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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第445回】 スキル以前にビジネスパーソンとしての常識を理解してもらう

2012年03月20日 | 住宅コンサルタントとして
例えば、住宅会社の設計士として大切なことは何なのか?
住宅会社の工事担当者として大切なことは何なのか?

設計士であれば、良い設計をしてお客様に喜んでいただくことであり、
工事担当者であれば、工事品質と工事を順守して、良い家を完成させていくことです。

そのために、設計についていろいろと学んだり、
工事管理をするための知識やスキルを身につけていくことが重要なのは、言うまでもありません。

しかしながら、それらを身につけるだけでは片手落ちなのです。

中小企業で、今後ますます大切になってくるのは、稼ぐ意識です。
今までの景気の良い時代であれば、仕事が次々に入ってきましたから、
稼ぐ意識などを持たなくとも、与えられた仕事を設計や工事担当者は
ただしているだけでよかったのですが、
今は時代が異なっています。

稼ぐ意識を社員さん全員が持ち、
「自分の給料分+会社の経費分を稼がなくては、お給料をもらえない」
という考えになっていかなくてはなりません。

仕事がそんなに無いから、事務所でネットサーフィンをしていたり、
ベラベラと世間話などしているような会社の空気をつくってはいけないと思います。

稼ぐ意識とは、つまるところ「時間あたりいくらの利益を出したのか」ということです。

この意識を持っていないスタッフが多すぎる会社は、
これからの時代、勝ち残っていくことが難しいでしょう。

仕事は与えられるもの。
仕事を受注してくるのは営業の仕事。
自分達は、与えられた仕事をやればいい。

そんな考え方が、一部のスタッフに蔓延していませんか?

また、公共事業に頼りまくってきた会社にも、同じような空気が蔓延していることが多いです。
こうした空気は、会社を滅ぼすことにつながってくるでしょう。

スキルを高めることは、当たり前。
お客様に喜んでいただける仕事をすることは、最優先事項であり、超当たり前。

それ以外に、自分の給料分+会社の経費分を稼ぐ意識を持つこと。
これからの時代、ますます重要になってくるでしょう。

皆さんの会社では、スタッフの大半が稼ぐ意識を持っていますか?
もし、持っていないスタッフが多い場合、どんな改革をしていけばいいでしょう?
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