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ニートの自立支援へ報告会

2009-01-26 10:07:06 | 多文化共生
(以下、東日新聞から転載)
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ニートの自立支援へ報告会

出席者に取り組み事例を報告する外国人就労支援センターのメンバー
 ニート(若年無業者)やひきこもりといわれる若者の自立や就労支援を考える「豊橋市における青少年の自立・就労支援の現状と課題」報告会が24日、豊橋市役所であり、NPO法人などの支援グループが取り組み事例を発表。市民ら約150人が参加した。

 NPO法人・外国人就労支援センターは、在日外国人労働者の子どもたちの就職事情について問題提起。

 豊橋市の場合、外国人の多くが団地(県・市営住宅)に住み、親や周りの大人が工場で働いていているため、彼らの子弟は、将来の仕事を工場労働以外に想像できないでいると説明。また十分な教育が受けられないケースがあるため、学業に興味が持てない子がいることも指摘された。

 この結果、学歴がなく、職業選択の幅が狭まってしまう現状を問題にあげた。「日本人とは、社会へ出る(就職する)スタートラインが違う」。これに対応するため、青少年への就労支援(ジョブトレーニング)を行い、将来像が描けるようにすることが大切だと強調した。

 「おやじのいる会」の加藤満博会長は、勤務先で、ひきこもりの若者やフリースクールの生徒たちをアルバイトとして受け入れて、就労経験をさせ、社会とのつながりを持たせる取り組みを報告した。

 会のまとめに、小中高校でのキャリア教育の必要性、さまざまな団体がネットワークを構築して若者の自立支援できる体制の確立などが求められた。

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