異文化との共生へ理解 日本国際理解教育学会 富山大で研究大会開幕
2008年6月15日
異文化との共生について議論を交わしたパネリストら=富山市五福の富山大で
写真
射水の子ども支援など紹介
日本国際理解教育学会(東京都)の研究大会が十四日、富山市五福の富山大で始まり、自由研究の発表に過去最多の六十二題目が寄せられるなど、全国から集まった専門家や教員らが異文化との共生への理解を深めた。十五日まで。
初日はシンポジウムも行われ、帰国子女や外国人の教育経験を持つ大学教授ら四人がパネリストを務めた。財団法人とやま国際センター(富山市)の中村則明国際交流係長は、人口に占める外国人住民の割合が県内最多の射水市での取り組みを紹介した。
中村係長は「外国人の子どもが勉強しないのは怠けているのではなく、日本語の未熟さなど環境に問題がある」と指摘。同センターで昨年から始めた、学校外で子どもを支援する市民サポーター養成事業に触れ、「子どもたちを異文化交流の担い手と考え、市民や行政が連携して交流を深めていく必要がある」と訴えた。 (対比地貴浩)
2008年6月15日
異文化との共生について議論を交わしたパネリストら=富山市五福の富山大で
写真
射水の子ども支援など紹介
日本国際理解教育学会(東京都)の研究大会が十四日、富山市五福の富山大で始まり、自由研究の発表に過去最多の六十二題目が寄せられるなど、全国から集まった専門家や教員らが異文化との共生への理解を深めた。十五日まで。
初日はシンポジウムも行われ、帰国子女や外国人の教育経験を持つ大学教授ら四人がパネリストを務めた。財団法人とやま国際センター(富山市)の中村則明国際交流係長は、人口に占める外国人住民の割合が県内最多の射水市での取り組みを紹介した。
中村係長は「外国人の子どもが勉強しないのは怠けているのではなく、日本語の未熟さなど環境に問題がある」と指摘。同センターで昨年から始めた、学校外で子どもを支援する市民サポーター養成事業に触れ、「子どもたちを異文化交流の担い手と考え、市民や行政が連携して交流を深めていく必要がある」と訴えた。 (対比地貴浩)