次回で終わりなのかぁ・・・と思うと残念ですが、第5回に参加しました。今日のお題は移動撮影。その種類と効果について解説を聞きました。
「汚名」・「第三逃亡者」・「フレンジー」とヒッチコックの例が多くって、大ファンである僕は楽しかったです。「フレンジー」の階段をカメラが降りていって都会の真ん中で人知れずネクタイ殺人が起っている・・・というあの場面は、初めて観たとき底知れぬ怖さを感じたものです。「第三逃亡者」の”60メートル移動撮影”は、映像を見せられるまですっかり忘れておりました。あぁ、久々にヒッチコックを腰据えてみたいなぁ。その移動撮影を見事にパロった「メル・ブルックスの新サイコ」も紹介されました。そうそう、あのガラスを割る場面覚えてる覚えてる。「サイコ」のシャワー室のパロディ場面で登場するボーイは、バリー・レビンソン監督だったりするんですよねぇ・・・とつまらないトリビアまで思い出す。さらに「男と女」や「ローマの休日」の例も出てきて、今日は僕の好きな映画ばかり。
ダスティン・ホフマン主演の「マラソンマン」はレールがないのに移動撮影ができている・・・という話が、次回のステディカム編につながるのです。それにしてもいろいろ撮影技術について話を聞くと、試してみたくなるもの。技術を知識としていろいろ知っていても、表現の手段として使いこなさなければ意味がない。自宅で使うPCがもっとパワフルなものならなぁ・・・動画編集にきっとハマると思うのですが。
終了後、居酒屋での会話。西村センセイが
「今年のベストワンは「ミリオンダラー・ベイビー」だっ!オレは泣いたよ。」
とおっしゃった。うー・・・あの公開初日に「Zガンダム」を観ていた自分はやっぱり賢明な映画ファンではありませんね(笑)。何はともあれ、次回は最終回です。