(以下、毎日放送から転載)
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■外国人看護師の受け入れを考える
東南アジアなどから外国人の看護師を受け入れる制度が3年前から始まっていますが、こうした看護の国際化について考える公開講座が大阪で開かれました。
経済連携協定に基づいて日本が看護師候補者として外国人の受け入れを始めたのは2008年。
これまでにインドネシアとフィリピンからおよそ450人が来日し、病院で働きながら看護師国家試験の合格を目指して勉強しています。
研究者らが主催した公開講座では国のサポートが不足する中、受け入れ先となる医療機関が看護師候補者の日本語教育などに苦労した経験が報告されましたが、一方で、研究班の調査に対して多くの医療機関が「受け入れてよかった」と回答していることも紹介されました。
「日本の看護のあり方、看護師の働き方そのものも、これでいいのかどうか。インドネシア人やフィリピン人の看護師たちは私たちに教えてくれている」(九州大学大学院・平野裕子准教授)
しかし、日本の国家試験に3回で合格できなければ帰国させるという厳しいシステムについては、3回目の合格発表を来月末に控えた看護師候補者から不安の声が上がりました。
「今年、本当に合格したいんですね。自分自身、本当にがんばったと思いますけど、なかなか難しいと思います。もしダメだったら、どうするかなと悩みます」(3回目の合格発表を控えた、インドネシア人看護師候補者)
政府は、在留期間をもう1年延長する方向で検討していますが、どのような条件で外国人看護師を受け入れるべきか今後も議論になりそうです。
(02/27 18:38)
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■外国人看護師の受け入れを考える
東南アジアなどから外国人の看護師を受け入れる制度が3年前から始まっていますが、こうした看護の国際化について考える公開講座が大阪で開かれました。
経済連携協定に基づいて日本が看護師候補者として外国人の受け入れを始めたのは2008年。
これまでにインドネシアとフィリピンからおよそ450人が来日し、病院で働きながら看護師国家試験の合格を目指して勉強しています。
研究者らが主催した公開講座では国のサポートが不足する中、受け入れ先となる医療機関が看護師候補者の日本語教育などに苦労した経験が報告されましたが、一方で、研究班の調査に対して多くの医療機関が「受け入れてよかった」と回答していることも紹介されました。
「日本の看護のあり方、看護師の働き方そのものも、これでいいのかどうか。インドネシア人やフィリピン人の看護師たちは私たちに教えてくれている」(九州大学大学院・平野裕子准教授)
しかし、日本の国家試験に3回で合格できなければ帰国させるという厳しいシステムについては、3回目の合格発表を来月末に控えた看護師候補者から不安の声が上がりました。
「今年、本当に合格したいんですね。自分自身、本当にがんばったと思いますけど、なかなか難しいと思います。もしダメだったら、どうするかなと悩みます」(3回目の合格発表を控えた、インドネシア人看護師候補者)
政府は、在留期間をもう1年延長する方向で検討していますが、どのような条件で外国人看護師を受け入れるべきか今後も議論になりそうです。
(02/27 18:38)