鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1137回】 流行らなくなるのには、ちゃんと理由がある

2014年02月10日 | 住宅コンサルタントとして
皆さんは、年間どれくらいの外食をされますか?

私の場合、オフ以外の昼食は100%、外食です。
また、年間の出張が120泊程度ありますが、全てが外食です。

よって、年間450回以上、外食をしていることになります。

年間、これくらい外食をすることで、見えてくることがあるのです。

今、外食業界で元気なのは、吉野屋さん。
それからかっぱ寿司さん以外の回転寿司チェーン。
後、最近盛り返してきたのがファミレス。

逆に元気が無いのが、マクドナルドさん。
3年くらい前までは、外食業界で独り勝ち状態だったのですが、
ここ数年は客数の減少が半端ない感じで、業績も右肩下がりのようです。

私がとても尊敬していた、原田泳幸さんも事業会社の社長を譲られました。

昨日、新幹線に乗る前に小腹が空いていたのと、時間もあったので
久しぶりにマクドナルドを購入したのですが、
個人的におそらく、しばらくは利用しないだろうと思ったのです。

まずお店に入ると長蛇の列。
実はこれまでも何度か利用しようとしたのですが、
待っている間にイライラしてしまい、途中で購入をやめることが度々ありました。

そして長蛇の列の理由が、レジのクルーの方にありました。

レジ操作がとにかく遅い。
それを見ている周囲のクルーも、フォローにも入ることもなければ、
お客様を待たせていることに何とも思っていない感じでした。

更に私がレジに並んでいる際に、他のお客様が、

「すみません。コーヒーこぼしてしまったのですが・・・」

とレジまで言いに来たのですが、その際、店長らしき人がムスッとして
モップを持って客席まで移動していきました。

「お洋服とか、大丈夫でしたか?」
「全然大丈夫ですよ!」

と笑顔でササッと動かれていれば、感じが良かったのですが、
もの凄く不機嫌そうだったので、何だかちょっと違うなぁ、と感じました。
(ちなみに、レジは外国人の方が立たれていましたが、周囲の日本人スタッフがサポートしてあげていないのです)

更にお店の中も汚い。
出てきたハンバーガーもポテトも待たされた割にぬるい。

外食産業に最も重要なQSC(クオリティー、サービス、クリンネス)が徹底されていないのです。

原田泳幸さんが社長に就任される前のマクドナルドに戻ったような気がします。

基本の徹底がされていないと、やはりどれだけ新商品を出そうが、話題性をつくろうが、
お客様は戻ってこないということです。

皆さんの会社では、基本中の基本が徹底されていますか?
コメント
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