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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1155回】 ドンドン任せて、やらせることでしか成長しない

2014年02月28日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、私が日本一の住宅会社だと思っているクライアント様にお伺いしておりました。

ご縁を頂戴した当時、私は34歳。
先方の担当窓口である課長さんはまだ20代でした。

年間2000組を超えるお客様にご来場していただくために、
いろいろなことを企画させていただき、カタチにするところまでが私の役割で、
それを実際に現場に落として形にしていくことを課長さんがされていました。

とにかく仕事が早く、しかも正確に1つ1つを確実に行う方で、
一緒にお仕事をさせていただいて、私の方がたくさん学ばせていただきました。
本当に仕事がやり易かったです。

その後、組織が変更になり、課長さんは新規出店のリーダーとしてそちらの陣頭指揮をとることになり、
課長さんよりも1世代若い店長さんが窓口として、いろんな実務をされることになりました。

今まで契約をお客様からいただくための営業活動だけをされていた方が、
いきなり営業マンとしての仕事+販促企画の仕事をされますから、
最初はいろいろと戸惑いもあられたかと思います。

そんな中、数か月すると段取りのポイントを押さえられたのか、
一緒にお仕事をさせていただいても、本当にスムーズに流れるようになり、
特にここ2年くらいは本当にお仕事がやり易かったです。

そして2014年からは、更にもう1世代若い方が店長になり、
その新しい店長さんたちと年間3000組を超えるお客様にご来場していただくための企画を
立案し、実行していくことになります。

このクライアント様でよく言われるのは、

「営業だけしてりゃいいってことが、どれだけ楽なことか?」

ということです。

営業してお客様から家づくりの依頼をいただき、
更に家づくりを託して下さったお客様にご迷惑をおかけすることなくスムーズに現場に引き渡し、
更にさまざまな企画を立てたり、いろんな調査をしたりと会社運営にかかわることまで出来て、
初めて一流と認められるという感じなのですね。

3~4年ごとに、こうした企画の仕事をドンドン若手に任せながら、
それまでその仕事をされていた先輩がドンドンレベルの高い仕事をやっていく・・・。

任された後輩は、失敗して叱責を受けたり指導されながら、それらのコツを覚える。

そして、それらの仕事が出来る頃には、営業マンとしても更なる成長を遂げ、
以前よりも全然売れるようになっている・・・。

ドンドン任せて、やらせることでしか、人は成長しないのです。

皆さんの会社では、若手に任せることが出来ていますか?
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