引用です。

-----ここから-----
東京は、その人口と同じ約1,300万人が毎年海外から訪れ、約54万人の外国の人々が暮らす、世界を代表するグローバル都市です。
災害から身を守るために、災害にどう備え、どう対応するのかは、国籍を問わず東京で暮らす全てのみなさんに、ぜひ日頃から考えていただきたいことです。
このシンポジウムでは、外国人の都民の方々が、自らを守り、助け合うために何が必要か、また、日本人の都民の皆さんが、異なる文化を持つ方々とともに、災害を乗り切るために何が必要かを、知事が専門家と議論します。日本人も外国人も、互いに思いやり、ともに支えあう東京の防災を一緒に考えてみませんか?

1 シンポジウムの内容

パネルディスカッション

3名のパネリストと小池都知事が、防災について熱く語ります!
出演者(敬称略)

高橋伸行(特定非営利活動法人多文化共生マネージャー全国協議会理事)
森浩生(森ビル株式会社取締副社長執行役員)
にしゃんた(タレント)

防災に役立つ展示コーナー

災害に備えるためのグッズや、東京都の防災の取組、東日本大震災に伴う東京都の支援の様子など、様々な展示を予定しています。

2 開催日時と場所

平成30年11月13日(火曜日)14時00分から15時30分まで
東京都庁第一本庁舎5階大会議場(所在地:東京都新宿区西新宿二丁目8番1号)

3 応募期間と方法

平成30年9月21日(金曜日)から平成30年10月23日(火曜日)まで
ファクス、ハガキ、ホームページにより、以下の事務局までご応募ください。

4 応募先・問い合わせ先

防災に関する都民シンポジウム運営事務局
住所
〒220-6218
横浜市西区みなとみらい2-3-5クイーンズタワーC18階(株)オフサイド内
電話
045-661-1415
ファクス
045-661-0604
専用ホームページ(外部サイトへリンク)

5 定員

400名(応募多数の場合は抽選) 参加費無料

6 言語

シンポジウムは日本語で行いますが、日英同時通訳を用意します。

7 注意事項
小学生以下は、保護者同伴でお願いします。
なお、生後6か月から小学校就学までのお子様は託児サービスをご利用いただけます。(要事前申し込み)
シンポジウム会場での写真撮影、ビデオ撮影は禁止します。

8 その他

詳細は、チラシ(PDF:979KB)をご覧ください。

問い合わせ先
総務局総務部企画計理課
電話 03-5388-2290

-----ここまで-----

応募多数の場合は抽選とのことですので、ご参加希望の方はお早めに!

PTA活動って。。。(わかりやすい資料づくり3)

2018-10-02 00:00:00 | 四方山話
妻は、子どもたちの通う中学校のPTA役員をしているのだけど、ときどき嘆きの声が聞こえてくる。
もちろん「役員やってらんない」といった後ろ向きな発言ではない。妻は決してアグレッシブではないが、基本的には前向きな生き方をしているのだ。
小学校のときもそうだったけど、PTAの役員の任期は1年なので、毎年、役員が入れ替わるため、過去の会議次第や説明用の資料等がそれぞれに引き継がれている。
そう、この引継ぎのファイルを見ているときに嘆きの声が漏れてくるのだ。
その原因は主に、

・資料のファイリングに規則性がなく、わかりにくい
・資料自体、わかりにくい

の2点に集約される。

この背景にはいろいろな要因が隠れているが、おそらく役員の賞味期限が1年限りということが最大の要因だろう。1回、我慢してやり過ごせばそれで終わり。複数回あったとしても、それが似たようなもの(例えば資源回収等)であればいちいち過去の資料を確認するまでもなくなってくるといったようなことだ。

また、とにかく自分の役回りだけ考えていればそれでいい(つまり、全体を眺める人、判断する人が不在で可)ということもある。

多少、デフォルメしてあるが、例えば、1枚目の画像のようなものだ。
左のベタ打ちのもの。PTAの役員には、各委員制が導入されており、それぞれの地区ごとに担当役員を貼り付けてあるというものだ。



こんなものを見せられるとオレも悲しくなってくる。

これでは妻の嘆きも聞こえてこようて。
各委員、3名で構成されていて、それぞれの地区が貼り付けられていることしかわからない。また、自分の地区から選出すべき担当委員を探そうと思っても、最初から最後まで読んでいかないとわからない。地区役員の数だけ同じこと(同じ労力や時間がかかること)をやらなければならないという、不親切な資料の典型的な例である。(身近な例でいうと、計算式が入っていない表計算のものだったり、文字のフォントサイズや配置がバラバラだったり、印刷の書式設定が定まっていないなどの様式をバラ撒くといった愚例だ。)

例題に戻る。簡単なことだが、誰かが一覧表にすれば済む話だ。
ということで、妻が作図したものが画像ファイルの右側(例)だ。

これを見れば、自分の地区からどの委員の役員を選任しなければならないのか、一目瞭然だ。また、どの委員を担当しなくてもいいのかが分かる。つまり、○印だけでなく、空欄も重要な情報というわけだ。

そして、ここにも少子高齢化の影響が及んできているのだ。

地区ごとに、何人、委員を選任するのか?ということは、子どもの人数で按分して決めてあるらしい。数年前であれば、特に不都合も感じなかったのだろうが、この例でいうと、「まみ地区」の子どもは現在1人だけであり、必然的にその親が毎年「厚生委員」を担当しなければならなくなってしまう。

じゃあ、どうしたらいいのか?

ということは、左の文字の羅列(わかりにくい例)からは、何の解決策のヒントも見えてこない。
これが図表化されていれば、委員の数が多過ぎるとか、地区割りを変更(例えば「まみ地区」をとなりの「やゆ地区」と合併してしまう)するということは、誰でもすぐに思いつく。全体が見えないと、何も判断できないということは、こういうことだ。

現在、24人の委員で受け持っている事業は、例えば10年前と比べて、どのくらい負担増になっているのか。子どもの数が減ってきているのであれば、PTA活動も圧縮していくべきではないのか?といった全体像も俯瞰できる。
本当に3人ずつ必要なのか、業務を洗いなおしてみてはどうか?など。

で、2枚目の画像はこれらを加味して、考える材料を入れ込んだ図表となっている。



子どもの数が約半分になっているのであれば、業務業も見直し、地区割り役員数も見直してみたらどうかという提案を示したものだ。
実際には、個別にグラフ化するなど、いくつかの指標を検討しながらの作業にはなるのだけど、1枚の画像で表現すると、このようになるというものだ。
対比がわかりやすくなるように、青が現在、オレンジが見直し後に統一してある。

ちなみに、エクセルでの一般的な作図は3枚目のとおり。