6月の台風としては8年ぶりに日本に上陸した台風4号は、三陸沖に抜けた。
幼い頃、「紀伊半島潮岬」という地名を覚えた。台風4号はひと昔もふた昔も前、秋に日本列島に上陸するのが当たり前だったが、地球温暖化などの影響だろうか、発生も上陸も早くなってきたような気がする。
昔は、台風の中心気圧は「ミリバール」の単位だったが、現在は「ヘクトパスカル」になり、本土に近くなると1時間ごとに台風情報が伝わってくる。また、進路や観測精度も衛星やアメダスなどの観測でかなり詳しくなってきた。
さらに、テレビラジオの台風情報も参考にはなるが、気象庁のHPや民間気象会社の予報など、我々にとっては情報量が豊富になり、パソコンがあればいつでもどこでも台風の位置を確認できるようになってきている。ありがたいことだ。
今朝も気象庁のHPを開いてみたが、予想より多くの人がアクセスしたのだろう、「表示に時間がかかることがあり、ご迷惑をかけている・・・」とのお断りがあった。
風、雨ともに強く、吹き返しも見られた台風4号はあっという間に本土を縦断した。さきほど温帯低気圧になったようだが、今度は台風5号が南シナ海を東よりに進んでいて、進路によっては梅雨前線を刺激しそうだ。
6月の雨は当たり前だが、4号で地盤が軟弱な上、水量が増えている。ここ数日は気を緩めてはいけない。