多文化共生なTOYAMA

多文化共生とは永続的なココロの営み

短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章

2009-01-26 10:08:06 | 多文化共生
(以下、徳島新聞から転載)
========================================
短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章 2009/1/25 10:41

短文作りで日本語学習 藍住町国際交流協、大切な人に3行文章 藍住町国際交流協会が、県内在住の外国人らを対象に開いている日本語教室で、身近な人への思いをつづった「三行メッセージ」の創作を取り入れている。短文作りを通して日本語の力を高めてもらおう、との狙い。来年度、外国人らを対象にコンクールも開く予定で、現在、作品を募集している。

 三行メッセージは、誰かに伝えたい思いや気持ちを、日本語の文章三行で表現する。文字数は三字から五十文字までで、内容は自由。毎週木曜日に町福祉センターで開いている日本語教室で、中国人や日本国籍を取得して間もない人ら約十人が創作に取り組んでいる。

 ある受講生は「愛(いと)しい子 お前の未来のため 日本で仕事を頑張っている」とつづった。作品には、母国に残してきた家族や亡くなった親にあてたメッセージが多く、楽しみながら学べる、と好評だ。言葉の使い方や文法が間違っていれば、講師を務める会員が手直しする。

 協会は昨年、日本語教室に俳句作りを取り入れた。熱心に取り組む人が多く、日本語のレベルが上がってきたため、今年は俳句より長い三行メッセージを作ってもらうことにした。

 中国出身で、三年前に日本国籍を取得した文越(よしごえ)陽子さん(42)は「日本語で文章を作るのはまだ苦手なので、良い勉強になる。もっとたくさん作りたい」と話している。

 三行メッセージコンクールの応募は四月末まで。会員が審査し、受賞作を表彰する。問い合わせは協会事務局<電088(692)9951>。
【写真説明】日本語教室で創作した3行メッセージを発表し合う外国人ら=藍住町福祉センター

最新の画像もっと見る

コメントを投稿