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栃木の自治体緊急雇用、安い・短期などで定員割れ続出

2009-01-26 10:08:55 | 多文化共生
(以下、読売新聞から転載)
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栃木の自治体緊急雇用、安い・短期などで定員割れ続出
特集 大揺れ雇用

 経済情勢が悪化する中、栃木県や市町が失職者らを臨時職員に採用する緊急雇用対策で、応募が少なかったり、採用に至らなかったりするケースが相次いでいる。

 失職者の希望よりも給与が低い、雇用期間が短いといった理由や、募集職種についても希望とかみ合わないミスマッチがあるようだ。

 「就職活動をしながらでも働けるのでありがたい」。小山市立博物館で事務手伝いをしている男性(32)は昨年末まで大手自動車関連企業で期間従業員として働いていた。市の臨時職員に採用されて当面の収入源を確保でき、「一安心している」と話す。

 同市臨時職員の時給は730~780円で、勤務日は1か月あたり14日以内。男性は、休日を使って就職先を探すという。市は3月末までに、延べ190人を臨時採用する計画だ。

 だが、20日現在で、採用が決まったのは、この男性を含めわずか9人。同市商業観光課では「より高給のアルバイトや、失業給付金をもらいながら就職活動することを選ぶ人も多いのではないか」と分析している。

 佐野市では、15人程度を募集したところ、22日までに5人が内定。募集職種のほとんどはパソコン入力などの事務作業だが、パソコンが使えない人や、漢字が読めない外国人の応募も多く、そうしたケースは公園の整備などに回ってもらった。「各部局に募集職種を挙げてもらったが、当初の想定と現実にズレがあった」(人事課)という。

 県は、事務作業や公園整備など、3月末まで延べ262人を募集している。勤務期間は1週間~1か月程度で、日給は5810~9190円。22日現在、すでに働き出した人も含め75人の採用が決まっている。このうち、優先的に採用するとした昨年10月以降の会社都合による離職者は33人。県労働政策課は「周知不足だったかもしれない。ただ、問い合わせは徐々に増えてきている」としている。

 ◆回転寿司は好評◆

 一方、昨年末から最大100人の臨時採用を始めた回転寿司大手の「元気寿司」(宇都宮市)では、22日現在、約30人の応募があった。すでに7人が内定し、2月上旬には入社式が行われる。自動車などの製造業で派遣社員として働いていた人が多く、九州、東海地方からの応募もあるという。

 1月に入ってからは、毎日のように問い合わせがあるといい、担当者は「慢性的に人不足だったので、大きなチャンスが巡ってきた」。
(2009年1月26日08時02分 読売新聞

ペルー人失職者に生活相談会

2009-01-26 10:08:31 | 多文化共生
(以下、読売新聞【愛知】から転載)
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ペルー人失職者に生活相談会
豊川で開催

 不況により解雇されるなどした日系ペルー人を対象にした雇用生活緊急相談会が25日、豊川市西豊町の豊川公民館で開かれた。昨年2月に名古屋に開設されたペルー総領事館が名古屋で外国人定住支援の民間活動団体(NGO)と弁護士の協力で初めて開催した。

 この日は同市や豊橋、名古屋市などから約30人が集まり、「解雇された場合、雇用保険をどこで請求すればいいのか」などの質問が出された。名古屋市の坪井陽典弁護士は「解雇される場合、その理由を紙に書いてもらうことやその場ですぐに承諾のサインをしないことが大切」などとアドバイスしていた。同総領事館のルイス・カナレス総領事は「今後、各地で緊急相談会を開き、日本で困っているペルー人の力になりたい」と話していた。
(2009年1月26日 読売新聞)

短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章

2009-01-26 10:08:06 | 多文化共生
(以下、徳島新聞から転載)
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短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章 2009/1/25 10:41

短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章 藍住町国際交流協会が、県内在住の外国人らを対象に開いている日本語教室で、身近な人への思いをつづった「三行メッセージ」の創作を取り入れている。短文作りを通して日本語の力を高めてもらおう、との狙い。来年度、外国人らを対象にコンクールも開く予定で、現在、作品を募集している。

 三行メッセージは、誰かに伝えたい思いや気持ちを、日本語の文章三行で表現する。文字数は三字から五十文字までで、内容は自由。毎週木曜日に町福祉センターで開いている日本語教室で、中国人や日本国籍を取得して間もない人ら約十人が創作に取り組んでいる。

 ある受講生は「愛(いと)しい子 お前の未来のため 日本で仕事を頑張っている」とつづった。作品には、母国に残してきた家族や亡くなった親にあてたメッセージが多く、楽しみながら学べる、と好評だ。言葉の使い方や文法が間違っていれば、講師を務める会員が手直しする。

 協会は昨年、日本語教室に俳句作りを取り入れた。熱心に取り組む人が多く、日本語のレベルが上がってきたため、今年は俳句より長い三行メッセージを作ってもらうことにした。

 中国出身で、三年前に日本国籍を取得した文越(よしごえ)陽子さん(42)は「日本語で文章を作るのはまだ苦手なので、良い勉強になる。もっとたくさん作りたい」と話している。

 三行メッセージコンクールの応募は四月末まで。会員が審査し、受賞作を表彰する。問い合わせは協会事務局<電088(692)9951>。
【写真説明】日本語教室で創作した3行メッセージを発表し合う外国人ら=藍住町福祉センター

緊急雇用対策ミスマッチ

2009-01-26 10:07:37 | 多文化共生
(以下、読売新聞【群馬】から転載)
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緊急雇用対策ミスマッチ 
◎雇用期間短い ◎給与低い・・・採用募集枠の1割

 雇用情勢の悪化に伴い、県などが緊急雇用対策として臨時職員を募集しているが、県と7市町の募集枠計341人に対し、23日までに採用されたのは約1割の36人にとどまっていることが、読売新聞前橋支局の調べでわかった。前橋市や高崎市では採用者がゼロだったのに対し、20人を募集していた太田市が11人を採用するなど、地域間のバラツキも目立つ。担当者によると「雇用期間が短い」「給与が低い」「パソコンの知識が足りない」などの理由で契約に至らない「ミスマッチ」のケースも少なくないようだ。県が23日に募集条件を緩和するなど、採用者を増やそうとする動きも出てきた。

 55人の外国人枠を含む200人の臨時職員を募集している県には、20日までに42件の応募があり、8人の外国人を含む15人が採用された。だが、ハローワークなどへの問い合わせはあるものの、「昨年10月以降の離職」や「企業への半年以上の継続勤務」などの条件が合わないケースが多いことがわかり、県は「県内居住者で、雇用契約期間の満了や企業などの人員削減で離職を余儀なくされた人、または予定の人」なら応募できることにした。

 12市の中では、前橋、高崎、安中、太田、館林、富岡、桐生の7市が雇用悪化を受け、解雇者を対象に臨時職員を先月から今月にかけて募集しているが、採用に至ったのは5市の計21人にとどまっている。

 採用者がまだいない前橋市は先月25日、募集枠を設けずに臨時職員を募集すると発表した。商工労働課によると、今月初め、製造業に勤めていた50歳代の男性と警備員だった60歳代の男性から問い合わせがあったが、いずれも「期間(2か月)が短い」「事務作業は難しい」との理由で契約には至らなかったという。

 富岡市は枠(15人)に対し採用は3人。三沢勝・職員課長は「雇用期間が2、3か月と短期だったため、主婦や退職者からの応募しかなく、長期の雇用を望む失業者の希望とずれが生じた」と話す。

 一方、枠の半数以上を採用したことになる太田市では、採用された人たちがすでに事務補助や労務などの仕事に就いているという。人事課の担当者は「事務補助より、現場で働く労務の希望者が多い。市の産業の中心が製造業であることが背景にあるのではないか」としている。

 ところが、日系ブラジル人など外国人労働者が多い隣の大泉町は、10人の枠を設けたが、採用が決まったのはゼロ。経済課の担当者は「応募のほとんどが外国人だったが、思っていた以上に日本語ができず、意思の疎通に難がある。月給が約12万円と低く、条件面でも魅力が乏しいようだ」としている。

 一方、離職に伴い寮を追い出されたり、家賃が払えなくなったりして退去した人のために、県と、前橋、高崎、安中、太田、藤岡、桐生、みどり、沼田の8市は県・市営住宅などへの優先入居を進めているが、県と8市の募集枠198戸に対し、入居(予定を含む)したのは、24・2%に当たる48戸にとどまっていることもわかった。

 県営住宅4団地(計101戸)には今月23日までに38件の申し込みがあり、19件が入居した。県住宅供給公社によると、鳥山団地(太田市)が13件と最も多く、自動車関連会社を離職した人の申し込みが33件と多かったという。

 市営住宅に入居(予定を含む)が決まったのは、高崎、安中、太田、桐生、みどりの5市の計10件(募集枠は計70戸)だった。

 太田市は20戸を募集したところ、3件の申し込みがあり、手続きが済み次第、入居が始まるという。市住宅課は「いずれも解雇と同時に社員寮や借り上げ住宅の退去を余儀なくされた元派遣社員が申し込んだ。不況の長期化とともに申し込みは増えそうだ」としている。

 前橋、藤岡、沼田市では入居者がいなかった。
(2009年1月25日 読売新聞)

ニートの自立支援へ報告会

2009-01-26 10:07:06 | 多文化共生
(以下、東日新聞から転載)
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ニートの自立支援へ報告会

出席者に取り組み事例を報告する外国人就労支援センターのメンバー
 ニート(若年無業者)やひきこもりといわれる若者の自立や就労支援を考える「豊橋市における青少年の自立・就労支援の現状と課題」報告会が24日、豊橋市役所であり、NPO法人などの支援グループが取り組み事例を発表。市民ら約150人が参加した。

 NPO法人・外国人就労支援センターは、在日外国人労働者の子どもたちの就職事情について問題提起。

 豊橋市の場合、外国人の多くが団地(県・市営住宅)に住み、親や周りの大人が工場で働いていているため、彼らの子弟は、将来の仕事を工場労働以外に想像できないでいると説明。また十分な教育が受けられないケースがあるため、学業に興味が持てない子がいることも指摘された。

 この結果、学歴がなく、職業選択の幅が狭まってしまう現状を問題にあげた。「日本人とは、社会へ出る(就職する)スタートラインが違う」。これに対応するため、青少年への就労支援(ジョブトレーニング)を行い、将来像が描けるようにすることが大切だと強調した。

 「おやじのいる会」の加藤満博会長は、勤務先で、ひきこもりの若者やフリースクールの生徒たちをアルバイトとして受け入れて、就労経験をさせ、社会とのつながりを持たせる取り組みを報告した。

 会のまとめに、小中高校でのキャリア教育の必要性、さまざまな団体がネットワークを構築して若者の自立支援できる体制の確立などが求められた。