(以下、中日新聞【岐阜】から転載)
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病状は「正しく伝えて」 大垣で医療通訳の研修会
2009年11月30日
医療通訳にありがちな失敗を寸劇で伝える講師ら=大垣市スイトピアセンターで
写真
ブラジル人患者と医師の間を取り持つ「医療通訳サポーター」の研修会が29日、大垣市スイトピアセンターで始まった。
県国際交流センターが主催。講義や模擬通訳など計3回の研修で、医療通訳の心得や技術を学んでもらおうと企画した。昨年の可児市に続き、2度目。
派遣会社や公共機関の通訳、ブラジル人学校の職員のほか、日本語の話せない知人に付き添い来院することが多い日系ブラジル人ら約70人が参加した。
初めに、大垣市民病院の近藤富雄副院長が「日本人医師から見た外国人患者」と題して講演。医師が不安に思っている言葉の壁や生活習慣の違い、上手な受診の仕方を話した。
その後、神奈川県で医療通訳の養成・派遣に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)MICかながわの岩本弥生さんが、実践で役立つコツを伝授。岩本さんは、自分の意見を混ぜずに伝える、個人情報を守るなどの十か条を挙げ「相手の命にかかわる。ゆっくりでも正しく伝えて」とアドバイス。寸劇を交えて失敗談も伝えた。
県国際交流センターによると、県内に医療通訳を置く病院は少なく、将来的に受講者を病院に派遣する仕組みも考えているという。
(小椋由紀子)
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病状は「正しく伝えて」 大垣で医療通訳の研修会
2009年11月30日
医療通訳にありがちな失敗を寸劇で伝える講師ら=大垣市スイトピアセンターで
写真
ブラジル人患者と医師の間を取り持つ「医療通訳サポーター」の研修会が29日、大垣市スイトピアセンターで始まった。
県国際交流センターが主催。講義や模擬通訳など計3回の研修で、医療通訳の心得や技術を学んでもらおうと企画した。昨年の可児市に続き、2度目。
派遣会社や公共機関の通訳、ブラジル人学校の職員のほか、日本語の話せない知人に付き添い来院することが多い日系ブラジル人ら約70人が参加した。
初めに、大垣市民病院の近藤富雄副院長が「日本人医師から見た外国人患者」と題して講演。医師が不安に思っている言葉の壁や生活習慣の違い、上手な受診の仕方を話した。
その後、神奈川県で医療通訳の養成・派遣に取り組む特定非営利活動法人(NPO法人)MICかながわの岩本弥生さんが、実践で役立つコツを伝授。岩本さんは、自分の意見を混ぜずに伝える、個人情報を守るなどの十か条を挙げ「相手の命にかかわる。ゆっくりでも正しく伝えて」とアドバイス。寸劇を交えて失敗談も伝えた。
県国際交流センターによると、県内に医療通訳を置く病院は少なく、将来的に受講者を病院に派遣する仕組みも考えているという。
(小椋由紀子)