多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

公民館主催でも地域に住む外国人との共生や防災について考えてますの例

2019-06-30 10:41:29 | 多文化共生
http://minato-cc.sakura.ne.jp/wp1/2019/07/02/%e5%a4%96%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%82%89%e3%81%8c%e5%8f%82%e5%8a%a0%e3%81%97%e3%81%a6%e5%a4%9a%e6%96%87%e5%8c%96%e9%98%b2%e7%81%bd%e7%a0%94%e4%bf%ae%e4%bc%9a%e3%81%8c%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%95%e3%82%8c/


こういう地域目線の防災講座って、あるようでなかなかないもので。
湊公民館さんの職員のみなさんの意識の高さに感心しました。


災害の教訓が生んだ使えるアプリのご紹介ページ

2019-06-25 12:00:00 | 多文化共生
引用元はこちら。

【画像で紹介】地震!津波!避難! 外国人に伝える「指さし会話集」

訪日観光客向けに作られた日本政府観光局(JNTO)のアプリ

さらに、、、
JNTOでは今年3月末に、コールセンター(050-3816-2787)での音声案内で、日本語、英語、中国語、韓国語で交通情報や空港情報、災害情報を伝える機能を整えました。24時間、365日対応しています。

かながわ国際交流財団が作っている「災害のときの便利ノート」
http://www.kifjp.org/news_tabunka/1897

日本人が支援で使えるツールとして、、、
多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra」

岐阜市の「災害時用の外国語指さし会話集」
http://www.city.gifu.lg.jp/secure/29980/301dokuhon_foreignlanguage.pdf

「旅の指さし会話帳」を作っている、情報センター出版局は、「災害時の支援用指さしシート」を無料公開しています。

富山ネタがあまりに少ないのでちょっと過去記事を掲載してみる【五衛門】

2019-06-21 19:12:51 | 富山ネタ


今日はガチンコだ。


いつもは写真を眺めながらダラダラとニヤニヤ書いているだけだが、たまには書きたいことや書こうと思うテーマを定めて書くことがある。


えっ!


いつも何も考えないで、あんなにダラダラ長い文章を書いているのか?と思う人も少なからずいるみたいだけど、何も考えてないから駄文は続くよいつまでもGo!Go!ってな感じなわけだ。
なので、自分の場合、書きたいテーマが最初にあって、それを書いていく人を尊敬する。スゲーなと思う。
自分にはできないことだから。


さて。
蕎麦もそうだが、ラーメン店でもたまに激しくむせているというか、咳き込んでいる人を見かけることがある。
これは人類の生物学的な構造上のモンダイなのダガ、ネギが気道に入りそうになって咳き込む(つまり気道から出そうとする)状態だったりする。
日本人にはススリ込む文化が根付いているので、ぞぞぞぞぞーっと麺がジェットコースターのように滑り込んでいくと、シートベルトをしていない麺以外の固形物(多くの場合、ネギ)が気道へと振り切られる形になるわけだ。
オレくらいの麺類大魔王になると、なんつーか、食道がガバッと開いてすべてを吸い込むブラックホールのような状態になるわけだが、ここに至るまでは長い格闘の歴史が必要だ。かくいうオレも、ノーズホールからネギが飛び出したことはないではない。輪廻転生、再びネギが現世に蘇ったようなものダヨ。


しかし、賢明な読者はここで気付くはずだ!
そう、咀嚼というものがある。
咀嚼により消化酵素アミラーゼが分泌され、でんぶんを分解するのだ。栄養摂取にあたり、大切な活動なわけだ、咀嚼とは。


テメー!咀嚼しとらんのか!


す・スマヌ!
もすかすたら、、、はい。ほぼ丸のみデス。
それでいいんかーい(怒)


ハァハァ。
なにを書いているのかわからなくなってきた。。。


とにかくネギだ。
ちがった。気道に入ると困るという話だ。
まれに風邪気味とか体調不良だと(トシのせいかもしれないが)、激しくスプラッシュマウンテンのようになりそうで、ススリ込むことができないというか、静々と遠慮しがちにススリ込むことがある。麺を食ってる感じがしない。
うーむ。
歳を取っていくと、気道が細くなったりなんやらで、ガッツリ丸飲み状態は維持できなくなるようでもある。そりゃそーだろー。


と、考えていると、自分の人生の幕引きのタイミングは、ロードバイクに乗れなくなったときなのか、ラーメンを食べられなくなったときなのか、それが蕎麦なのか味噌汁なのか。
小便や大便ができなくても食えるうちは生きていくのか、糞尿まき散らしても食いたいうちは生きながらえていくのかなどと考えてしまうわけだ。
もしかしたら、食うだけなら食えるかもしれないが、果たしてそこに喜びが伴っているものなのか。くぅーーー。(遠い目)


透明なスープだ。
旨味は多いが甘味が少ないので個人的には口当たりがいい。
チャーシュー3枚は少しばかり多い。ネギはこのくらいあってもいい。
こういうバランスがいいなと思うことも、年齢とともに変化していく。こりゃ食えん、みたいな。


だからこそだ。
麺はこういうのがいいとか、スープはどうとか。
やれ美味しくないと感じているなら、誰でも美味しく感じられるものがいいダロとか、感じ方を変えろだとか個人やその周辺へと問題が押しやられて行く。
それでいいのか?
そもそものベースラインである丼ぶり自体が沈んでいるのではないか。ダイジョブか?麺類、食っていいのか?みたいな。


災害復興のニュースに出てくる子どもたちを見ていると、なんだか涙が出てくるぜ。
本当に申し訳ない世の中でスマンと。


むぅー。結局、テーマが何だったのか、よくわからないままに終わってしまう。
こんなもんだ。スマヌ。
テーマを決めて書くんじゃなかったんかーい!


在留外国人に特化した求人掲載サービスが開始されたらしい。。。

2019-06-21 00:00:00 | 多文化共生
ネタ元はこちら。
https://www.jiji.com/jc/article?k=000000029.000015950&g=prt

2019年4月に新たに創設された特定技能の在留資格者に対して、在留資格者側の「求人情報を探すのが難しい」という面と、企業側の「求職者を探すのが難しい」という両面にある悩みを解消しようというものらしい。

その特徴として、次の4点が掲げられている。
1.日本に住む外国人10万人以上へアプローチ可能
2.特定技能ビザ対象の求人情報、求職者が探しやすい
3.求職者の特定技能ビザ取得をサポート
4.自己紹介動画で応募者を確認できる

とのこと。

すでに何度か書いているので、ほぼ自明と思うが、特定技能は14業種に限定されており、とりあえずは「どの業種に就職するか」ということは決まっている。試験もあるしね。
しかし、例えば建設業で働こうと思って来日して、どこの企業に就職するのか当てのない人っているのだろうか?
とか考えると、むしろ転職する際に利用するサイトになるのかもしれない。
とはいっても、どこのどんな企業かわからないけど転職してみようとか思うんだろうか。知人(たぶん同国人)の紹介でもあれば、まだしも、ネットで「よし!応募するぞ!」みたいになるのかな?

何も情報がないよりもマシかもしれないけどね。

社会保障制度をどのように整えるのかについて

2019-06-14 00:00:00 | 多文化共生
とりあえず、転載記事です。

----ここから----
韓国に半年以上滞在の外国人 来月から健康保険加入義務化=留学生は減免

2019年6月13日 11時46分 聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国健康保険公団は13日、7月16日から国内に半年以上滞在する外国人(在外国民を含む)に健康保険の加入を義務付ける制度を施行すると発表した。

 これにより、6カ月以上国内に滞在する全ての外国人は必ず健康保険に加入し、毎月最低11万3050ウォン(約1万400円)の保険料を納付することになる。韓国の大学に留学したり、結婚移民として入国したりした外国人は、基本的に韓国入国後すぐに健康保険に加入しなければならない。

 外国人とは韓国系外国人を含む外国国籍を持つ人、在外国民とは海外に住みながら韓国国籍を維持する韓国人を指す。

 これまで外国人は職場加入者を除き、地域健康保険に加入するかどうかを必要に応じて選択することができた。このような任意規定により、外国人が高額な治療が必要な時だけ健康保険に加入して少ない保険料で治療を受けた後に帰国する事例が発生し、問題になっていた。

 健康保険公団は、今回の措置により約40万人の外国人が地域加入者として新たに加入するとみている。

 同公団は、今年1月から外国人の地域加入者世帯の保険料を所得・財産などによって策定し、算定された金額が前年度の健康保険加入者全体(地域加入者と職場加入者を含む)の平均保険料より少なければ平均保険料以上を納付するよう保険料の規定を変更した。

 これを受け、同公団は外国人地域加入者の今年の保険料を11万3050ウォン以上(長期療養保険料を含む)と定めた。

 これまで外国人地域加入者は韓国での所得や財産がないか把握が困難なため、健康保険料の納付額が相対的に少ないという問題があった。以前は外国人地域加入者は健康保険地域加入者の平均保険料のみ負担してきた。

 健康保険公団はこれにより、年間で3000億ウォン以上の健康保険料収入を新たに確保でき、財政安定につながると見込んでいる。

 一方、同公団は留学生の場合、所得や財産の有無などを考慮して健康保険料を最大50%減免する。従って、外国人留学生は7月から月5万6530ウォン程度の健康保険料を支払うことになる。

 しかし、これまでよりはるかに高い保険料を負担しなければならないため、外国人留学生の間では不満と反発の声が高まっている。 

 現在国内に滞在中の外国人留学生は14万人ほどで、このうち約2万6000人のみが健康保険に加入。それ以外はほとんどが学校を通じて民間保険に団体加入し、月1万ウォン前後の保険料を支払っている。

 新たに地域加入者となった外国人が保険料を滞納した場合、病院などで保険診療を受けられないだけでなく、ビザの延長を申請する際に滞在許可が制限されるなどの処分を受ける可能性があるため、注意が必要だ。

 外国人の健康保険加入に関しては電話1577―1000(外国語サービスは短縮番号7番)や033―811―2000で、外国語(英語、中国語、ベトナム語)での相談を受け付けている。

 今回の措置に先立ち、当局は外国人に対する健康保険資格管理を強化してきた。

 2018年12月18日以降に韓国に入国した外国人と在外国民から、健康保険に地域加入者として加入した場合に保険が適用される最短滞在期間を既存の3カ月から6カ月に拡大した。また、入国してから6カ月以内に連続30日以上国外に滞在した場合は、再入国日から再び6カ月が経過するまで健康保険に加入できないようにした。

 加入後に連続で30日以上出国した場合は、健康保険の地域加入者の資格が剥奪される。
---ここまで----

うーむ、義務って。。。

諸外国の多文化主義や多文化共生施策と比較することから何がわかるのかって話なんだけど

2019-06-13 00:00:00 | 多文化共生
外国人の受入や移民政策の話になると、必ずといっていいほど諸外国での多文化主義や多文化施策はどうなっているのかという話になる。
そして多くの記事や論文、著書では「諸外国では失敗している」ゆえに「日本でも失敗する」といった短絡的な論調でまとめられている。

今回、ご紹介するのはForbesの記事で、「寛容な多文化主義政策が頓挫した国、オランダで何が起きたのか」というもの。
引用元はこちら。
https://forbesjapan.com/articles/detail/27574

まず、出だしからこうはじまる。
「欧米の多文化主義政策は、なぜ行き詰まってしまったのか。そして、「多文化共生社会2.0」時代に突入しようとしている日本は多文化先進国から何を学ぶべきなのか。第1回の記事では欧米の多文化共生政策の失敗を概観したが、今回はいち早く多文化主義政策を導入し、そして頓挫してしまった「自由の国」オランダの例を見てみよう。」

そして、著者は多文化主義の定義を「社会の文化・宗教の多様性を尊重し、マイノリティに自由と平等を保障しつつ、かれらの社会・経済統合を促す政策」としている。

ちなみに、オランダの多文化主義政策がいかに進んでいるかという点については、「移民のための市民権指標」(ICRI)では、オランダはスウェーデンに次いで第2位である(2013年現在)。多文化政策のお手本と言われるカナダやニュージーランドよりもずっと評価が高い」としている。
それゆえに、オランダでの頓挫に学ぶ点が多くあるという論旨になっている。

多文化主義政策が進んでいると紹介しながらも、行き過ぎていっるのではないかということで、いくつかの事例も紹介している。
「第二次大戦のホロコーストではポーランドに次いで多数の犠牲者を生んだオランダ。戦後は、宗教・文化・性的指向のマイノリティの権利や尊厳を重視し、高度にリベラルな社会政治制度づくりに注力した」、「インドネシアや南米スリナムの旧植民地からの移住者や、モロッコやトルコからの出稼ぎ移民と家族を国家の一員として受け入れ、かれらの文化・宗教の自由を保護し、オランダ人と同等に公共サービスや福祉を与えてきた」、「ヒンズー教やイスラム教系宗教学校など、マイノリティたちによる言語や文化の民族教育は国が全額補助した」、「国営放送のテレビやラジオの放送時間の20%は民族マイノリティ向けの番組に充てることが法律で義務づけられた」、「民族コミュニティ内の「自治」を認め、国は一切干渉しないこととした」云々。
後半に行けばいくほど、それはいかがなものか?という疑問が出てくるだろう。
もちろん、そんな構成で文章を作成しているのだから。

そして、こう続く。
「理想像に近いインクルーシブな多文化主義システムを作り上げたオランダだったが、現実には、移民の社会統合は進まず、オランダ人との間にできた溝は埋まらなかった。
1999年から2004年の間の平均では、15歳〜64歳の生産年齢人口の移民(EU加盟国は除く)の就業率は58パーセント弱、オランダ人の就業率より2割以上低い。1973年のオイルショックや2008年のリーマンショックなど不景気のたびに移民の失業率は跳ね上がったが、とくに2世の若者層の失業は高いレベルで推移している。
移民の多くは、以下に述べるようなエスニック地区で育ったため、オランダ語が話せず、国の文化やしきたりにも疎く、低学歴・低スキルというハンディキャップを負っている。かれらのような「落ちこぼれ」を大量に出した責任は、多様性(ダイバーシティ)を尊重するあまり、マイノリティの融合をないがしろにしてきた政府にあるというのがもっぱらの意見だ。」
「寛容もここまで度を越すと福祉に依存する移民が増え続け、福祉をお目当てに移住してくる外国人が増え、国の福祉行政が破綻するのではないか」と、オランダ国民は眉をひそめているという。

自分はかれこれ10年以上、多文化の世界に慣れ親しんでいるが、果たして諸外国の状況を踏まえて、「これだから多文化主義は失敗する」みたいな言い方が成り立つのか甚だ疑問に思っている。
確かに日本の多文化共生は遅れている。外国人の人権は十分に保護されているとはいえないし、日本語教育はいまだにボランティア任せで、子どもの教育も放置され続けているといっていいだろう。
どちらかというと、スタートラインにすら立っていないとも言えるかもしれない。スタートラインにすら立っていない者と、50mや100mも先を走っている者と比較することなのか。多くの人は100m競争のように物事を単純化し、50m先には、こういう事態が待ち受けている。100mも進むとこうなってしまう。だから100m走はしない方がいいと考えているのかもしれない。
しかし、ごく個人的には同じ競技だとは思っていないし、ルールも同じだと思ってもいない。近代社会の法制度は似たようなところは多くあるかもしれない。だからといって、日本における多文化共生が諸外国と比較可能と断ずることができるのだろうか。
少し立ち止まって考えてみれば、日本という国の特異性、日本人という特異性、日本語の特異性。そういうものが横たわっていることに気づくのではないか。
ただ、多くの人にとって、それは当たり前すぎて、そして空気のようにそこに満ちており、実感することも叶わないことなのかもしれないが。

富山ネタがあまりに少ないのでちょっと過去記事を掲載してみる【神通町田村】

2019-06-06 00:00:00 | 富山ネタ
facebookにはいろいろ書いてはいるのダガ、あまりに個人的ネタが多すぎるので、公開していないものがほとんどだ。
しかし、このブログには富山ネタがあまりに少ないので、今後、少し増やしていこうかなと思いつつ、過去記事で差し支えないものがあれば、掲載してもいいかなとも思いつつ、とりあえずは掲載してみることにする。

以下、2016年5月31日の記事だ。

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風薫る5月の最終日の晴れ間の中、ごく個人的な、けれども自分にとっては確固たる目的地へと自転車を走らせるのは爽快だ。

店内はほどよく混雑しており、空いている数席分が自分のためだけに残されているように感じられる。カウンターの椅子を引いたところで、店員さんに背中から声をかけられる。
「柴垣さん、いいタイミングです。(月替わり蕎麦の)信州もあります」。
肩越しに店内を見渡すと、食事を終えて談笑している人、今まさに食事中の人がほとんどであり、厨房内ではすぐにでも注文を受けることができる状態という意味だと理解する。
厨房から、代わる代わる「いらっしゃい」「いらっしゃいませ」と出迎えを受ける。ここには確かに自分の居場所があるのだと感じる。人には何かに参加しているという一面と、何かに帰属しているという一面が対を為して、バランスを保っている状態が好ましいのではないかと思っている。前を向いて進んでいくのだけど、その背中側にはそれを支える何かがある。言い換えるなら、何かに取り組み、参画している一方で、帰属意識がその支えになっているというような。

例えば、働きづめの会社人間といわれるような中高年の男性が、あるとき何かの拍子で仕事が変わったり、それを失ったとき、とたんに元気がなくなることは今さら自分がいうまでもないことだけど、その対処法として、仕事を見つけるとか仕事を与える若しくは仕事を作り出すという方法が一般的に採られることが多い。
だけども、それでは物事の一面のみを捉えた対処法であり、一時的に好転したとしても、それだけでは長続きはしないのではないかと思っている。それは、その男性が、会社組織や経済システムに帰属しているからに他ならない。すなわち帰属意識が失われたところに、仕事だけが存在しても長続きはしないということだ。
仮にこう考えてみると、よくわかるのではないかと思う。
ある人が、ある種の信仰的な信条により、会社勤めをしていたとする。その人が何かの拍子で仕事を失ったとしても、その信仰的な信条を達成すべき代替的な活動がそこにあれば、元気を失うということはないだろう。要するに帰属意識が失われなければ、再起することは比較的容易なのではないかと思うのだ。もちろん比較的ということに過ぎないのだけど。
そして、仕事に倦むことなく怠らず取り組むということも、職人的気質として、失ってはならない人の性質のひとつだというも間違いがないところだと思っている。

自分は便宜的に「帰属意識」という言葉を用いているけれど、人によって物事の捉え方がさまざまであるように、いろいろな呼ばれ方がある。絆という人もいれば、同じようなニュアンスで、つながり、ネットワークと捉えている人もいる。社会的責任や道義的責任、役割、いきがい、信念、使命感などいろいろだ。どんな言葉でもよいのだけど、自分が研修時に用いる言葉としては、「帰属意識」がもっとも研修内容にフィットしているだけのことだ。ただそれだけの理由で使っている言葉なので、「帰属意識」といわれても、ピンとこない人もきっとたくさんいると思う。

そういうわけで、お店を出ようとしたときに、またも背中から声をかけられた。今日は背中から声をかけられる日なのだなと思いながら振り返ると、そこには柔和な笑顔を湛えた懐かしい御婦人の姿があり、かなり驚いた。なぜなら、もう7、8年前ほど前のことになると思うのだけど、彼女こそ「柴垣さんにとって、多文化共生はミッションなのですか」と問うたその人だったからだ。
他愛のない話をしながら、心の中では、しっかりと、こう答えていた。「あなたの仰ったことはよく覚えています。相も変わらず今でも多文化共生は自分の大切なミッションのひとつです。もちろん、ごく個人的なことであることにも変わりありません」と。

制度はまだはじまったばかりとはいうものの

2019-06-05 00:00:00 | 多文化共生
さて、特定技能の技能試験が徐々に始まってきている。
報道によると、、、
外食業で347人合格(毎日新聞2019/05/21)
介護で84人合格(日本経済新聞2019/05/24)
宿泊業で280人合格(朝日新聞2019/05/25)

これがどのくらいのインパクトのある数字なのか、いまひとつわかりにくいので、国が今後、5年間で34万5千人を受け入れるといっている数値と比べてみよう。

国では14分野でそれぞれ人数を算出しているので、それぞれの分野ごとの受入人数を並べてみると、、、

外食業 53,000人
介護  60,000人
宿泊業 22,000人

これを5年で割ってみると、1年間の受入人数の目安がわかる。

外食業 10,600人
介護  12,000人
宿泊業  4,400人 となるので、その達成率は

外食業 3.27%
介護  0.70%
宿泊業 6.36%

うーむ、これはいったい何を意味するのか。