鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第433回】 地域に貢献する姿勢

2012年03月08日 | 住宅コンサルタントとして
最近、家に帰ると9時前に寝てしまい、夜2時過ぎに起きてしまう習慣になっている、
鬼山住宅コンサルティングの鬼山です。

何だか、時差ボケが起きているような気がします。

ただ、寝たい時に寝て、仕事したい時に仕事をする体質になっているので、
世間一般的には不規則な生活も、自分には結構合っているような気がします。

さて、私はテレビ東京の「カンブリア宮殿」という番組が大好きなのですが、
結構木曜日にホテルに宿泊していることが多く(実際、本日も宿泊です)、
しかもテレビ東京系列が見られない地域が多いので、
カンブリア宮殿を録り貯めています。

今朝、朝からカンブリア宮殿を見ていました。

その中で、北海道にあるコンビニの「セイコーマート」が取り上げられている回を見ました。

私自身、大学を卒業してから最初に配属されたのが北海道の旭川営業所で、
それから旭川と北見を何度か転勤になり、結局北海道に9年住んでいました。

当時から、セイコーマートはありまして、とてもお世話になったお店です。

とても懐かしい気持ちになって、番組を見ていました。

セイコーマートはとにかく安いのです。
10年以上前からオリジナル商品を開発していて、
缶コーヒーのグランディアという商品は、確か78円だったと思います。
その他、ペットボトルのお茶も100円を切っていたような気がします。

当時の貧乏生活だった私には、とてもありがたいお店でした。

更に、人口1万人以下の町や村(私が当時担当していた、斜里町や遠軽町、上湧別町など)にも
くまなく店舗があって、日々車であちこち移動している営業マンの強い味方になってくれるお店でした。

そんなセイコーマートですが、今、北海道の過疎化の地域におけるインフラとして、
本当に地域に貢献しているとのことでした。

過疎化の地域では、スーパーや小売商店も経営を持続させることが難しいのです。
(これは、東京や大阪に住んでいると分からない感覚だと思います)

そんな中、商圏人口が1万人以下の地域でも経営を持続できるだけの集客力と収益性を持つ、
セイコーマートが地域の住人の方々にお役に立っている、ということを
番組を通じて改めて感じました。

また、北海道の各地で、経営が成り立たなくなった食品工場や農場なども、
資本出資したり買収したりして、その工場のスタッフもそのまま雇用継続し、
地域の活性化にとても貢献しているのです。

経営者の赤尾氏は、北海道を心から愛し、地域に貢献したい、という強い気持ちをお持ちだなぁ、
と非常に感じましたし、北海道を愛している私は、何だか夜中に猛烈に感動していました。

地方都市における、企業の在り方はどうあるべきか?
最も大切なのは、地域の住民の皆様に良い商品、良いサービスを提供することと同時に、
地域の雇用を守ることだと思います。

雇用を守ることで、人口減に歯止めがかかる可能性があるのです。

番組を見ていて、何だか猛烈に北海道が無性に恋しくなったのでした。
コメント
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