ゴマクサ
2013-09-22 | 草花
ゴマノハグサ科のゴマクサCentranthera chevalieri Bonati
2013.9.7 伊賀市でゴマクサの生息を確認した.なかなか珍しい植物のようで,三重県では絶滅危惧ⅠB類(EN)に選定されている.名前は,花や果実がゴマに似ていることによるもの.
三重県レッドデータブック2005によると,日当たりの良い湿地に生える1年草.茎は直立して硬く10~60㎝で短い剛毛がある.県内ではいなべ市,鈴鹿市,伊賀市に記録がある.
愛知県でも絶滅危惧Ⅱ類(VU)に選定されていて,全国的に減少傾向の著しい湿地性植物だという.
栃木県では絶滅危惧Ⅰ類に選定されていて,「種子は翌年は発芽せず3~5年間休眠し、7月中旬に裸地で発芽する。ポリネーターはヒラタアブの仲間」だとするなど,ゴマクサの詳しい生態が記述されている.