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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1134回】 過度の期待をしない

2014年02月07日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身にも言えることですが、部下や後輩に対して過度の期待をしてしまう人がいます。

一方、部下や後輩の力をしっかりと見極め、それぞれに合った力量の仕事を与えながら、
ちゃんとやるように指示を出し続ける方もいます。

そういう上司の場合いつの間にか部下が自然と力をつけているようなことも多いのですね。

どっちがいいのか、分かりますよね?

私自身、経営コンサルタントになった時、自分を極限まで追い込んでいました。

前職より年収がかなり下がる中、前職時代の年収で住宅ローンを組んでいましたから、
3年で年収が前職よりも上がらないとローンを払えない状態にしていました。

家族を路頭に迷わせることになることだけは避けたいですから、
もしお給料が上がらなければ、激務で知られるトラックの運転手になることも覚悟の上でした。

結果を出すために毎日、目をギラギラさせながら仕事をしていたと思います。

そして私は悪いことに、この世界(=経営コンサルタントの世界)に入ってくる人は皆、
それくらいのテンションじゃないと成功しないと思ってしまったのですね。

ですので、入社して同じチームになった方を見て、
当時の自分と同じようなテンションで仕事をしていない人を見ると、

「この人、本気で一人前になる気があるのかな?」

というように思ってしまったのです。

当時の自分は、ホントに出来ていなかったなぁ、と思います。

このお仕事を通じて、いろんなクライアント様の経営者様、幹部の方々と出会わせていただきました。
上手に若い方の良いところを引き出す方が若い方と接するのを間近で拝見していると、
良い意味で過度の期待をしていないのですね。

ちゃんとその方で結果が出るようなところまで仕事を分解し、
達成できそうなレベルの指示を出すのです。

しかも毎日、昨日指示したことが出来たかどうかをチェックし、
更に当日やることを明確に指示しているのです。

精神論はほとんどせず(それは、精神的な部分がまだ理解出来ないと見切っているからでしょう)、
具体的な行動レベルの指示を出すのです。

それを着実にやっていくと、結果が出るわけで、
結果を出し、自信をつけてもらう中で成長させていくことが上手なのですね。

社員さん、部下の方に過度の期待をしない。
皆さんは出来ていますか?
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