Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:

2024-06-11 | 映画(は行)


◾️「劇場総集編ぼっち・ざ・ろっく!Re:」(2024年・日本)

監督=斎藤圭一郎
声の出演=青山吉能 鈴代紗弓 水野朔 長谷川育美

10年前。当時の上司がアニメ「けいおん!」大好き(ムギちゃん推し)で、グッズ発売日に休暇をとって買い漁っていた。その様子を微笑ましく見ていた当時の僕(唯ちゃん推し)であった。それから10年経った本日。故あって入れたはずの午後休み使って「ぼっち・ざ・ろっく!Re:」🎸✨初日に参戦。
きゃほー😆
あの時の上司と同じカテゴリの人間になった自分を自覚した💧

「ぼっち・ざ・ろっく」は、ここ数年でどハマりしたアニメの一つ。その理由はアニメのレビュー(こちら)をご覧いただくとして、本作はその総集編前編。「どうしてバンドをやるのか」に対するメンバーそれぞれの思いを主軸に置いた編集になっている。シリーズ中盤に登場する名エピソードの、虹夏がひとりに問いかける場面からこの劇場版は始まる。

放送順にダイジェストにするのかと思っていたら大間違い。この総集編の編集では「なぜ」が貫かれているから、ひとりの"ちやほやされたい"も、リョウ先輩の"嘘くさい歌詞の曲やりたくない"も際立ってくる。バンドの運営方針やらグッズ決めるエピソードも楽しかったけれど、楽曲のバックでサラッと日常風景にしたところもナイス。そこが許せないと言う人は、「あなたが私のマスターか」をバッサリ切り落とすFateの劇場版に怒りを向けてくださいww

本作は物語の振り返りも大事だけど、なんてったって音楽に没頭できる時間であることが素敵。映画館の大音響で聴く「ギターと孤独と青い星」に身体がじっとしてられない。テレビでは流れなかった楽曲も登場するし、新曲によるオープニングには新規カット!?が見え隠れ。

僕は廣井きくりさんが好きで、かっちょいい路上ライブ場面がお気に入り。「目の前にいるのは敵じゃないよ」のひと言に、テレビの前で泣いてしまった。今回もわかっちゃいるのにまた同じ場面で泣きそうになる。あの言葉響くのよ。バンドやってた頃の自分にも、今の自分にも🥹。そして、虹夏のタイトル回収の名台詞。あーそうだ。君のロックをやればいい。その言葉は、スクリーンのこっち側の僕らにも向けられているんだよ。またウルウルきてるよ、いい歳こいたおっさんがさ(恥)🥲

脚本の吉田恵里香さんは、朝ドラ「虎と翼」も手がけている。ヒロインを取り巻く人々が、彼女を才能開花に向かわせる素敵な存在で、脇のキャラクターまでとても大事にしてると見る度に思う。本作も然り。

入場者特典のミニ色紙は虹夏でした。えーと、わたくし虹夏推しです(嬉)。やっぱり10年前の上司と同じカテゴリに属してるな、オレ🤭

後編も楽しみだっ!♪🎸⚡️アジカン楽曲「Re:Re:」をタイトルに持ってくるセンスも好き。





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