(以下、カナロコから転載)
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教育問題に理解を、外国にルーツ持つ子どもたちが伝統音楽など披露/川崎
2010年12月18日
ステージで民族楽器を演奏する子どもたち=川崎市高津区の高津市民館
ステージで民族楽器を演奏する子どもたち=川崎市高津区の高津市民館
外国にルーツを持つ子どもたちの教育問題への理解を楽しみながら深めようと、「多文化38件共生コンサート~外国につながりを持つ子どもの教育を考える~」が18日、川崎市高津区の高津市民館で開かれた。出演した約60人の子どもたちは、中国や朝鮮、ブラジルなど、各国の伝統音楽や踊りを披露した。
市民らでつくる実行委員会の主催で6回目。市内を中心に中国伝統音楽を勉強する同好会「敦煌楽(とんこうらく)音会」や同区の「南武朝鮮初級学校」、日系ブラジル人の市民団体「GRUPO ABC」など6団体が参加した。
子どもたちはステージ上で、中国の伝統楽器二胡の演奏や、朝鮮半島に伝わる民族舞踊、サッカー観戦を盛り上げるというブラジルならではの応援歌を披露し、会場からは温かい拍手が送られた。
演奏の合間には、教育現場で子どもたちが抱える悩みや問題も紹介された。実行委員長の中村ノーマンさん(51)は「日常会話はできても学習する上での言葉が理解できず、学校で苦労している子どもたちは多い。文化に触れるだけでなく、子どもたちが置かれている現状を知ってもらえたら」と話していた。
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教育問題に理解を、外国にルーツ持つ子どもたちが伝統音楽など披露/川崎
2010年12月18日
ステージで民族楽器を演奏する子どもたち=川崎市高津区の高津市民館
ステージで民族楽器を演奏する子どもたち=川崎市高津区の高津市民館
外国にルーツを持つ子どもたちの教育問題への理解を楽しみながら深めようと、「多文化38件共生コンサート~外国につながりを持つ子どもの教育を考える~」が18日、川崎市高津区の高津市民館で開かれた。出演した約60人の子どもたちは、中国や朝鮮、ブラジルなど、各国の伝統音楽や踊りを披露した。
市民らでつくる実行委員会の主催で6回目。市内を中心に中国伝統音楽を勉強する同好会「敦煌楽(とんこうらく)音会」や同区の「南武朝鮮初級学校」、日系ブラジル人の市民団体「GRUPO ABC」など6団体が参加した。
子どもたちはステージ上で、中国の伝統楽器二胡の演奏や、朝鮮半島に伝わる民族舞踊、サッカー観戦を盛り上げるというブラジルならではの応援歌を披露し、会場からは温かい拍手が送られた。
演奏の合間には、教育現場で子どもたちが抱える悩みや問題も紹介された。実行委員長の中村ノーマンさん(51)は「日常会話はできても学習する上での言葉が理解できず、学校で苦労している子どもたちは多い。文化に触れるだけでなく、子どもたちが置かれている現状を知ってもらえたら」と話していた。