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防衛大臣に民間人登用

2012年06月04日 | Weblog

画期的なことである。

防衛大臣に決まったのは、あの、森本敏氏で、民間人として初の入閣だ。

これまでの田中さんと比較すると、かなりの防衛通で、野田首相も『安全保障に関する我が国の第一人者のひとり』と紹介していた。

防衛大を卒業、外務省に入省、公務員として17年勤務した安全保障のスペシャリストとして、テレビ番組でもおなじみの親米派だ。

これまで防衛庁長官や防衛省に昇格しての大臣は、国会議員から登用されてきたいきさつがある。

著書では民主党に批判的な立場をとってきたといわれるが、野田総理がなぜ森本さんを入閣させたのだろうか?建前だけの野田さんの言葉しか聞えてこないため、なんともいえないが、野党幹部が言っていたように、“民主党内には人材がいない”というのが現状ではないだろうか。

森本新大臣が、民間出身だから・・・という懸念はいろいろ考えられるが、総理に、ここでも自民党よりの政治的な意図が働いたといわざるを得ない。

前日、小沢元代表との会談で野田さんは会談を物別れに終わらせて、自民党寄りの動きを始めている。

政治生命を賭け、不退転で臨んでいる消費税増税等一体改革だが、今後まだまだ紆余曲折がありそうだ。

私たちはこれまで目先のまやかしともいえる政策でいろいろ政治に対して不信感を募らせてきたが、国民からの支持が低下している中で、内閣を改造、防衛相に民間人を起用するという第2次野田改造内閣が誕生した。

こんな話題づくりも、剣が峰に立たされている野田首相独自の苦肉の策であることは否めないようだ。