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ミニ新聞で生活情報 富山日伯交流友の会、失職ブラジル人支援

2009-01-25 18:16:59 | 多文化共生
(以下、北日本新聞から転載)
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ミニ新聞で生活情報 富山日伯交流友の会、失職ブラジル人支援

2009年01月25日 15:00
ミニ新聞で生活情報 富山日伯交流友の会、失職ブラジル人支援

失業したブラジル人の支援について話し合った「富山日伯交流友の会」の会合=高岡市駅南

 派遣切りで職を失ったブラジル人を支援しようと、高岡市内の有志でつくる「富山日伯交流友の会」(木口実代表)は、健康保険や雇用保険などの手続きの仕方をポルトガル語でまとめたミニ新聞を二月十日をめどに発行することにした。二十四日、同市駅南の市東部公民館で開いた会合で決め、会員が掲載内容について話し合った。

 一回当たり三千部を上限に、月二回の継続発行を目指す。保険手続きに加え、「契約書の内容を確かめて署名すること」など、雇用契約をめぐるトラブルを防ぐためのアドバイスなども盛り込む。高岡市役所(同市広小路)、ハローワーク高岡(同市向野町)、ブラジル料理店「コラソン・ド・ブラジル」(同市駅南)の三カ所で配布する。

 この日の会合には、会員十五人が出席。情報収集や翻訳といった役割分担も決めた。県内の失業したブラジル人について「親族や友人を頼って何とか食いつないでいる」「(派遣切りは)災害と呼べる事態。緊急の対策が必要」などという窮状も指摘された。会員は危機感を共有し、今後も支援に努めていくことを確認した。

 同会は、昨年八月に高岡市で開かれた「ブラジル移民百周年記念祭EM高岡」の実行委員が中心となって発足。ブラジル人支援組織「在富山日系ブラジル人会」(ガレラ・マルセロ代表)と連携し、ブラジル人をサポートしている。

 仕事とともに住居を失ったブラジル人が一時的に住める空き部屋を無償で提供する人や事業所の募集も行っている。問い合わせは高岡市国際交流協会内の同会事務局、電話0766(27)1856、またはブラジル料理店「コラソン・ド・ブラジル」、電話0766(24)3501。