鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第3888回】 目先の売上だけを考えない

2021年08月22日 | 経営者として

非常事態宣言や蔓延防止が出ている中、

飲食店はお酒を出すところと、

お酒を一切出さない(法令を遵守している)ところに、

大きく分かれます。

 

食べることとお酒、共に大好きな私は、

やはり美味しい食事には、ワインや日本酒を組み合わせ、

マリアージュを楽しみたい欲がメチャクチャ高いです。

 

私たちが最も通っている、京都の和食屋さん。

 

ミシュランの星も取っておられますが、

ここは法令を頑なに守り、

緊急事態宣言や蔓延防止が発令されている期間は、

一切お酒を出されません。

 

その理由を大将に教えていただいて、

私、感動しましたし、ますますファンになりました。

 

今、お酒を出すと、

 

「お酒が飲めるから・・・」

 

という理由で、パリピっぽい方や、

とにかくシャンパンを何本空けた、

ということで楽しみたい層の人たちが、

多数、訪れる可能性が高い、とのこと。

 

店の空気を考えず、自分たちだけ盛り上がれば良い、

と考えている方たちが来店し、

また次の予約を取っていくと、

これまで自店を支えて下さった、

大切にしたいお客様が去ってしまう可能性がある。

 

それだけは避けたいので、

目先の売上のためのお酒提供はしない、

とのことでした。

 

激戦の飲食業界。

 

生き残るために、経営者はいろいろと考え、

打てる手を打ちまくっているかと思います。

 

お酒をこの時期に出す、出さないは、

それぞれのオーナーの判断。

 

目先の売上を追い求めるのではなく、

長期的視点で、自社が大切にしなくてはならない顧客は誰か。

ということを考え、ブレずに行動している大将を

改めて応援させていただきたいな、と思いました。

 

そしてこの大将の考えに共感し、

この大将を応援したいと思う方たちが、

お酒が出なくとも繰り返しお店に通って、

売上に貢献しようとリピートするのです。

 

目先だけを見ないようにしたいですね。


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