goo blog サービス終了のお知らせ 

鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5198回】 個々の能力に頼らない組織をつくる

2025年03月24日 | 住宅コンサルタントとして
社内に超絶優秀なスタッフがいる。
それは素晴らしいことです。

ところが、そのスタッフさんが病気で
長期入院してしまう可能性もゼロではありません。

そのスタッフさんの家庭の事情で
しばらく出社できなくなるかもしれない。

そういうことが起こったとして、
それでも業務が70%以上回る組織が
強い組織だと思っています。

能力が高いスタッフに頼った受注や
非常に優秀なスタッフの能力で回る業務フローは、
経営上、非常に危険だと思っています。

20棟~30棟の注文住宅会社が、
50棟を目指すくらいのタイミングで、
一時的にスタッフの個々の能力で
業務を回さざるを得ない状況となるのですが、
毎週上棟するくらいの規模になった時に、
全ての業務を見える化し、
誰がいつまでにどの業務をおこない
次工程のスタッフに引き継ぐのか、という業務フローを
再構築する必要があります。

更に業務フローの期日通りに業務が回っているかどうかの
チェック体制も併せて構築し、
業務が回らない場合の対策も打たなくてはなりません。

そして業務を全て見える化し、
それぞれの業務を複数のスタッフがこなせるようになる。
(無理なら、外注さんにお願いしてでも回る体制をつくる)

50棟以上の注文住宅会社をつくる上で、
必ず通らなくてはならないのが、

「個々の能力に頼らなくとも業務が回る組織」

をつくることなのです。

そのために

・業務の見える化
・業務フローづくり
・チェックのしくみづくり
・個々のスタッフの教育

の4つを強化していきましょう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする