京のたんぽぽ日記

夫婦共にリタイヤした後の生活を
大好きな旅行を中心に綴っていきます。

京都の紅葉 鷹峰 光悦寺

2009-11-25 11:23:00 |  京都散策
続いて、鷹峰(たかがみね)の光悦寺(こうえつじ)へやってきました。


昨年の11月13日、たまたまお茶会で貸し切りの時に訪ねてしまい、
見ることのできなかった光悦寺。

                洛北鷹峰 源光庵


今日は、ちゃんと見ることができそうです。よかった~。



鷹峰 光悦寺


光悦寺は、元和元年(1615)徳川家康が本阿弥光悦翁に
野屋敷として与えた土地に、

光悦が一族縁者はじめ、多くの工芸職人といっしょに住居を構え、
刀,蒔絵,書道絵画,陶芸などの工芸集落を営んだのが始まりだそうです。







狭い石畳の参道を歩いて行きます。






赤く染まった楓が参道を覆い、まるで楓のトンネルのよう。。






光悦寺茶席


中には、三巴亭茶席・大虚庵茶席・了寂軒茶席・本阿弥庵茶席など
7つものお茶席がありました。


それぞれのお茶席に風情があり、こんなところでお抹茶を頂けたら
どんなに心癒されるだろうと思ってしまいます。





毎年11月10日から13日の4日間は光悦忌茶会が催されるそうで
この間は貸し切りになるのだそうです。

そうだったのか。。と昨年の無念が、ようやくここで納得に変わりました。


光悦垣


大虚庵茶席前の垣根は「光悦垣」と呼ばれ、
斜めに組まれた竹垣が、ゆるやかなカーブを描いています。






光悦垣の優しいカーブがと鷹峰のなだらかな山並みを見ていると
こちらまで、優しい気持ちになってくるよう。。






そして、光悦垣の紅葉は、今まさに見頃を迎えていました。






白い牡丹の花との共演も素敵です。






鷹峰三山(鷹ヶ峰、鷲ヶ峰、天ヶ峰)


光悦寺は、京の北鷹峰三山を見渡す景勝の地としても有名。





もう少しすれば、この山々も赤く色づいていくのでしょうね。



光悦寺 収蔵庫


最後に、光悦寺収蔵庫を見せてもらいました。





お茶会で使われた茶碗などの展示。。



     こちらは、収蔵庫前の壺です。


芸術、美術を愛し育てた本阿弥光悦翁の世界を見せてもらった鷹峰光悦寺。


念願の光悦寺に、しかも紅葉の綺麗な頃に来れて、
昨年の残念な思いがすばらしい思い出に変わりました。よかった~。




紙屋川渓谷の紅葉


車をしょうざんに置いていたので、紙屋川渓谷の紅葉を見ながら
しょうざんへ戻ってきました。


紙屋川渓谷の紅葉、みごとに真っ赤だったので、ついでに紹介しますね。





途中、杉良太郎のそっくりさんに会って写真を一枚。



しょうざん 渓谷もみじ


そして、しょうざんの渓谷もみじもついでに。





ついでになんて言うのがもったいないほどの、





見事な紅葉です。






息を呑むとは、まさにこのことかしら。。と思うほどの紅葉。
主人も、私も、言葉が出ません。。





しょうざんのお庭の紅葉は何度も見ていますが、渓谷もみじは初めて。





今日はお庭には入らず、無料で楽しめる渓谷もみじだけでしたが、





でも、今日のしょうざんが一番綺麗だったような、そんな気がします。


しょうざんのお庭に行かれた方は、渓谷もみじもぜひぜひ見て帰って下さいね。



ということで、最後はしょうざんの渓谷もみじになってしまいましたが、

鷹峰光悦寺・紙屋川渓谷・しょうざん渓谷もみじ
洛北の秋を満喫できた一日でした。


次は、洛東の秋、最初は真如堂です。

    (洛東 真如堂へ続きます。)
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