Les seins de glace 1973年 フランス作品
監督 ジョルジュ・ロートネル
出演 ミレーユ・ダルク クロード・ブラッスール ニコレッタ・マキャヴェリ アラン・ドロン
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
南仏ニースに住む、脚本家フランソワはアイディアにつまり海岸を散歩していた。そこへ、美女が現れる。
彼はその美女に話しかけるが彼女は戸惑うだけでその場を去ってしまった。
しかし、街で再会したフランソワはなとかその美女、ペギーの連絡先を聞こうとしつこく迫った。彼女はとうとう根負けし電話番号を教え、家へ招き入れてくれた。
フランソワはペギーと親しくなり一緒に出掛けるようになると、何故か誰かに付けられている事を知る。ペギーはいつでも誰かに見張られていると怯え始めてしまった。
そんな時、彼女の弁護士だというマルク・リルソンから呼び出されるフランソワ。マルクはペギーの身の上を説明する。
彼女は現在病気でまだ完治してないのだというのだが。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
あらすじと邦題で泥沼の恋愛ものかと思われるが、原題を直訳すると「氷の胸」というらしい。
これは彼女を巡るサスペンス。
ちょっとネタバレになるが、彼女は殺人の容疑をかけられているのだ。病気ということで罪の償いは逃れたのだが、本当の彼女は・・・。
そうなると、弁護士の言う完治してないという病気が怖くなってくる。
病(やまい)と言った方が確信に近いかも?
で、何故にこの邦題か。
その前に、ドロンはと言いますと、弁護士のマルクでした。
で、脇役。
何故に脇に回ったか。
それは、ミレーユ・ダルクというペギーを演じた女優さんを売り出したかったかららしい。そう、彼女はこの時ドロンのプライベートの愛人だったらいしいのだ。
日本の配給会社はその事でこの作品を売り出そうとしたらしい。
なので、ややこしいことになる。
ちゃんとした邦題付けてればそれなりに面白かったのではないかと思うけど。
意外なオチといえば意外なのだから。
ふと思いだしたのが、アントニオ・バンデラスが出演していた「ストレンジャー」という作品。オチは似てるかも?
オチと言えば、落ち着いた雰囲気もかっこよかったなあ、ドロン。(なんのこっちゃ)
ラストは思わせぶりだったし。
そうそう、なんとなくですが、ビリヤードは得意じゃないのかな?ドロン。上手には見えなかったので。(~_~;)
それと、主人公のフランソワを演じた俳優さんはコメディアンでもあったそうで、そんな感じが出てました。
後に数本、この女優さんと共演してるドロン。
独特の感じの彼女なので覚えちゃったよ。( ̄。 ̄;)