田中川の生き物調査隊

平成12年3月発足。伊勢湾に注ぐ田中川流域の自然と生き物を調べ、知らせる活動をしています。三重県内の生き物も紹介します。

マメコガネ

2013-03-26 | 甲虫

コガネムシ科スジコガネ亜科マメコガネ属のマメコガネPopillia japonica

ネット情報によると,
植物食の小型のコガネムシである.日本在来種.移入した北アメリカでは"Japanese beetle"(ジャパニーズ・ビートル)と呼ばれている.農業上の重要害虫の一つ.

成虫は体長8mm-15mmほどで,小型のコガネムシである.上から見た体形は卵型で,やや左右に平たい.腹節の縁には白い短毛が密生し,体のへりに白い横縞模様があるように見える.他には前胸・小楯板と翅の境界がV字型に切れこむこと,前翅には縦のすじがあること,尾部は前翅からはみ出ることなども特徴である.

コガネムシには夜行性のものが多いが,マメコガネは昼間によく見られ,1枚の葉に複数の個体が固まって葉を食べていることが多い.人が近づいたり植物が揺れたりすると後脚を斜めに挙げる動作をとる.動きは鈍く,わりと簡単に捕えることができるが,体がすべすべしていて指からすり抜けることもある.
日本全土に分布.成虫は夏から秋にかけて発生し,マメ科植物,ブドウ類,ヤナギ類など様々な植物にやってきて花や葉を食べる.ダイズやブドウなど農作物の葉も食い荒らすので害虫として扱われる.

2012.8.30 亀山森林公園