干潟への出入口となっているコンクリートブロック内に、ヒトハリザトウムシの集団を見つけました。
豆粒ほどの体は寸同で「頭、胸、腹」の区分がありません。2つの眼と長い8本の歩脚をもち一対の脚を触覚器として杖のように使います。口の近くにあるはさみ状の付属器で小動物を食べますが、乾燥に弱く昼間は陰湿な場所に群生して休みます。
現在ザトウムシの仲間は世界で約4500種。
日本では約80種が確認されていますが海岸性は本種のみです。
砂浜と海食崖をそなえた自然海岸に生息しますが、近年生息地の消失とともに減少しています。
6月始め数百と群生した個体も11月に入り崖の隙間で数えるほどになりました。
卵越冬しますが、1月末カニの巣穴の中で成体を発見しました。
左の写真は2006.2.5
幾たびかの降雪にも耐えて生き抜くヒトハリザトウムシの越冬個体です。堆積した枯れ草の下にいた個体で、カニの巣穴に逃げ込もうとしているところです。越冬中も集団でいますが、西風が当たらない漂着物の下などに、数個体づつバラけて越冬しています。
ヒトハリザトウムシ越冬準備
豆粒ほどの体は寸同で「頭、胸、腹」の区分がありません。2つの眼と長い8本の歩脚をもち一対の脚を触覚器として杖のように使います。口の近くにあるはさみ状の付属器で小動物を食べますが、乾燥に弱く昼間は陰湿な場所に群生して休みます。
現在ザトウムシの仲間は世界で約4500種。
日本では約80種が確認されていますが海岸性は本種のみです。
砂浜と海食崖をそなえた自然海岸に生息しますが、近年生息地の消失とともに減少しています。
6月始め数百と群生した個体も11月に入り崖の隙間で数えるほどになりました。
卵越冬しますが、1月末カニの巣穴の中で成体を発見しました。
左の写真は2006.2.5
幾たびかの降雪にも耐えて生き抜くヒトハリザトウムシの越冬個体です。堆積した枯れ草の下にいた個体で、カニの巣穴に逃げ込もうとしているところです。越冬中も集団でいますが、西風が当たらない漂着物の下などに、数個体づつバラけて越冬しています。
ヒトハリザトウムシ越冬準備