DVD録画鑑賞「魍魎の匣」。

　原作小説は読んでいないうえに、録画開始が遅れた為3話からの視聴となりました。

　それらを抜きにしても、内容が難しく、特に京極堂が語る魍魎の概念等の解説はよくセリフになったな～と思う程専門書クラスの難解さで、ただただ圧倒されるばかりでした。それなのに、不思議ですね～飽きずに投げずに最後まで見られました。難解な設定はどうであれ、根本にあるのは人としての生々しい感情なのですよね。そこに共感するところがあるからなんでしょう。

　ホラーでもありサスペンスでもありミステリーでもある、この作品の原作の人気の秘密が少しだけだけど分かった気がしました。ラノベとは違う、小説らしい文体でのセリフ回しも新鮮で良かったし。CLAMP原案の、でもがっちり骨太なアニメキャラクターデザインも摩訶不思議な雰囲気に合っていて、もしシリーズで他に作品があればまたアニメ化して頂きたいです。

　でも、夜中にリアルタイムで見たらかなり怖いかも…(実は超怖がり/汗)。