Un flic 1972年 フランス作品
監督 ジャン=ピエール・メルヴィル
出演 アラン・ドロン カトリーヌ・ドヌーヴ リチャード・クレンナ リカルド・クッチョーラ マイケル・コンラッド
勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
「警官が人に対して持つ感情は2つしかない。疑りとあざけり(バカにして見る)だ。」フランソワ・ウジェーヌ・ヴィドック
海岸に近い銀行に強盗が入った。
行員に仲間のひとりが撃たれるもなんとかその場を逃げ切り金を盗み出す事は出来た。
パトロールに出掛けた警察署長のエドゥアール・コールマンは連絡を受け女性が殺害された現場へと向かう。そして、殺人課を手配し、さらに情報屋からある組織が税関とグルになって麻薬を運び出すと聞き、そのまま情報を集めるよう指示した。
少しだけ息抜きにナイトクラブに寄ったコールマン。かつての戦友のシモンが経営している店だ。
彼は恋人のカティと会ってホッとするのも束の間、すぐさま呼び戻されてしまう。
ある日、銃弾を受けた身元不明の死体を見せられるコールマン。明らかにあの強盗団の1人だと分かるがそれ以上何も出なかった。
しかし、彼にはある目星がついていた。戦友のシモンだ。
そのシモンはリスボン特急での麻薬の取引を横取りする計画を立てていたのだった。
勝手な感想(自分の思い込み多々)
フランスのフィルム・ノワールの巨匠ジャン=ピエール・メルヴィルの最後の監督作品。(ウィキペディアより)
個人的にはドロンを好きになった「サムライ」の監督さん。こういう、男の友情という世界感が好きな監督さんらしい。
先日紹介した「仁義」も同じ監督さんだったから。
かつての戦友との歩みの違い。
一歩間違えれば自分だって~という感じかな。しかし、そこは警察官の彼、ラストは~でした。
久々に生き残っておりました。
それでは、ドロンはと言いますと、珍しいというか、この段階では初めてだったかも?警察署長のエドゥアール・コールマンだった。
なので、ラストもあぶなかったけども無事。いつもだと逆の役柄だったんだけども。
後に何作か彼の刑事ものをみるのでなんともいえないけども、合っているのかいないのか微妙だったんだよねぇ。(^◇^;)
女性の影は消えないもので、恋人も健在してました。(あくまでも役柄です)
その恋人があのカトリーヌ・ドヌーヴだった。
近年の彼女しか知らないので、こんなにも美しい人だったのかと改めて知ったのだ。本当に美人さん。
今もその雰囲気を保たれているので、凄い女優さんです。
忘れそうでした。
列車からの横取りシーン。
凄い考えでしたが、様子はまんまトリック。
そこは時代を感じたよ~。(~_~;)