Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

僕のGreatest Albums(その18)

2005-06-15 | 僕のGreatest Albums
Woman and I...OLD FASHIONED LOVE SONGSWoman and I...OLD FASHIONED LOVE SONGS
柳ジョージ&レイニーウッド

インディペンデントレーベル 2005-11-02
売り上げランキング : 18888

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


僕の音楽的ルーツを探求する回顧企画第18回。先に憧れの男性アーティストとして甲斐よしひろ、宇崎竜童、世良公則を取りあげた。そして僕が憧れるもうひとりが柳ジョージだ。初めて柳ジョージ&レイニーウッドの曲を聴いたのは僕が中学生の頃。曲はもちろん ♪雨に泣いてる だ。渋い・・・当時そんな言葉でそのかっこよさを口にすることはできなかったが、酒と煙草の香りがする大人の音楽・・・おマセな僕はその雰囲気に憧れるようになった。NHK-FMでその頃スタジオライブが放送されて、エアチェックしたテープを繰り返し聴いた。特に ♪FENCEの向こうのアメリカ と ♪プリズナー がやたらと心に残った。

高校生になって名盤「YOKOHAMA」を僕は購入している。周りのみんなが松田聖子あたりにキャアキャア言っている頃だ。アイドルに夢中になるお年頃に 
♪ひとーりぃ飲むぅ、バーボン~がぁ~、なみーだぁ~にぃ、溶け込んでぇ~
ってな歌詞に酔っていたんだから、マセガキだよなぁ(笑)。と言ってもそれなりにアイドルも聴いていたわけで、音楽的に節操がないのは既にその頃から。いいんです、グッとくればそれは自分にとって”いい音楽”なのだから。そして今でもよく聴くのはアルバム「Woman and I」。名曲「青い瞳のステラ1962年夏」を収めている。

僕はR&Bという音楽ジャンルとその代表的アーティストたちを柳ジョージを通じて知った。レイ・チャールズとのジョイントツアーを彼がしたことで、レイ・チャールズへの僕のリスペクトは高まったし、サム・クックやスモーキー・ロビンソンのカヴァーを聞くことでR&Bの神髄に触れる機会ができた。また彼がソロになってからのカヴァー集「GOOD TIMES」も、僕の音楽的な幅を広げてくれた。こういう音楽体験があるもんだから、近頃J-POPのアーティストたちがR&B歌手を名乗るのがどうしても気に入らない。できるもんなら ♪チェンジ・イズ・ゴナ・カム を歌って俺の魂揺さぶってみろよ!ってな気持ちになる。何にしてもそうだけど、本物に触れることって大事だよね。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする