Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

自主映画制作講座・第5回

2005-06-13 | 映画・ビデオ

次回で終わりなのかぁ・・・と思うと残念ですが、第5回に参加しました。今日のお題は移動撮影。その種類と効果について解説を聞きました。

「汚名」・「第三逃亡者」・「フレンジー」とヒッチコックの例が多くって、大ファンである僕は楽しかったです。「フレンジー」の階段をカメラが降りていって都会の真ん中で人知れずネクタイ殺人が起っている・・・というあの場面は、初めて観たとき底知れぬ怖さを感じたものです。「第三逃亡者」の”60メートル移動撮影”は、映像を見せられるまですっかり忘れておりました。あぁ、久々にヒッチコックを腰据えてみたいなぁ。その移動撮影を見事にパロった「メル・ブルックスの新サイコ」も紹介されました。そうそう、あのガラスを割る場面覚えてる覚えてる。「サイコ」のシャワー室のパロディ場面で登場するボーイは、バリー・レビンソン監督だったりするんですよねぇ・・・とつまらないトリビアまで思い出す。さらに「男と女」や「ローマの休日」の例も出てきて、今日は僕の好きな映画ばかり。

ダスティン・ホフマン主演の「マラソンマン」はレールがないのに移動撮影ができている・・・という話が、次回のステディカム編につながるのです。それにしてもいろいろ撮影技術について話を聞くと、試してみたくなるもの。技術を知識としていろいろ知っていても、表現の手段として使いこなさなければ意味がない。自宅で使うPCがもっとパワフルなものならなぁ・・・動画編集にきっとハマると思うのですが。

終了後、居酒屋での会話。西村センセイが
「今年のベストワンは「ミリオンダラー・ベイビー」だっ!オレは泣いたよ。」
とおっしゃった。うー・・・あの公開初日に「Zガンダム」を観ていた自分はやっぱり賢明な映画ファンではありませんね(笑)。何はともあれ、次回は最終回です。
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僕のGreatest Albums(その17)

2005-06-10 | 僕のGreatest Albums
B00005HU7Kサンクチュアリ(聖域)
ノヴェラ NOVELA


キングレコード 2001-03-07
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ノヴェラの25周年記念盤が登場! 待望の映像作品付き!
大学の音系サークル時代、先輩のバンドやセッションを手伝うことがよくあった。おかげでいろんなジャンルを経験させてもらった。ダブって僕らと同じ卒業となったある先輩の卒業ライブのお手伝いをすることになった。先輩からは70年代のニッポンロックのかっこいいのを色々教えてもらった。そしてそのライブで選曲してきたのが、ノヴェラの曲だった。ちょうどプログレへの興味が高まっていた頃だったので1曲だけだったが、プログレと呼ばれる音楽ができる!というだけでも僕はやたらと嬉しかった。その曲は何やらえっらい大作だった。先輩は「ここからやるぞ」と指示をくれ、その曲の最後の5分間を僕らは耳コピーした。タイトルも知らなかった。

卒業してしばらくして、無性に”あの曲”が聴きたくなった。僕はノヴェラのCDに予備知識皆無で手を出した。それが今回紹介する「サンクチュアリ(聖域)」だった。”あの曲”とは違って短いけれど、起伏が激しくドラマチックなその楽曲に僕はたちまち夢中になった。そればっかり聴いた。ノヴェラは現在のビジュアル系バンドの先駆とも言うべき、プログレハードのロックバンド。冒頭の ♪ディヴァイン・コメディー や ♪ルナティック そして壮大なバラード ♪黎明 が特に気に入った。たぶん、当時僕が音楽活動をしていたら間違いなく「しよう!」と言っていたに違いない。そして何枚か入手していく中で、ついに”あの曲”に再会した。それはアルバム「イン・ザ・ナイト」(これも素晴らしい)に収められた16分にわたる組曲 ♪回想のかけら だった。今でもこの曲を聴くと、その頃を思い出す。僕にはこの曲はまさに”回想のかけら”なのだ。あー、音楽活動したいっ!また血がうずきそう。
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さよなら、ミセス・ロビンソン

2005-06-09 | 映画・ビデオ
「卒業」ミセス・ロビンソン役米女優死去 (スポーツニッポン) - goo ニュース
アン・バンクロフトが亡くなった。
僕が夢中になった映画「卒業」のミセス・ロビンソン役。初めて観た中坊の頃、すごく怖い人のイメージがあった。ほぼ同時期に僕は「エレファントマン」を観ているのだが、主人公が憧れる女優ミセス・ケンド-ル役も忘れられない。好奇の目にさらされていた主人公を偏見で見ることなく抱きしめる姿は、今でも映画の感動と共に記憶に残っている。「リップスティック」の強い女性弁護士、「奇跡の人」でのサリヴァン先生、「トーチソング・トリロジー」ではゲイである息子を憂う母親役、「アサシン」の教育係・・・いずれも忘れがたい役柄ばかり。他の女優で同じ役柄を、と想像できない迫真の演技と存在感。
ご冥福をお祈りします。
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僕のGreatest Albums(その16) Middle Man/Boz Scaggs

2005-06-07 | 僕のGreatest Albums


高校時代、僕が所属していたブラスバンド部。部室の楽譜棚には何故か70年代末期の楽曲ばかりが並んでいた。例えばラブ・アンリミテッド・オーケストラの♪愛のテーマ、スティービー・ワンダーの♪愛するデューク、ヴァン・マッコイの♪ハッスル等々いかにもブラバンでするとかっこよさそうな曲ばかり。当然そうした曲目演奏することもあったのだが、その中で僕がやたらと気に入った曲があった。それがボズ・スキャッグスの♪ウィ・アー・オール・アローン。僕はこの曲でボズ・スキャッグスを聴き始める。

オリジナルを聴きたいと思った僕は貸しレコード屋へ走った。そして手にしたのが名盤「シルク・ディグリーズ」。ラストを飾る♪ウィ・アー・オール・アローンは、歌詞カード片手によく歌った。社会人になってから、飲み屋で外国人の一団と一緒になった。店内は”日米親善”をテーマにカラオケ合戦となった。体格のいい黒人がポール・マッカートニーの♪マイ・ラブを、僕の同僚はド演歌で対抗、金髪のスリムな男性が♪ホテル・カリフォルニアを歌った後で、僕は♪ウィ・アー・オール・アローンを歌った。それからだな、僕が洋楽カラオケに夢中になったのは(笑)。

ボズ・スキャッグスのアルバムで最もお気に入りは何と言っても「ミドル・マン」。デビッド・フォスタープロデュース作で、ディスコグラフィーの中では最もロック色が濃い作品かも。近頃このアルバムをよく聴く。文字通り”ミドルマン”となった僕が、その良さに気づいたからなのか?。参加ミュージシャンがともかく豪華。スティーブ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、デビッド・ペイチのTOTO組は当然のこと、ビル・チャンプリン、レイ・パーカーJr.、カルロス・サンタナ、ローズマリー・バトラー・・・。曲の並びまでもが完璧なのね。ミディアムテンポのシャッフルが都会的な♪ジョジョから始まって、ドライブ感のある♪ブレイクダウン・デッド・アヘッド、♪シモン(僕の心をもてあそぶ)が渋ーく決まった後、絶品のバラード♪トワイライト・ハイウェイ。サンタナのソロが感動に導いてくれる。するとうって変わってプログレ調なイントロの♪ミドル・マン、ファンキーな♪イン・ニューヨーク、ローズマリー・バトラーとの掛け合いが印象的な♪エンジェル・ユー・・・。このヴァラエティに富んだ楽曲が魅力。カーオーディオに欠かせない1枚なんだ。
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僕のGreatest Albums(その15) Love On The Beat/Serge Gainsbourg

2005-06-06 | 僕のGreatest Albums


いよいよ僕が憧れる不良老人の登場。今回はセルジュ・ゲンスブールです。僕がゲンスブールを初めて聴いたのはいつだろう?想像もつかない。あの問題作 ♪ジュテーム・モア・ノン・プリュ のメロディーは幼い頃、どこかで聴いたことがあったようである。僕が真剣にゲンスブールを聴き始めて、その魅力にハマったのはアルバム「ラブ・オン・ザ・ビート」から。デビッド・ボウイの ♪レッツ・ダンス を気に入ったゲンスブールが同じミュージシャンを使って制作したこの上なく猥褻でこの上なくダンサブルな怪作。8分に及ぶダンスビートに、エクスタシー瞬間の女性の声がからむタイトル・チューン。娘シャルロットと近親相姦をテーマとしたデュエット曲(これがショパンの♪別れの曲のカヴァー!)。忘れもしないけど、初めて買ったFM誌の表紙はこれだった。女装したゲンスブールが煙草くゆらせて正面を向いている異様なジャケット。音もビジュアルも衝撃だった。

フレンチ(シャンソン)自体に初めて魅力を感じたのは、中学生の頃かな。NHKのTV番組でジルベール・ベコーのライブを観たことがきっかけ(ジルベール・ベコーは近い内にこのシリーズに登場します)。その頃僕は”映画音楽”というくくりで音楽を聴いていた。映画で使用されていれば何でも聴いた。だからピエール・バルーも、レイ・チャールズも、ブルース・ブラザースも、ジョン・ウィリアムスも、ジェリー・ゴールドスミスも、フランシス・レイも何でも聴いている。これが僕を雑食性音楽ファンにした最大の要素。

僕はゲンスブールの音楽や後の世代への影響だけに夢中になったのではない。彼がプロデュースした女性達への関わり方にも強く惹かれるのだ。”惚れた女を自分の理想像に近づけたい”という男心は誰にでもあるものだと思う。ジェーン・バーキンやカトリーヌ・ドヌーヴのように、ゲンスブールと出会ったことから歌に目覚めた者。ブリジット・バルドーやヴァネッサ・パラディのように彼の作品を歌うことでその魅力を増していった者。そして娘シャルロットなど、ゲンスブールの私生活にも深く関わってくる彼女たちのアルバムを聴く度に、そんな男心を美しい形で世に示したゲンスブールの”仕事”に感動させられたり、嫉妬させられたり。ギリシア神話に出てくるピグマリオン家は、自分が作った女性像に恋をして、アフロディーテに命を吹き込んでもらう。この話は「マイ・フェア・レディ」や「プリティ・ウーマン」に形を変えて現在にも生きているのだが、この”ピグマリオン願望”を見事に現実のものにしたゲンスブールに魅力を感じずにはいられない。要は女の子が好き!ってことなのかもしれないけどね(恥)。



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親子のつどい

2005-06-05 | うちの子に御用?
子供と接するって本当に癒される。仕事で猛烈に嫌な気分で帰宅+嫁サンの言動で猛烈にキレそうになり+空腹で精神的に猛烈にイライラしている・・・という状況下でも、寝顔を見たら落ち着きを取り戻せる。これは子供を持ってみないとわからないことだろうけど、おそらく子持ちなら経験あるはずだ。ちょっと隣で寝るだけでも幸福な気持ちになれる。

昨夜の仕事のグチでイラついていた僕から一変。今日は完全父親モードです。今日はルークの授業参観日とレイアの幼稚園行事がブッキング。配偶者アミダラMと協議の結果、僕がレイアの幼稚園の「親子のつどい」に参加することになりました。正直言うと「オレ疲れてるから頭使いたくない。去年はダンスとお絵かきくらいだったから、幼稚園に行くわ。」というのが本音でした。

思えばレイアと二人でお手手つないで幼稚園に行くのは初めて。入園式にも行けなかったからなぁ。まずは園のホールでお歌を歌って、親子で工作をした。ここまでは去年と同様だ。すると進行役の先生がなーんかもったいぶった言い方をしている。「この後何するか秘密だったよねぇ」・・・なんとドッジボールが待っていた。僕は園児の父親の中でも年長組に属しているので、20代の若いお父さんとドッジボールしようもんなら敵うはずがない。いるわいるわ、飛んでボールをよけるお父さん、ジャンプしながらボールを投げるお父さん・・・。行事で会うとよく会話する(同年代くらいと僕が勝手に思っている)お父さんと「ああいう人と一緒にされたらたまらんねぇ」と話しておりました。ま、そういうお父さん方の活躍でさほど出番はなかったのだけど、まさかドッジボールするとは思わなかったね。でもこれはなかなか楽しかった。正直、またしたい(笑)。

お弁当を食べて、レイアと二人でバスに乗って帰宅しました。どうせ帰り着いたら「おじいちゃーん!」とおじいちゃんっ子に戻るから、しばしのツーショットです(父親の感慨)。なーんか年くったなぁ、と感じた一日でございました。明日からも頑張ろう。
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「恋恋シネマ」を読んで

2005-06-05 | 映画・ビデオ
恋恋シネマ―早起きアナウンサーの、シアワセの素。

集英社

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フジテレビのアナウンサー佐々木恭子さんが書いた映画感想文&エッセイ集。映画番組の司会を担当することになってから、”1食抜いても映画が観たい”人になっていく様がなんとも面白い。この気持ちすごくわかるはずです、映画ファンならば。取り上げられているのは「「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」から「深呼吸の必要」までややミニシアター系寄りの近作が中心。韓流ドラマが他の国でどう受け入れられているか、という話題も登場します。この本の魅力は、単に映画の感想文が面白いだけじゃないのね。まず30代女性がこんなふうに映画を観ているんだという視点が、男性読者としては興味深い。「死ぬまでにしたい10のこと」の感想は、特にオンナの本音が見えてきます。自分を重ねて映画を観ることってありますよね、これは男性も同じだろうけど。佐々木アナはこの本で、女子アナとして仕事している自分の思いを素直に活字に出している。だから重ねている”自分”がリアルに感じられてとても好感が持てるんです。どうしても映画評はかっこつけた文章になりがち。佐々木アナの文章は、仮に半分近く”自分”の話になっていても、その映画への思いがきちんと伝わるのです。評論家センセイの文章に毒されている方、たまにはこういう本もいかがでしょ?。

番組を担当するようになってから、映画の話を局内でもインタビューでスタアともするようになる佐々木アナ。そこには映画を愛している人々の姿がありありと書かれています。かくいう僕もネット見知りの映画ファンがどんどん増殖しているけれど、やはり映画や音楽を肴に飲める友達が今以上もっともっと欲しい!と常々思っている。これまでも、堅そうでとっつきにくいなぁ・・・と思っていた方と、映画の話題をきっかけに人間関係が深まったこともある。趣味ってやつは人生の潤滑油、映画は人生の参考書だな。
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プレゼン(単なるグチです)

2005-06-04 | その他のつぶやき
職場でプレゼン大会なるものがあった。僕が発表をする羽目になり、今朝から「まっ、どうにかなるさ」と腹をくくっていざ福岡へ。イベントを充実させるのために勉強会の一環としてするもの、と聞いていた。ところが朝配られたアンケート用紙にはABCD4段階評価の欄が。こら!コンペじゃねえかっ!。聞いてねえゾ!

僕の所属している部門の他のメンバーは、(僕も含めて)このところお疲れモードなので「こんなのに1日つき合うことないよ。他部門と違って、僕たちゃ毎週土曜日出勤しているようなもんだし。僕が一人で被るから。」とみんなを休ませたり他の仕事をお願いしたり。僕も正直この数分間のためにわざわざパワーポイントなんぞ準備する気もないし、通常業務の方が大変だから、と口と配付資料でこなした。用意していたトークは日頃から話していることで、自信を持って普段から話していることだった。

ところがよっ!パワーポイントを使わないだけで、なーんか視線が冷たいのね。”手を抜いている”と言わんばかりの雰囲気。僕は何もかもパワーポイント使って話すのがだいたい好きじゃない。レジュメを前に大写しするだけじゃプレゼンとは言えないと思うのだ。常々そう思ってきた(今日も実際そんな部門もあるわあるわ)。それに流れが制約されちゃうからよっぽどストーリーに沿って話せる場面でないと使いにくいのよね。もっと巧い使い方があると思うのではあるが、日々に忙殺されてなかなか取り組めない。それがなーんか”手を抜いている”と思われちゃたまんないのさ。大体趣旨がよう見えん会議だったし、各部門のプレゼンもとても統一したお題に沿ってやったとは思えなかった。「それでいいんならまだやりようがあったのに!」と他部門の発表見てますますそう思った。

あー疲れた。なーんかイラつく1日であった。ったく!。こういうときは映画館の暗闇で現実逃避する?マイク握ってシャウトする?ひたすら体動かす?とりあえず明日子供と遊ぼう。
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世界五大美女はブルネット

2005-06-01 | その他のつぶやき
【こぼれ話】世界5大美女はいずれもブルネット=ブロンドは斜陽 (時事通信) - goo ニュース
へえーっ。イギリスのファッション雑誌が専門家に依頼して行った調査の結果で、ブロンド美女はトップ5に入らなかったとな。1位がアンジェリーナ・ジョリーというのは、まぁご時世だからわかるけど、4位にソフィア・コッポラが入っているのに驚いた。えーっ?「ロスト・イン・トランスレーション」や「ヴァージン・スーサイズ」の監督として活躍している、あのソフィア・コッポラ。父親の映画「ゴッドファーザーPART3」で役者としてデビューしたとき、ウィノナ・ライダーの代役であった。僕は正直な話
「もうちょっと綺麗な娘いるだろう?しかもノニーの代役だぞ!ノニーとは違うのだよ、ノニーとは。」
と、ランバ・ラル風に思ったものだ(失礼)。あの方がねぇ・・・。
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