マニアの戯言

映画マニアの勝手な映画感想日記

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「アメリカン・ジゴロ」

2012-05-03 23:41:33 | 1980~1990年代 映画

American Gigolo (アメリカン・ジゴロ) 1980年 アメリカ作品



監督 ポール・シュレイダー
出演 リチャード・ギア ローレン・ハットン ニーナ・ヴァン・バラント ヘクター・エリゾンド

勝手なあらすじ(自分の解釈の上でのストーリー)
ジゴロを商売とするジュリーは、いつものように女性をエスコートする。
ある日、昔の仲間から臨時の仕事を頼まれ、パームスプリングスまで行く。そこで、妻に暴力的な性行為をしろと彼女の夫から強制され、仕方なく従う、ジュリー。
その後、その夫人が死亡したとのニュースが流れた。そして、こともあろうに、ジュリーに殺人容疑が掛る。
そんな中、ミッシェルに出会ったジュリーは本当の愛を感じるが、彼女が人妻でその夫が政治家な為に無言の圧力をかけられてしまった。
容疑者としての疑りも深まるばかりで、追い詰められて行くジュリー。
いったい誰が彼に罠を掛けたのか?

勝手な感想(自分の思い込み多々)
エンディング。
彼女に甘える仕草が可愛かったので、個人的にそのシーンだけで何もかも許しちゃった、この作品。(ご贔屓過ぎるが)
内容的にはどうかな?とは未だに思う。(そこは妙な冷静さ)

身勝手と言えば、身勝手なジュリー。生意気って感じはひしひしと伝わって来る。
まあ、冷たくあしらえば自業自得。( ̄。 ̄;)
仕方ないのかな?

それでは、早いですが、ギア氏はと言いますと、主人公のジュリーが彼の役。
まさしく、女から金を得て生きている男=ジゴロ。
金持ちのご婦人の寂しさを埋めるのが主な感じ。お買い物に付き合ったり、一緒に観劇したり。
彼には女性の雇い主アンがいるのだが、どうも彼は、彼女から教わったテクニックと容姿で今の地位まで上り詰めたとい事らしい。
女性が喜ぶ仕草とか言葉がけなどなど。一応、TPOも心得ている紳士という触れ込みのようだ。
またそれが妙に似合うの似合わないのって。σ(^◇^;)
いや~すごいよね。
かっこいいというか魅力的というか。
まあ、個人的にはあ~いう男は苦手ですが。

さて、
この金持ちご婦人方、彼が殺人容疑となると、あっさり手のひらを変える。
彼は必死に、権力がありそうなご婦人に助けてくれと言いに行くがしらんぷり。
逆に、何でくるのとやっかい払い!
まあ、冷たい。
でもねえ、彼女らの行動も分からない訳でもないんだよ。
ダンナに内緒で楽しんでいたんだもの。
それに、貢ぐだけ貢がせておいて、今度は救ってくれって虫がいいわなあ。
さらに、オンナってそういうとこ、まじ、シビヤですからね。

でもねえ、
生意気とはいえそんなに憎たらしい奴でもないと思えたのだ。
偽りの自分を演じてきて、本当に好きなった相手に、本当にそうしてあげたいのか、いつものままの習慣なのか分からないという彼のシーンはむっちゃ切なかったもの。
無意識に策略してる自分が許せないんだ~って感じがさ。

だけど、高級ジゴロって凄いね。σ(^◇^;)
あんな豪邸に住めるんだよね。
服だってコーディネート出来るくらい衣裳持ちだし。

未だにそういう商売の男性っているのか?

オチは以外でちょいびっくり。
罠に掛けた理由もちょいびっくりだった。

ジゴロの恋愛模様だったら、そんなに物足りなさも感じず、納得なんだけど、サスペンスにしちゃったから、なんとなくなあ~って感じたんだと思う。

だって、ギア氏はむっちゃいい男だったんだもん。 

コメント
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