京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

東北の旅16 山形・山寺立石寺

2009-11-14 13:05:30 |  国内旅行

東北の旅1 青森・ねぶたの里
東北の旅2 青森・奥入瀬渓流
東北の旅3 青森・十和田湖
東北の旅4 湯瀬温泉湯瀬ホテル
東北の旅5 秋田八幡平
東北の旅6 秋田 乳頭温泉
東北の旅7 秋田田沢湖
東北の旅8 秋田・角館
東北の旅9 花巻温泉郷 愛隣館
東北の旅10 岩手 昔話の遠野
東北の旅11 岩手・中尊寺
東北の旅12 岩手・毛越寺
東北の旅13 松島一の坊
東北の旅14 松島遊覧
東北の旅15 宮城松島瑞巌寺・魚市場
東北の旅16 山形 山寺立石寺
東北の旅17 日本の宿・古窯(こよう)
東北の旅18 おくりびとロケ地・蔵王エコーライン
東北旅行19 宮城 瑞鳳殿・仙台城址
東北の旅20 仙台空港・土産編

旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里

11月1日(日)

山形自動車道を山形北インターで降りて、みちのく巡礼四寺回廊
最後のお寺、宝珠山立石寺(ほうじゅさん りっしゃくじ)
通称「山寺」へやってきました。

宝珠山立石寺は、慈覚大師により、860年に開山された霊場。
        




大仏殿のある奥の院までは、石階段が1015段あり、
山寺の頂上に到着するには、40分ほどかかるとか。。

往復で1時間半、休憩を入れて2時間か。。

とりあえず、行けるところまで行ってみようと登り始めました。


根本中堂


山寺立石寺の本堂です。
御朱印はここでもらえます。でも、ここで引き返したのではもったいない。。




ブナ材の建造物としては日本最古といわれる根本中堂(こんぽんちゅうどう)。

国の重要文化財で、堂内には、建立時から1200年に渡って燃え続ける
不滅の法灯があるんですよ。

なんかすごいですよね~。



松尾芭蕉の句碑も


山門


さて、いよいよ、山寺山頂への入り口です。
ここで、拝観料を払って、気合いを入れて登っていきます。





でも、1015段の階段は生半可なものではありません。
登っても、登っても続く階段。。





せみ塚


やっとせみ塚へやってきました。

松尾芭蕉が、あの有名な

「閑さや岩にしみ入る蝉の声」

の句を詠んだのは、この場所だそうです。

そんな話を聞くとがぜん力が湧いてきて、疲れもちょっとはとれ、
また、頑張ろう~と。





弥陀洞(みだほら)


弥陀洞(みだほら)は、長い歳月の風雨が直立した岩を削り、
阿弥陀如来の姿をつくり出したと言われるものです。




1丈六尺(4、8m)の姿から「丈六(じょうろく)の阿弥陀」とも呼ばれ、
その姿を見ることができた人には、幸福が訪れるというのですが、

いかがですか、阿弥陀様のお姿に見えるでしょうか。。



仁王門


けやき造りの大きく綺麗な山門、仁王門までやってきました。

でも、なんだか私、今日はちょっと体調が悪いのか疲れてしまって。。

上を見ればまだまだ先は長そうだし、もう、駄目かな。。って。。

それで、主人に


「私は、ここで待ってるし、せっかくやし奥の院まで行ってきて。」

と、言いました。


「そんなこといわんと、ゆっくりでいいから、一緒に登ろうや。」と言われて、


「そうやな~。。。」

しんどい気持ち半分、最後まで登りたい気持ち半分、
主人に背中を押されて、また階段を登り始めました。





途中、奥の院から戻ってこられたご夫婦に

「あとどれくらいですか。。」と、お聞きしたら、

二人とも、にこにこ笑って、

「もう、ほんの少し!」

ほんと~。

ほんの少しではないことは分かっているけど、
そう言ってもらえると、元気がでます。


奥の院


そして、何回も、休憩しつつ、とうとう奥の院まで
登ってくることができました。




奥の院は、紅葉がすっごく綺麗~。

しんどかったけど、最後まで頑張れて嬉しいです。

諦めかけた私を引っ張っていってくれた主人と、
もうちょっと!と元気づけてくれたご夫婦に感謝ですね。





奥の院にお参りをしながら、
本当に、ここまで頑張ってよかったなと思いました。



修行の岩場

この辺りからの見晴らしは最高なのですが、こんな怖いところも。。

こちらのすごい岩場は、釈迦ヶ峰といい、

危険な岩場を通って、おしゃかさまのみもとにいたる行場で、
出世や欲望のための修行者が、岩場から転落死したことも
多かったと伝えられており、今では修行者以外の登山を禁じている。

。。と書いてありました。




いくらなんでも、この岩場を登るのは無理なような気がしますが。。



開山堂・五大堂

お参りも終わり、次は、山寺で、最も見晴らしのいい場所へ。


まずは、慈覚大師のお堂になっている開山堂。
中には大師の木造の尊像が納められているそうです。

開山堂から上へ細い階段を登ると、五大堂という展望台へ。
ここからの眺めは、山寺の中で最高なのです。





こちらは、開山堂前から見た奥の院。
紅葉がとっても綺麗です。





そして、こちらは五大堂から見た山寺の町と奥山寺の山々。


眼下に広がる広大な景色に、やっぱりここまでこれてよかった~と
またまた感謝。

やっぱり、物事なんでも途中で諦めてはいけませんね。





下山は楽なのですが、降りても降りても続く階段に、

「こんなたくさん登ってたんやな~」と、二人ともびっくり。


上りは、しんどくて。。何度も休憩しながら、
ただ上に行くことだけを考えていたので、
階段の数はあまりわからなかったのですが、

やっぱり、すごい数の階段を登っていたようです。



途中、やっぱり仁王門あたりで、ふーふーいっている方に


「あと、もうちょっとですよ~。」
と、声をかけてあげました。


本当は、もうちょっとでもないけれど、
でも、そう言ってもらえて私も頑張れたから。。


「ありがとう~。がんばります。」
と、その方も頑張って登って行かれました。


山寺名物


ようやく下まで降りてきて、やっと休憩です。
山寺名物の力こんにゃくを食べました。

力こんにゃくは、丸くお団子状のこんにゃくで
味がしっかりしみていておいしいです。

あ~あ、元気が出るな~。。




茶店のおばさんに、

「ご苦労様でした。ようお参りされましたな。」

って、言ってもらえました。


山寺・立石寺御朱印


みちのく巡礼四寺回廊、最後の御朱印をもらいました。
やった~、これで4寺制覇です。





中尊寺、毛越寺、瑞巌寺、立石寺。。
それぞれのお寺で、いろいろな思い出ができました。


みちのく巡礼四寺回廊、きっと忘れられない思い出になると思います。


さて、今日のお泊まりは、山形県のかみのやま温泉
今回の旅行、最後の旅館です。


  
   (東北17 日本の宿・古窯(こよう)へ続きます。)


コメント (12)