鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3231回】 超一流に触れる

2019年11月04日 | 住宅コンサルタントとして

一昨日からあるエリアに調査に来ています。

 

第一の目的は、

弊社が推進している新業態をよく似たスタイルで取り組んでいる

住宅会社があるので、そこの調査をすること。

 

そして次に、定点観測している会社のイベントに参加することと

素晴らしい建築物を見学すること。

 

そして最大の目的は、

個人的に日本で一番と思っているお鮨屋さんで

約一年ぶりにお鮨をいただくこと。

(今年はなかなか時間が取れず、来れなかったんです)

 

まず第一の目的なのですが、

その住宅会社さんのLINE@を使ったやり取りは抜群に上手で、

これはすぐに取り入れなくてはならないと痛感しました。

 

とにかく見事で、しかも早いのです。

 

私も似たようなご提案をさせていただいていたのですが、

スピード感に欠けていると反省しました。

 

すぐに改善してご提案させていただきます。

 

次の目的も難なく達成。

 

そして最大の目的でもある、お鮨屋さんに行ってきました。

 

私の舌が肥えたのか、それとも非常に良いネタが入ったのか、

過去にお伺いさせていただいた時よりも

お魚の旨味や甘味、そして香りを感じられました。

 

大将にそのことをストレートにお伝えすると、

熟成の方法にこだわっているとのこと。

 

熟成で大切なのは、その魚に合った熟成のさせ方をすることだそうで、

同じ種類の魚でも、どんなエサを食べて育ったかで

最適な熟成のさせ方は異なるそうです。

 

その最適な熟成のさせ方をするために大将がこだわっているのは、

魚の胃を分解して、どんなエサを食べてきたのか確認したうえで

熟成方法を決定するのだそうです。

 

更に熟成させても香りを残さなければ意味がないということで、

塩は使わないとのこと。

 

塩を使うと流さなければならないですので、

その時に香りが飛んでしまうので使わないそうです。

 

アオリイカには、三方向から隠し包丁を入れたり、

ブリがすぐに口の中でシャリと一体になるように

脂の部分に包丁をいれつつ

シャリの温度をややあたたかくして出して下さるなど、

もう細部に渡って大将の生き様に触れさせていただきました。

 

そして料理が出てくるタイミングも完璧で、

厨房の中のおかみさんとの息もピッタリ。

 

味良し、接客良し、タイミング良しの

最高の時間を過ごさせていただきました。

 

大将、私と同じ年齢なのですが、

まだまだ知らないことだらけで、もっと勉強しないと、と

ミシュランの星を取ろうが、

地方都市の、最寄り駅から徒歩30分の立地にも関わらず

二回転満席になるほどの人気店となろうが、

謙虚に研究を続けておられるのです。

 

超一流の方の姿勢に触れることが、最大の勉強だと

改めて痛感した一日でした。

 

来年も再来年も、通い続けたいと思います。


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