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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3242回】 商品力と営業力以外に大切なもの

2019年11月15日 | 住宅コンサルタントとして

全国のいろんなクライアント様とお付き合いをさせていただく中で、

商売がうまくいくために必要なものは何か、ということが

感覚的に分かってくるようになりました。

 

商売がうまくいくための必要条件としては、

 

商品力

営業力

マーケティング力

マネジメント力

 

の4つが挙げられます。

(センスの良さやブランド力はマーケティング力に含まれ、

育成力等はマネジメント力に含まれるものとします)

 

この4つの中でどれか一つが欠けても、商売はうまくいきません。

 

でもこの4つを全て持っていれば、必ず商売がうまくいくか、

というと、そうとは言い切れないのです。

 

すなわち、上記4点は、必要条件ではあるけれど、

必要十分条件ではない、ということが言えるのです。

 

上記4点の他に大切なポイントは、

空気感というか、雰囲気・社風というか、

基本的に数値化することが難しいものなのだと感じています。

 

弊社のクライアント様を見渡して、圧倒的にうまくいっている会社は、

商売を通じてご縁のあった方がドンドンその会社の魅力に引き込まれ、

皆が応援するようになっていくイメージなのです。

 

例えば、弊社のクライアント様の中で

非常に業績好調な会社の特徴として、

契約させていただいたお客様が、

着工中に採用応募エントリーをしてこられたり、

もしくはお引渡し済みのOB様が入社して来られたりと、

とにかく身近な方が入って来るケースが増えているのです。

 

また、人の採用に関しても、

OB様に相談したりすると紹介してもらえたり、

協力業者さんが紹介して来られたりと

身近な方々が全力で応援していることが顕著だったりします。

 

すなわち、上記4つのポイントに加え、

関わる方々に好かれ、応援される人間的魅力がある、

ということが、実は最大のポイントではないかと思うのです。

 

これは、最終的にどこで決まるかというと、

オーナーの人間力で決まります。

 

そして自社のスタッフに、

もし協力業者様やOB様に対して横柄な態度を取ったり、

日頃からいろんな方への感謝の気持ちが低いスタッフがいたら、

そういうスタッフさんを教育しなおすか、

それが無理であれば、去っていただくようにしていかなくてはなりません。

 

いろんな方に謙虚で感謝の気持ちを持ってやさしく対応できる人で

組織をつくっていく必要があるのです。

 

それが、商売がうまくいくための必要十分条件だよな、

と個人的に実感しています。

 

皆さんの会社は、上記5点、備わっていますか?

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【第3241回】 地域一番店にしか見えない世界

2019年11月14日 | 住宅コンサルタントとして

ありがたいことに、10年を超えるお付き合いを

させていただいているクライアント様が弊社は多いのですが、

昨日、お付き合いが始まって12年になるクライアント様に

お伺いしておりました。

 

当時はまだ住宅事業をスタートしたばかり。

 

お付き合いをさせていただくにあたり、

このクライアント様とは、商売の王道を歩んでいきたいな、

と直感で感じ、急激に業績を拡大することを目指すのではなく、

コツコツと地域でファンを増やし、信用を積み重ねていくイメージで、

地域のお客様との結びつきを深めていっていただく施策を

提案させていただいてきました。

 

クレーム最優先。

定期点検の充実(10年で7回)。

年2回のOB様訪問(定期点検とは別)。

年1回のOB様感謝祭の開催。

 

更には強い組織をつくるために、新卒の継続採用。

社内育成システムの構築。

人間力向上のための読書の習慣づくり。

ロープレの徹底。

ツールとトークのパターン化。

 

またマーケティングに関しても、

インスタおよびインスタ広告に対し、圧倒的に早い取り組み。

ポスティングの継続。

お客様が来場しやすい環境づくり。

分かりやすい住宅VCの加盟。

新商品開発。

仕入れルートのご紹介。

 

などなど、挙げればキリがありませんが、

時流に適応しながら、ほぼご提案させていただいたことを

着実に実行していってくださっています。

 

結果、来場数、契約率、紹介件数などが

圧倒的地域一番店になった会社しか体験できないような

猛烈な成果につながっております。

 

極論を言うと、

 

「自分が家づくりを託すなら、こういう会社に頼みたい」

 

という会社になられたのです。

 

外から見える部分と見えない部分が企業にはあります。

 

新しいモデルハウスや新商品、キャンペーンなどは見える部分。

一方、社員さんの教育システムやモチベーションUPなどは見えない部分。

 

 

今の姿勢で組織として良い家づくりと社員さんの成長が続けば、

どの会社も追いつけないでしょう。

 

日本トップレベルの実力が備わってきていると感じます。

 

それがいよいよ結果として、受注棟数や来場数に現れ始めました。

 

圧倒的地域一番店にしか、見えない世界が、実はあります。

 

その世界を1社でも多くのクライアント様と見に行けるよう、

私自身も学び続けたいと思います。

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【第3240回】 組織の構成

2019年11月13日 | 住宅コンサルタントとして

古いタイプの経営者ほど、組織を構成する上で

実際に実務を行うスタッフ、

特に受注を獲得する営業マンを増やしたがります。

 

そして設計・監督もそろえるのですが、

その数が極端に少なく、

結局営業マンが契約後もずっとお客様に寄り添う必要があるので、

結果、営業マンが次のお客様に対応する時間が十分確保できず、

営業マンの生産性が上がらなかったりします。

 

またそういう古いタイプの経営者は、

マーケティングの重要性をわかっていないため、

情報発信に関しては営業マンやコーディネーターに

兼任でやってもらっているので、

市場に対する情報発信量が十分ではないのですね。

 

今の時代、お客様に選択肢が多々、ありますから、

自社がターゲットとする特定の顧客に価値ある情報を

ピンポイントで提供する必要がある時代なのです。

 

ですから、ある一定規模の会社になれば、

広報マーケティング担当を選任で置かなくてはなません。

 

今、業績に苦戦している会社の特徴の一つは、

この市場の変化に合わせて最適な組織をつくることができていない。

 

軍隊に例えていうのなら、

兵隊さんばかりを増やして、

物資を輸送する部隊や医療チーム、

栄養ある料理を提供するチームなどの後方部隊を充実させていない、

という感じでしょうか?

 

皆さんの会社は住宅会社として、

今の時流に合わせた組織をつくることができているでしょうか?

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【第3239回】 良い空気感

2019年11月12日 | 住宅コンサルタントとして

先日、調査で金沢に行った際、

途中で家内が行きたいと以前から言っていた、

イヴェール・ボスケさんというスイーツとカフェをされているお店に

お伺いしました。

 

観光地でもなく、街からも離れている立地なのですが、

とにかくインスタ映えする建物とのことで、

ワクワクして向かいました。

 

到着すると、何とも素敵な建物。

 

中に入ると美味しそうなケーキやクロワッサンがありました。

(撮影NGなので、写真は撮れず)

 

ケーキを購入し、奥のカフェでいただこうとすると、

スタッフさんからカフェのコンセプトの説明がありました。

 

一人で読書をしたり、いろんなことを考えたりと

自分と向き合っていただきたいので、

基本、静かに過ごしていただく方専用のカフェとのこと。

 

そのカフェで、この建物を設計された堀部安嗣さんの著書を

美味しいケーキと紅茶をいただきながら読む。

 

堀部さんの設計の考え方は、本当に共感できますし、

言葉の節々からやさしさや思いやり、

自然に対する畏敬の念などが伝わってきて、

もう速攻でアマゾンで発注してしまいました。

 

そして、何とも良い時間が流れていきました。

 

そして私、知らなかったのですが、この堀部安嗣さん、

私たちが良く利用させていただく尾道のベラビスタ尾道の近くから出向する

船上ホテルガンツーも設計されているのですね。

 

いつか、乗ってみたいと思っていたガンツー。

 

そのガンツーを堀部さんが設計されていた、

と知って、自分自身の一つの目標を達成した時のご褒美にしたいと思います。

 

そんな話を昨日、お伺いしていたクライアント様で

させていただいていたのですが、社長が

 

「年間30棟受注したら、みんなでガンツーに乗りに行こう!」

 

と突然、みんなに提案して下さり、私も思いっきりノッてしまいました。

 

仕事に一所懸命取り組んで、

結果が出れば、ご褒美で非日常を体験しにいく。

 

とても素晴らしいじゃないですか!

 

達成が難しい目標を立て、達成したらご褒美。

 

こうした粋な計らいが、組織の空気をより良いものにしていくのですね。

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【第3238回】 素直さと、スタッフさんに任せる覚悟が必要な時代

2019年11月11日 | 住宅コンサルタントとして

世の中、変化のスピードが速すぎるので、

知らないこと、分からないことが次々に出てきます。

 

自分が分からないことに出会った時、すなおに

 

「分かりません。教えて下さい」

 

と人に教えてもらうことが出来ていますか?

 

WEBマーケティングも,セールスのやり方も。

業務管理の方法も、すごいスピードで変わっています。

 

そんな中、全てのことをトップが理解し、

全ての決断を自分でするというのは、

組織が大きくなっていくと不可能に近い。

 

自分が知らないことに出会ったり、

自分が知らないことで周囲のスタッフさんが盛り上がっている時に、

 

「ちょっとごめん、俺それわからないから教えてもらえます?」

 

とその場で頭を下げることができて、

他の人に教えていただかなければ、

時代の流れに取りに越されていく一方です。

 

ただ、この一言が言えず、自分が知らないことを悟られたくないという、

プライドの高いビジネスパーソンは、どうやら結構多いようです。

 

分からないことは分からない。

教えて欲しいことは、「教えて下さい」と頭を下げる。

 

こうした素直さは、今の時代、欠かせないでしょう。

 

また、何でも自分で全て行おうとして

自分自身の守備範囲が広がりすぎると、

全ての分野で中途半端になって

結局は全体的に浅くなってしまうのと

スタッフさんが育たなかったりするのです。

 

ですから、スタッフさんに任せる覚悟が

組織を成長させていきたい経営者には必要です。

 

昨日、特急電車の中で愛沢えみりさんという

キャバクラ嬢からエミリアウィズというブランドを立ち上げた

女性経営者の本を読ませていただいておりましたが、

このポイントをバッチリ押さえて実践されていることが伝わってきました。

 

トップが全てのことをやるのではなく、

自分のやる分野を絞って、そこの領域を深堀していく。

 

他の分野は、信頼できる人に任せていく。

 

成功する方は、経営に必要な部分をちゃんと実践されています。

 

素直さと任せる覚悟。

 

皆さんは持っていますか?

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【第3237回】 今、お客様が殺到している住宅会社の特徴とは?

2019年11月10日 | 住宅コンサルタントとして

人は行動するにあたり、その前に情報収集と決断を行います。

 

例えば、大抵の人の場合、

 

今度の長期休みに旅行に行くことを決める

友人からのクチコミや、テレビや雑誌、WEBで

過去に仕入れた情報をもとに、より詳しい情報を調べる

行先を決定する

 

というような流れになることが大半です。

 

ここで重要なのは、

 

「お客様がどういうルートで情報を仕入れるのか?」

 

という情報収集手段の問題と

 

「どんな情報を発信しておけば良いか?」

 

という価値を感じる情報は何かという、質の問題という

2つがポイントになるということです。

 

これは住宅会社をお客様が選ぶ時と全く同じで、

お客様がどういうルートで情報を仕入れているのか、ということと

どういう内容に価値を感じるのか、ということを考えて

情報発信が出来ているかが住宅会社側からすれば、大切なのです。

 

今、お客様が殺到している住宅会社というのは、

この情報発信のルートと質という部分で

完全に的を得たことをされているのです。

 

そして、この情報発信の質という部分において、

ちょっとだけお伝えすると、

 

「素敵な家を1000万円台で建てることができる会社」

「価格・仕様・性能の見える化」

 

という部分がポイントになってきます。

 

このポイントを押さえたマーケティングを

皆さんの会社はできているでしょうか?

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【第3236回】 住宅会社選びがますます重要に・・・

2019年11月09日 | 住宅コンサルタントとして

以前にもちょっとお話しましたが、

2020年以降、住宅業界にはかなり大きな事件が起こるでしょう。

 

住宅業界におけるM&Aが相当、活発になっていったり、

圧倒的な職人さん不足により、

工期が伸びることがいろんな会社で起こるでしょう。

 

そして個人的にいろんな方に知っていただきたいのは、

インスタやHPなどで素敵な家の写真をUPしている会社で、

しかもフォロワーがたくさんいる会社なのに、

経営内容は火の車、という会社がけっこうある、

ということなのです。

 

こういう会社の経営者は、経営者というよりも芸術家であり、

とにかく良いものをつくろうという気持ちはあるのですが、

原価と納期をコントロールするとか、

財務や経営の勉強をしていないという特徴があります。

 

自分一人や2~3名でやっているうちは良いのですが、

スタッフが増え、棟数が増えてくると

利益確保や経費のコントロール、品質管理などがおろそかになり、

一気に経営が傾き、資金がショートする、ということになりかねません。

 

本当にインスタで人気の会社も、大変だったりするのです。

 

住宅事業は、自分たちだけで完結せず、

いろんな協力業者さんのお力を借りなければ

進めていくことができません。

 

ですから、棟数が増え、組織が大きくなってくると、

経営者は実務から少しずつ離れ、

経営にウエイトを置くようになければならなくなるのです。

 

見た目だけで住宅会社を選んではいけない時代なのです。

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【第3235回】 問題が起こる会社の特徴

2019年11月08日 | 住宅コンサルタントとして

この仕事をさせていただいて、本当にありがたいのは、

いろんな会社さんをいろんな視点で見させていただけることです。

 

才能も感性も無い人でも、

同じような形態のものを500、1000、2000とじっくりと見れば、

成功や失敗のポイントは何か、ということが分かるようになるものです。

 

いろんな会社でいろんな問題が日々、起こっていますが、

その起こっている要因で私が個人的に感じることがあります。

 

それは、組織に起こる問題の要因は、

その組織のトップや上司が原因であるということ。

 

例えば、パワハラが起こる組織は、

やはり起こした本人の上司やそのもっと上の上司が

日頃からキツイ言葉や激しい態度で

いろんな方に接していることが圧倒的ですし、

決定したことを実行しない部下がいる組織では、

その上司が口だけで行動が伴わないことが多いのです。

 

また不正を起こす人がいる場合、

その上司やもっと上の方がそもそも不正をしているケースが多いのです。

 

「あの人がこれくらいやっているから、

俺もこれくらいやっても良いのでは・・・」

 

と考えてしまうのが、人間なのです。

 

ですから企業のトップは、

常にいろんな社員さんにその言動を見られているという自覚が必要で

正しい行動、キレイな言動を心掛けなくてはならないのです。

 

私が尊敬するクライアント様の社長は、

 

「会社の財布と自分の財布を分けることが、

経営者としてまずやらなくてはならないことです」

 

と別のクライアント様の若い社長に教えて下さいました。

 

もし、組織内に何か問題が起こっているとしたら、

その要因はどこにあるのか、トップは考えた方が良いでしょう。

 

大抵、その原因の大元は自分にあったりするのです。

 

だから経営者は、常に人として成長を目指さなければならないのです。

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【第3234回】 感謝の気持ち

2019年11月07日 | 住宅コンサルタントとして

前々職時代、営業の仕事をしたくてしたくてたまらないのに、

キッチンやシステムバスの施工やアフターをする部署で

1年3か月ほど仕事をしていました。

 

そして営業をさせてもらえることになり、

自分の担当のお客様を訪問させてもらって

いろんなお話をお客様とできることが

嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

 

「カタログを持ってきてほしい」というような依頼ですら、

嬉しくてすぐに対応した記憶があります。

 

担当させてもらえるお客様を持たせてもらったことや

お客様を訪問し、いろんな提案ができること。

 

見積依頼をいただいたり、図面をいただけること。

 

お客様と現場に下見に行けること。

 

その全てをありがたい、と思い、

感謝の気持ちを持って対応させてもらっていました。

 

そうすると、お客様に可愛がっていただけて、

商品知識もない、価格は他社よりも高いのに

注文をいただくことができるようになりました。

 

しかしながら、たくさん注文をいただけるようになり、

自分のペースで仕事ができずに常に仕事に追われるようになってくると、

注文をいただくということ以外の依頼がくると、

段々と感謝の気持ちが弱まっていきました。

 

そうすると、明らかに商品知識も営業トーク力も上がっているのに、

お客様から注文をいただける数が減ってきました。

 

こういう経験ってありませんか?

 

売れ続けている営業マン、圧倒的に支持されているお店に共通するのは、

お客様が居て下さること、仕事をさせていただけることに

感謝の気持ちを持って、楽しく仕事をしているということ。

 

お客様がいる、仕事があるというのは、

そもそもそれだけでありがたいのです。

 

このことを忘れて、仕事をしていると、

お客様も、それから商売の神様からも

そっぽを向かれてしまうのです。

 

仕事に対する感謝の気持ち。

皆さんは持っていますか?

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【第3233回】 会社の真の支配者は・・・

2019年11月06日 | 住宅コンサルタントとして

私、一倉定先生の

 

「会社の真の支配者はお客様である」

 

という言葉が大好きです。

 

言葉的にかなりきつい言葉ですが、

会社やお店は、お客様が選んで下さるか、選んで下さらないかで

売り上げや利益、もっとその先には存続できるかどうかが決まります。

(ちなみに、お客様は神様で、お客様の要求を何でも受け入れなくてはならない、

というような意味ではありません。

会社の命運は、お客様に選ばれるか否かで決まる、ということです)

 

これはすごく当たり前のことなのですが、

この当たり前のことを忘れてしまって経営する経営者、

それから仕事をしているビジネスパーソンが結構いるよな、とも思います。

 

例えば商品開発をめぐって、社内で意見が分かれたりすることもあるでしょう。

 

社内での派閥の争い(個人的には大嫌いですが・・・)もあるでしょう。

 

こういう時に、ビジネスパーソンはお客様のことを忘れ、

自分の意見を通したり、自分の立場をよくすることを考えてしまったりするのです。

 

そういう時、お客様のことは頭から完全に抜けていたりするのですが、

会社のスタッフ全員が本当にお客様に喜ばれ、

満足していただけることを最優先に決断・行動していけば、

必ずや必要とされ、応援していただける会社になっていけるでしょう。

 

それが経営の原点だと個人的に思います。

 

お客様の目線で考えて行動する。

 

皆さんはできているでしょうか?

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【第3232回】 動画コンテンツの量産化

2019年11月05日 | 住宅コンサルタントとして

WEB広告の中で、ある一定以上のクオリティを維持できたとすると

最も効果のあるものは、完全に今はユーチューブになってきています。

 

動画に関して言うと、30~50はアップする必要があるような気がします。

 

それくらい継続できて、はじめて効果が出てくると思うのですが、

動画のコンテンツを5パターンくらいはイメージできるのですが、

30~50という数をつくり続けるイメージがまだ湧いてこないです。

 

住宅会社における、動画コンテンツの量産化。

 

これが目下、自分の頭の中にあるテーマで、

いろんな人たちのユーチューブを見まくって、

動画制作のヒントを今、得ている状況です。

 

何せ、個人的には

いろんなテレビ番組やスポーツの名シーンをみるためにだけ

ユーチューブを視聴していたので、

ユーチューバーの番組を見だしてから、歴は浅すぎるのです。

 

天性のセンスの無さなので、

人の数倍は見て、量で質をカバーしなくてはなりません。

 

ただ近いうち、自分の中で答えが出るような気がしています。

 

動画コンテンツの量産化のために、

今日も明日も、ユーチューブを見まくろうと思います。

 

動画に詳しい方、ぜひいろいろ教えて下さいませ。

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【第3231回】 超一流に触れる

2019年11月04日 | 住宅コンサルタントとして

一昨日からあるエリアに調査に来ています。

 

第一の目的は、

弊社が推進している新業態をよく似たスタイルで取り組んでいる

住宅会社があるので、そこの調査をすること。

 

そして次に、定点観測している会社のイベントに参加することと

素晴らしい建築物を見学すること。

 

そして最大の目的は、

個人的に日本で一番と思っているお鮨屋さんで

約一年ぶりにお鮨をいただくこと。

(今年はなかなか時間が取れず、来れなかったんです)

 

まず第一の目的なのですが、

その住宅会社さんのLINE@を使ったやり取りは抜群に上手で、

これはすぐに取り入れなくてはならないと痛感しました。

 

とにかく見事で、しかも早いのです。

 

私も似たようなご提案をさせていただいていたのですが、

スピード感に欠けていると反省しました。

 

すぐに改善してご提案させていただきます。

 

次の目的も難なく達成。

 

そして最大の目的でもある、お鮨屋さんに行ってきました。

 

私の舌が肥えたのか、それとも非常に良いネタが入ったのか、

過去にお伺いさせていただいた時よりも

お魚の旨味や甘味、そして香りを感じられました。

 

大将にそのことをストレートにお伝えすると、

熟成の方法にこだわっているとのこと。

 

熟成で大切なのは、その魚に合った熟成のさせ方をすることだそうで、

同じ種類の魚でも、どんなエサを食べて育ったかで

最適な熟成のさせ方は異なるそうです。

 

その最適な熟成のさせ方をするために大将がこだわっているのは、

魚の胃を分解して、どんなエサを食べてきたのか確認したうえで

熟成方法を決定するのだそうです。

 

更に熟成させても香りを残さなければ意味がないということで、

塩は使わないとのこと。

 

塩を使うと流さなければならないですので、

その時に香りが飛んでしまうので使わないそうです。

 

アオリイカには、三方向から隠し包丁を入れたり、

ブリがすぐに口の中でシャリと一体になるように

脂の部分に包丁をいれつつ

シャリの温度をややあたたかくして出して下さるなど、

もう細部に渡って大将の生き様に触れさせていただきました。

 

そして料理が出てくるタイミングも完璧で、

厨房の中のおかみさんとの息もピッタリ。

 

味良し、接客良し、タイミング良しの

最高の時間を過ごさせていただきました。

 

大将、私と同じ年齢なのですが、

まだまだ知らないことだらけで、もっと勉強しないと、と

ミシュランの星を取ろうが、

地方都市の、最寄り駅から徒歩30分の立地にも関わらず

二回転満席になるほどの人気店となろうが、

謙虚に研究を続けておられるのです。

 

超一流の方の姿勢に触れることが、最大の勉強だと

改めて痛感した一日でした。

 

来年も再来年も、通い続けたいと思います。

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【第3230回】 使命感

2019年11月03日 | 住宅コンサルタントとして

先日、あるクライアント様のスタッフさんと

帰りに最寄りの駅までお送りいただく間、

社内でお話をさせていただいておりました。

 

昨年、自宅を高気密高断熱かつ自然素材をふんだんに使って

住宅を新築されたのですが、

例年、この秋口になると肩や背中が痛くなったり、

頭痛が頻繁に出たりと、季節の変わり目に体調が悪くなっていたそうです。

 

しかしながら、今年は全くその症状が出ず、

毎朝、寝起きもバッチリとのこと。

 

以前の家は、夏は暑く、冬になると猛烈に寒かったそうで、

血行が悪くなっていたのかな、とおっしゃっておられました。

 

そして高性能の家に住むと、本当に体調が良くなる、

ということをご本人が実感しているようでした。

 

私の自宅がある滋賀県大津市は、

この11月初旬となると、

朝の外気温は10℃前後になっております。

 

私の自宅も以前であれば、

この時期から暖房を朝から運転しなければ、

ちょっと寒くてつらかったです。

 

しかしながら今、朝起きると、家の中の温度は22℃前後。

 

まだ暖房は不要なのです。

 

朝も布団からすぐに出て活動できますし、

家の中での仕事もはかどります。

 

なぜ家の断熱性能や気密性能を高めなくてはならないか?

 

それは体の健康や朝の時間を有効に使うことにもつながりますし、

何より家の中が快適だからです。

そしてエネルギーをそんなに使わなくともよいので

地球環境にもちょっぴり貢献できるからです。

 

こうした性能の高い家に住むことで、

住む人の暮らしが変わる。

 

性能の高い家を広めていきたい、

という使命感があるので、

自分自身、仕事にしっかりと向き合えていると思います。

 

仕事に対するモチベーションを維持する上で、

今、自分がやっている仕事に対する使命感は欠かせない、

と個人的に感じています。

 

皆さんは、今の仕事に対して使命感はありますか?

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【第3229回】 家づくりを検討している一般の方に知っていただきたいこと

2019年11月02日 | 住宅コンサルタントとして

家を建てる20代~30代の方の情報収集力は抜群で、

しかもセンスもありますから、

ダサい家しか建てられない会社は候補から除外され、

デザインを勉強しているセンスの良い会社を選ばれる方の比率が

年々高くなっているかと思います。

 

センスが良い情報発信ができて、センスが良い家をつくることができる。

 

これは、住宅会社を選ぶ上で外せないかと思います。

 

「ダサい家しかつくることができない」=「情報収集能力とセンスが終わっている」

という公式が成立するので、良い家をつくってくれる可能性は低いです。

 

ただ、見た目だけで住宅会社を選ぶのは、極めて危険です。

 

というのは、今、それなりに若かったり、それなりにセンスのある

住宅会社の経営者が結構増えてきているのですが、

こういう経営者は、マーケティング(情報発信、ブランディング、商品づくり)に

関しては非常に長けているのですが、

財務のことや組織づくりのこと、マネジメント能力が不十分なことが多々あり、

社員さんの大量退職や資金繰りの悪化等につながり、

経営が成り立たなくなるケースが、これから多発してくるからです。

 

あるエリアで、デザインと性能に関して非常にイケていて

棟数を伸ばしていましたし、組織も大きくなって

拠点数も増えていた会社がありますが、

ここは実質、資金繰りに行き詰っています。

(ある大手企業の傘下に入りますが・・・)

 

ちなみにこの会社、外面は非常に良く見えるのです。

 

また、注文住宅で圧倒的に成長していて、

誰もが知る会社も、数年先には経営が行き詰っていることでしょう。

 

見た目だけで住宅会社を選んではいけないのです。

 

これは首都圏や関西圏など、都会にお住まいの方に

特に知っていただきたいことでして、

業者選定に失敗すると、後々本当に大変になります。

 

家は引き渡して終わりでないからです。

 

ですので、今の時代、最も大切なことは、

住宅会社選びと言えるでしょう。

 

経営者がしっかりとした考え方の軸を持ち、

ブレずに地に足つけて経営をしていること。

 

社員さんの成長・育成に本気で取り組んでいること。

 

そして経営者の人格。

 

これが最も大切なことなのです。

 

見た目と価格だけで、住宅会社を選んではダメなのです。

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【第3228回】 ただただ、素晴らしいクライアント様のおかげ

2019年11月01日 | 住宅コンサルタントとして

昨日は、全国から8社のクライアント様に集まっていただき、

特別な勉強会を開催しておりました。

 

今の時流に合っているという点においては、

日本トップクラスのクライアント様2社による、

いろんな取り組みを発表していただくという内容で、

それをオブザーバーとして6社のクライアント様が見学する、

という内容でした。

 

いつもながら、会場を提供して下さっているクライアント様も、

そして遠方より参加して下さったクライアント様も

本当にありがとうございました。

 

私自身がメッチャ勉強させていただいて、

おそらくご参加下さった各社様もいろんなヒントを得ていただいたのでは、

と個人的に感じております。

 

今の消費者の変化に、業界のリーディングカンパニーや多棟数ビルダーは、

正直、ついていけてないと思います。

 

組織が大きいこと、拠点数が多々あること、

多棟数やっていること、社員さんの数がただ多いことに

年々、価値は無くなってきていて、

お客様の変化に合わせて商品やマーケティング、セールス手法を

スピードを上げて対応できることに最大の価値がある時代。

 

この時代の最先端を進んで下さり、

しかも社員教育やしくみづくり、財務面でも堅実という、

本当に優秀なクライアント様のおかげで、

今の弊社は存在しております。

 

変なプライドを持っていて、

自分たちの過去の成功体験を変えようとしなかったり、

外面は良いけど財務面や品質管理、業務管理ができていなかったり、

組織がゴタゴタしている会社は、一気に受注を落とす時代です。

 

時流適応できている会社さんの良い点を

すなおに取り入れ、自社を変革していきたいものですね。

 

ちなみにこうした企画を来年度、

更に増やしていきたいと思います。

 

もちろん、クライアント様限定で・・・。

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