マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

初めに
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「陽だまりハウスでマラソンを」

2023-12-12 09:57:00 | ドイツ映画&ドラマ

Sein letztes Rennen 2013年 ドイツ作品   

監督 キリアン・リートホーフ
出演 ディーター・ハラーフォルデン タチア・ザイプト ハイケ・マカッシュ フレデリック・ラウ   

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
妻マーゴと二人暮らしをしていたパウル。ある日、妻がケガをしてしまい、家事全般をしてもらっていた彼に、家事は出来なかった。
一人娘のビルギットは離婚したばかりで仕事も忙しい。同居は無理だとの話から、娘に勧められるまま二人一緒に老人ホームへと入居する事に。
だが、パウルは、その生活を受け入れられないでいた。全てを諦めきったような、この世を捨て去ったように暮らす入居者達。
ふと、現役時代の写真を見たパウルは、再び走りだそうと決意する。彼はかつて、オリンピックで優秀な成績を収めたマラソン選手だったのだ。
初めは戸惑うマーゴだったが、あの時と同じようにコーチをはじめ、二人三脚でベルリンマラソン完走を目指すことにした。
そんな様子を初めは遠目に見ていた他の入居者達もだんだんと彼の応援に集まるようになっていく。
しかし、マーゴが倒れてしまい・・・。

勝手な感想(自分の思い込み多々)
今週もドイツ作品を紹介していきます。
日曜日のイベントは大変楽しかったです。
来場者限定の内緒話は、特に面白かったなぁ。もっとちゃんと覚えて行けばよかった~と反省ばかりでしたが。(^◇^;)
もし次回があるのならば、もっとゆっくり出来るよう、時間調整していこっと。

さて、先週、ふとまだ紹介していないことに気がついたこの作品。
自分の両親も現在おなじように、二人暮らしをしているので、いつこのような事態になるのかと思うと、ちょっとドキドキする内容でした。

人生の終わりを迎えるために過ごす施設。
すべてを必死にしなくても良い日々。ただ、時間を費やす為の行い。
国は違えども、きっとどこも同じなんだろうなぁ~と。

自分達の都合のいいようにお年寄りを、お年寄り扱いしているのかもと。
そうしているつもりはないんだけども、考えてしまったなぁ。

いっつもお年寄りのこういう様子を観るたびに思い出すのは、亡くなった義母(姑)の言葉。
「なりたくってなったんじゃないわ!」
未だに引っかかるのだ。うん、そうなんだけどさぁ・・・。(――;)
でもね、
パウルのようにどんなに歳を取ったとしても、自分でなんとかしようとしないとダメな気がするのだ。
元気な場合。
そうすれば、周りが応援してくれると思うんだよね。
それって、甘い考えかな?

そうそう、車椅子に乗ったオシャレなあの金持ちなご婦人、すっごく粋だと思ったよ。(*^^)v
それと、主役のパウルを演じたディーター・ハラーフォルデンは、きちんとトレーニングを積んだそうだ。

さて、ここで、イベントでも話題にあがった、
フレデリック・ラウの事を注目したいと。今回の彼の役柄は、施設の職員、トビアスでした。
パウルとマラソン対決をさせられちゃう、ちょっと不良(この場合きちんとしないという意味で)のあんちゃんでした。
でもね、良い奴だったんですよ~。
彼は、脇役が多く、それも今回のような重要な役を演じることが多い。声はハスキーで、なかなか単語が聞き取れない独特のしゃべり。
以前にも話ましたが、彼は子役から活躍している俳優さんなのです、「飛ぶ教室」のマッツ君!面影ありありなので、すぐ分かりますよ。

おまけ:
新作「One for the Road」が面白そう。来ないかな~。 
あと、少し古いけど、デビッド・クロスと共演してる「Simpel」も観たいな~。


コメント
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