京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

東北の旅15 宮城 瑞巌寺・魚市場

2009-11-16 08:30:00 |  国内旅行

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旅の始まりは  東北の旅1 青森・ねぶたの里

11月1日(日)

瑞巌寺

みちのく巡礼四寺回廊、3番目にやってきたのは松島瑞巌寺(ずいがんじ)です。


松尾芭蕉も、奥の細道の旅で舟に乗って松島の島々を巡った次の日に、
当時奥州随一の禅寺とされたこの瑞巌寺を訪れています。


総門


瑞巌寺は828年に慈覚大師が開山した寺院です。


戦国時代以後、次第に衰退した瑞巌寺を、
江戸時代、仙台藩主の伊達政宗が、桃山様式の豪壮な大寺院に修復。

以後、伊達政宗・伊達家の菩提寺になりました。



伊達政宗によって建立された総門。


明治維新、伊達家の版籍奉還、寺領の撤廃で
瑞巌寺はまたもや衰退の憂き目を見ることになるのですが、
明治9年、天皇の行在所となり復興していくのです。


色々な歴史に翻弄されながらも、生き残り続けた瑞巌寺。
その1200年近い時の流れの中で、何を見、
どんな事を感じてきたのでしょうね。






杉木立の参道



本堂へと続く参道は、両脇に鬱蒼たる杉木立が続き、
歩いているだけで森林浴ができるよう。。

この一番奥に、本堂があります。





でも、本堂は平成21年9月1日~平成28年3月頃まで
「平成の大修理」中で、見る事はできませんでした。


国宝庫裡・大書院


代わりに、本堂修理期間中、特別公開されているのが
国宝庫裡(くり・禅宗寺院の台所)と、大書院です。





本来台所という実務の場所なのですが、
唐草などの装飾彫刻が施された柱受け(花肘木・はなさじき)があったり、

庫裏回廊は桃山文化を代表する建造物で、国宝なんだそう。


大書院には、桃山文化らしい煌びやかな襖絵の前に
本来は本堂に安置されている御本尊(聖観世音菩薩)や
政宗公位牌等が特別に公開中でした。



  庫裏の前庭に植えられている金銀木(スイカズラ)


洞窟群・西国33ヵ所観音様


参道横の小道には、洞窟群がありました。
納骨や供養のためのもので、鎌倉時代から江戸時代まで掘られていたとか。。

昔、修行僧がここで生活をし修行を積んだとも。。

うわ~。。私やったら、絶対に無理。。
昼間でも薄暗く、写真を撮るのも躊躇するような、そんな場所でした。





そして、その先には、なぜか西国三十三ヵ所の観音様がずらっと。。

今、主人といっしょに少しずつ回っている西国33ヵ所の観音様を
一気に見ることができて、嬉しいというか、びっくりです。



瑞巌寺御朱印


みちのく巡礼四寺回廊、無事に松島瑞巌寺でも御朱印を頂きました。




これで3つ。残すはあと一つ、山寺の立石寺だけです。
でも。。実を言うと、これが難関なんですよ。
なんといっても、1000段もの階段があるそうで。。


仙台名物牛たん


瑞巌寺を出ると、すっごくおいしそうな匂いが漂ってきました。
お肉があまり得意でない私でも、思わず立ち止まってしまう匂い。

仙台名物牛たんです。





もちろん、主人はじっとみつめて食べたそう。。
分厚い牛たん、一皿買って私は一切れだけお味見。

あとは主人が。。最後は結構ハードやなと言いつつも平らげていました。


お土産屋さんも、いくつか回って。。



ハイチューさくらんぼも珍しいでしょう。

幸せの神様という、幸せ夫婦ふくろうのストラップをお揃いで。。


松島魚市場


お昼御飯は、松島魚市場で。





観光客でいっぱいです。





「旨み」を「とろみ」に閉じ込めた、あっさり醤油風味の
かき丼というのを見つけて、すぐ、これに決定。

限定一日30個という牡蠣茶碗蒸しも。。





松島を遊覧している時から、牡蠣を食べたかったんですよね~。





プリプリで、濃厚な牡蠣、うま味たっぷりでおいしかったです~。



山形自動車道


東北自動車道、山形自動車道と乗り継いで、山寺の立石寺を目指します。
日曜日の高速で、どこまで行っても1000円。
でも、がらすきです。





山形蔵王パーキングエリア

立石寺へ行く途中寄った山形蔵王PAからは、とても綺麗な景色が見えました。





色づく山々、すすきの穂。。
秋の訪れを、五感で感じることのできる風景です。




そして、将棋で有名な天童も近いのですね。
こんなオブジェも飾ってありました。





さ、もうすぐ立石寺ですよ~。

    

    (東北16 山形 山寺立石寺へ続きます。)


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8 コメント

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たんぽぽさん、こんにちは (くまこ)
2009-12-07 13:23:08
この日も盛りだくさんのお楽しみでしたね
牛タンやカキなど、地方ならではの味覚も堪能され、
幸せの神様のストラップも・・・

さくらんぼハイチュウ、初めて拝見致しました
ご当地ハイチュウということですねっ

瑞巌寺の御本堂は本格的な改修中なんですね
平成28年・・・あと7年・・・
まだ随分先の事ですね~
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美味しそうな (美京)
2009-12-07 20:05:25
牡蠣の季節にゆけてよかったです事
茶碗蒸しにも牡蠣が入っているのですか・・・
それにしてもえらくお安い@@き

そう言えば東北では停滞にあったことがありませんでしたね。
関西とは車の量が違いますね。
車を持たない家って無いのにどうしてこんなに空いてるのかと・・・


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くまこさんへ (たんぽぽ)
2009-12-08 07:44:12
牛タンやカキ、宮城も美味しいものが
いっぱいでしたよ~。

さくらんぼハイチュウ、珍しいでしょう~。
りんごのハイチュウもありましたよ。
ちょっとまとめて大人買いしてきました。

瑞厳寺の御本堂の改修工事、長いですよね。
京都の東本願寺さんも、たしか5~6年かかってますよね。

こういう工事は、時間がかかるんですね。
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美京さんへ (たんぽぽ)
2009-12-08 07:51:53
松島湾では牡蠣を養殖しているので
安くで食べれるんでしょうね。
茶碗蒸しにも牡蠣が入っていましたよ~。
おいしかったです。

東北の道では、ほんと渋滞がありませんね。
名神や東名を基準に考えてしまうと
これでいいの。。と思うくらいがらがらでした。



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Unknown (カスミソウ)
2009-12-09 23:35:20
松島で良いお天気になったのは
たんぽぽさんご夫妻の常の行いの賜物ですよ~
遊覧船に乗れてよかったですね
ここのカモメは本当に慣れてますよね
たくさんのカモメが船に寄ってくるんですものね~

瑞巌寺の杉木立の参道の写真を見て
此処…此処… 私も写真を載せったけっと
昔のブログを見てみたら同じ辺りの写真で
嬉しくなりました 
此処の本堂は熊野から材木を運び
京都の宮大工によって建てられたとか…
今は改修中だったんですね

たんぽぽさんの写真を見ながらその時の旅を思い出しながら楽しんでます

でも一昨年に行ったつもりだったのにその前の年だったんです 
過ぎた年月の感覚がなくなってきました 

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カスミソウさんへ (たんぽぽ)
2009-12-10 10:34:38
松島で良いお天気になったのは、ほんと嬉しかったです。
雨の中では遊覧船に乗る気に、なかなかなれないですよね。

カモメとの遊び、すっごく楽しかったです。
おかげで島の説明はかなり聞きそびれましたが。。

瑞巌寺の杉木立の参道の写真、カスミソウさんと同じ辺りだったんですね。
杉木立の参道、みごとですよね~。
 
本堂は見れなくて残念。。あと、一月半早く来ていれば。。でした。

過ぎた年月の感覚がなくなって。。
私もまったく同じです。
去年やった?その前やった?
同じようなことを聞いています。

そんな時、ブログって助かりますよね~。
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こんばんは (AKIRA)
2009-12-15 19:31:44
今日は冒頭でつまづきました。。
何度も読んだんですよ。でも寺の衰退っていうのが理解できなくて。
お金がなくなって、ボロボロになるって意味でしょうか。。今の姿では想像もつきません。

しばし考えながら読み進んでいたら、牛タンが出てきて曇り空が一気に晴れ渡る感覚でした(笑) ゲンキンなものです。
やっぱり各地の名産はいいですよね~♪

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AKIRAさんへ (たんぽぽ)
2009-12-16 19:29:29
瑞厳寺、確かにその歴史には複雑なものがあるようで、
名前も平安時代の天台宗延福寺から、鎌倉時代の臨済宗円福寺、そして、瑞厳寺へと変わっています。

平安から鎌倉、室町、戦国と変遷した時代の渦の中、
天台宗と禅宗との紛争などに巻き込まれて、
衰退していった寺を、
伊達正宗が桃山時代の豪華絢爛なお寺に
修復、伊達家の菩提寺にしたようです。

牛タンも、おいしかったですが
さくらんぼやりんごのハイチューも
美味しかったですよ~。
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