ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

出る杭は打たれる

2010-01-18 16:49:51 | 時事(国内)
小沢一郎がどこかの壇上で発言していた言葉である。

「私自身のいろいろと言われている問題について、国民の皆さんが
信任してくれたから選挙(衆院選)でも民主党を支持してくれた…」

最近、ニュースでは見ない日がないくらい登場率が高いのが、この人
である。悪人顔だからなのか、特に検察はこの人をなんとか権力の座
から引きずり降ろそうとしているような気がするのは、多くの人が感
じていることだろう。

言われているカネの問題も、政治家ならずも人間を長くやっていれば、
誰でもひとつやふたつ、叩けば埃くらい出るものである。そして小沢
くらいの大物なら、すでに綿埃だらけでも何ら不思議はないはずである。
それにしても、少しも後ろめたくないのなら、子飼いの若い衆が捕まる前
に、抽象的な表現ではなくて、はっきりと4億円の詳細を国民に向かって
説明すべきだったのだ。

自民党の没落の原点は政官の癒着、腐敗、そしてカネであった。過去に
そのドロ水の本流を泳いできた小沢一郎は、そのような諸悪の旨みを
一番知っている人でもあるのだ。長い間、野党暮らしの身でありながら
あれだけのカネを集められたのは、それを充分物語っている。

人々が民主党に一票を投じたのは、結して小沢への期待ではない。
あるとすれば、長い野党暮らしの間に少しは丸くなり与党となった民主党
の大黒柱として少しでも良い味を出してくれれば、とその程度であろう。

しかし、フタを開けてみれば相変わらずの権力志向と唯我独尊ぶりである。

当初、本人も言ってた通り選挙で勝つ為の参謀として民主党の裏方に
廻っていればそれでよかったのである。また、そうしていれば、検察
から目を付けられずに済んだのかもしれない。

まさに「出る杭は打たれる」ということであろうか。




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1995年1月 25歳

2010-01-17 16:55:19 | 時事(国内)
今日でちょうど阪神大震災から15年目である。

とは言っても、自分自身が被災したわけでもなく、ただテレビの画面を
通じて震災の被害を見ていただけで、今日まで今ひとつ実感がないのが
正直なところである。また、年齢的にもまだ若かった為、社会の出来事
に対して、それほど関心がなかったのだろうと、当時を思い出して推測
した次第である。

その頃、当時、25歳だった私は福岡県の博多に住んでいた。確か中途採用
で一つ目の旅行会社で働いていた頃である。前年の年末から年始ににかけ、
同僚の友人と韓国に遊びに出かけ、帰国予定日に釜山からのビートルという
高速船に乗り遅れ、年明けの仕事始めに間に合わず、翌日、上司からこっぴ
どく叱られて、まだ意気消沈して仕事をしていた頃が、1995年1月の半ばで
あった。

まぁ、そんなことはどうでも良いことだが、今後も、日本に住んでいる以上、
必ずどこかでこういうことが起こるだろう。大事なのは「減災」である。
被害を最小限に食い止めるような、日ごろの備えと可能な限りの自己防衛、
そして国の迅速な支援体勢が不可欠である。

政治家が私腹を肥やし、いいかげんな国づくりをした結果が、先日、震災に
見舞われたカリブ海の国、ハイチの人々を苦しめている。せめて大統領府
くらい耐震建築にすべきであったはずである。外見はホワイトハウスそっく
りだが、その作りはまるで張りぼてであった。

ひとたび震災が起きれば、政治に携わる者の責任の大きさを思わずにはいら
れないということを象徴する出来事であった。







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全アジア航路を行く

2010-01-16 17:55:19 | 
国の外に行くためには船が唯一の交通手段だった。だからこそ、
日本人は外国のことを海外と呼んだ。と言うのは、本当かどうか
定かではないが…。

年が明けたばかりだが、今、無性に旅に出たくなっている。
どこか、遠くの知らない街に行きたい。でも今すぐなんて
到底無理である。そこで昨日、一冊の本を購入した。

「全アジア航路を行く」小牟田哲彦著である。

内容はタイトルが示す通り、筆者自身がアジア諸国間に運行されて
いる航路を使い、あれやこれや…と述べたものである。日韓航路から
始まり日中、日台、日露、そして中韓、フィリピンーマレーシア航路
など全アジアを網羅とまではいかないが、数多くの航路を辿っている。
いわゆる紀行本だが、航路の歴史などにも詳しく触れており、ある
程度の読み応えはあった。

世界的にも国際航路は減りゆくばかりである。航空機の発達により、
船に乗ってのんびりと船旅を楽しむという時代ではすでにないが、
もし、時間に余裕があるなら、たまには船の旅もしてみたいと思った
次第である。

もちろん、船酔いさえしなければ…の話しだが。










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ローカルな話

2010-01-14 23:46:50 | つぶやき
「トンネルを抜けるとそこは雪国であった…」のトンネルはたしか群馬県
と新潟県の県境にあるトンネルだったと思うが、本日、名古屋市から岐阜
市へ向かうとすっかり雪景色なのであった。

以前から不思議に思っていたのだが名古屋市と岐阜市、南北に直線距離で
およそ30キロほどにも関わらず、天気が異なるのである。名古屋で晴れて
いても岐阜では一面銀世界なんてことも、冬のこの時期には時々あるのだ。

名古屋市と岐阜市の間に一宮市というのがあり、名古屋が晴れていてもこの
あたりから積雪が見られ、その後、愛知県と岐阜県の県境に流れる、木曽川
を渡るとあっという間に銀世界となり、そのまま岐阜市に着くとすっかり
雪景色という具合である。

最も天気には変わり目というものがあり、それが南北30キロの名古屋市
岐阜市間にあっても何の不思議もないのだが、快速電車でたった18分のこの
距離にそれが存在するのである。近頃はそんなことにもすっかり慣れたが、
初めてこの地に来た頃は、それが不思議で仕方なかった。

岐阜市では川を一つ越えると積雪量が増え、気温も下がると言われて
いる。また、西に向かうと滋賀県との間に伊吹山という山があり、秋から
冬にかけてこの山から吹き荒れる「伊吹おろし」という強い寒風が吹く。

早いもので、名古屋に居を移して今年で9年が経つ。最近ではこの地域
のことにも少しずつ詳しくなり、徐々に関東人から東海人に移行して
いるような気もする。このごろは東京に行くと、人の多さに辟易して
しまい妙に疲労感を覚えるようになったし、ラッシュ時の山手線では、
「隙間乗り」が出来なくなってしまった。
隙間乗りとは、ラッシュ時に扉付近の人ごみのわずかな隙間を狙って
扉の閉まるちょっと前に乗り込む乗車方法である。こうすると背中が
扉になるので、ちょっとだけ楽なのだ。最もひと駅ぶんだけだが…。

歳のせいもあるのかもしれないが、都会で生きていくということは
案外パワーがいるということを、最近になって身を持って知ったような
気がする。そういう意味では年齢とともに田舎へ移り住むということは、
体に対するエコなのだろう。

最も名古屋市が本質的に田舎とは言い難いが…。

何だか、話が非常にローカルになってしまった。明日も全国的に寒そう
である。それでもたまに降る雪はうれしいものだが…。



















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御払い

2010-01-13 18:11:34 | つぶやき
先日、知り合いのリーフォーム会社の社長さんと話しをしていると、
「ちょっと手を見せて…」と言われた。
手のひらを見せると、「あんた、良い気してるね…」といわゆる
「気功」についてあれこれと教えていただいた。

住宅のリフォーム業などをしていると、「風水」や「気功」といった
「運気」や「方位」など、目に見えない力への興味が自然に湧いたの
だそうだ。この社長さんは、趣味が高じ、わざわざ中国まで出かけて
「気功」と「風水」を学んできたのだと言う。

これまでそういったことに全く関心がなかった私にとって、正直この手
の話しはちょっと苦手でもあるのだが、実際、この社長さんの手のひら
に自分の手をかざすと、本当に熱く感じるのだ。それもどんどん熱く
なるのである。その横で社長の奥さんが、「この人の気は、相当に強い
でしょ。私の肩こりも彼の手に掛かれば、すぐ直っちゃうんだから…」
と真顔で言うのだ。ものの数分であったが、なんだか体の血行がとても
良くなったようで、風呂上りみたいな爽快感を感じたのである。

ついでに、自宅やお店の間取りと家具の位置や鏡の位置などの詳細を
紙に書いて風水的に様々なアドバイスをいただいた。

その後で、「そういえば君、確か今年40だったよね」「その前に厄払いに
行ったほうが良いよ…」と言われてしまった。

そう今年は厄年なのだ。

厄年と言えば厄除けの「御払い」である。なんだかこんな話しをしなければ、
全く気にならなかったのに、この日以降、御払いをやったほうが良いのか、
はたまたやらなくても良いのか悩んでしまっている。

どうしよう…

風呂で塩もみでもして、厄落としでもしようかな…




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龍馬

2010-01-11 16:37:26 | 時事(国内)
「歴女」という女性が増えていると最近時々耳にする。
歴史に関心のある女性の総称で、特に戦国武将に入れ込む人が
多いという。

簡単な操作で武将が敵をなぎ倒すアクションゲームが歴女への
きっかけになる場合が多いらしいが、ストレス解消でゲームを始め、
次第に二枚目に描かれる武将に心を引かれ、歴史への関心がわくそう
である。

アニメオタクが、アニメに登場するかわいらしい女性にバーチャル的
恋心を抱くのと同じような感覚かもしれない。

ゲーム上の武将はユニークに描かれており、外国人の側室がいたと
される伊達政宗はあるゲームで、バトル前後のせりふを英語で話すのだ
そうだ。当時のシャム(現在のタイ)で活躍した山田長政がゲームに
登場するのかは分からないが、政宗の英語に対抗してタイ語で話せば
少しは面白いかもしれない。万が一バトルに負けても「マイペンライ
(気にしないで)」と言ってくれれば完璧である。

こちらは戦国武将ではないが、今年の大河ドラマでは福山雅治演じる
坂本龍馬が話題となっている。その効果は絶大だそうで、ドラマ
以外でも本や雑誌となり、何だか見事にNHKの戦略にはめられた
感じがしている。

まぁ、武田鉄矢を主演にしなかったのは正しい選択であったが…





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貧幸

2010-01-10 16:39:07 | 時事(海外)
昨年の年末ジャンボ宝くじ、山口県の宇部市の小さな売り場で
1等が2本も出たそうで、年始の大きなニュースとなっていた。

なかなか当たらないものだが、それでも毎年必ず誰かが確実に
幸運を掴み、億万長者となっているのである。これは英国での
話しだが、17歳の時、宝くじで3億円を当てた男性が、その後、
苦労が絶えず、先日、29歳と言う若さで孤独な死を迎えたそうである。

宝くじは世界のどの国でも多くの人が高額当選を夢見て購入する。
だが当選してもその後の人生が必ず幸福とは限らないのだ。

この男性も17歳の時、3億円を当てた。彼は家を買い、慈善事業に
寄付までもしていたのだが、人生に目標が見出せず、結局購入した
別荘に閉じこもる生活をしていたそうである。

「宝くじに当たってから不幸になった」

そうした人は世界中に数多くいるのだろう。

しかし、「金さえあれば幸福になれる」

そう思っている人もまた、数多くいるものである。

「貧幸」

誰が言ったのか、かつて貧しかった頃の日本を例えた言葉である。
お金で幸せは買えない。今の日本を見れば一目瞭然である。

もしかしたら「宝くじに当たること、億万長者になることこそが、
不運を掴むこと」なのかもしれない。

まぁ、そう思うことで外れたことを納得することにしよう…。









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発想力

2010-01-09 18:22:24 | 時事(海外)
斬新なアイディアと発想力、ある意味、不況を乗り切る上でどんな業種
にも必要なことであろう。特にライバル会社や競合他社に差をつける為
にも、何かひと工夫が必要である。

そのような中、米国のジェットブルー航空というLCC(格安航空会社)が
一風変わった広告宣伝方法を行っている。

この会社、現在、航空業界の不振の中でも、数少ない利益を得ている
企業である。同社の低コストで高い生産性は、業界でも注目されており、
また利用者にとっては、その価格の安さとシートピッチの広さ、シート
グレードの高さで大変人気があるのだそうだ。

そんな同社では、リムジンタクシーなどの空港までの足となる交通機関
のネットワークを利用して、一風変わったサンプリング宣伝を行っている
のである。まず乗客に対してガイドブックと処するチラシ兼販売ツールを
配布するのだ。

そして、その表紙には、以下のようなコメントが踊っているそうである。

「ジェットブルーに搭乗していない時のために…」

要は、同社の航空機に搭乗せず、他のエアラインを選んだ場合には、
こんなアイテムが必要になる(なってしまう)というグッズを、セレクト
して掲載してあるのだ。

まずは、ひざパッド。(カバー)である。このアイテムを使えば、例え
他社の狭いピッチのシートに座っても、前の座席のシートに膝をぶつける
ことがなく、快適に過ごせますというメッセージとともに販売ツールで
紹介されている。価格は、$79だそうだ。

ちなみに、同社ははそのピッチの広さ、シートの快適さが、航空機の特徴の
一つであり、また売りになっている。そんな他社との差別化ポイントを、要は
逆説的に際立たせようとしているのである。

他にも、逆説的に自社を際立たせるような商品を掲載し、それが売れれば
当然利益になるし、たとえ売れなくても自社の宣伝となるように作られて
いるのだ。

一見単純だが、非常に賢いやり方である。

日本では、この度惜しくも日本航空の再建に法的整理を活用する方向と
なった。どのような再建手段であれ、資金投入だけでは、再建は容易で
はないだろう。

弱小とはいえ、このジェットブルーから見習べきものがたくさんある
ような気がしている。



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進歩

2010-01-08 17:58:59 | つぶやき
ようやく正月気分も抜け、本日からやっと「仕事したなー」という
気分になった。毎年この時期になると通常の仕事と平行してやら
ねばならないことがどーんと増えるのが自営業のつらいところである。

それが、確定申告である。

サラリーマンだった頃は、それがこれほどめんどくさいものだとは、
露ほどにも思わなかった、というか、一体確定申告がどのようなもの
なのかそもそも理解していなかったのである。

うちのような物販は在庫で抱える全ての商品を棚卸をするだけでも
大変めんどうな作業なのだが、これに加え溜った領収書の整理も
待っている。少しづつやっているものの、元来性格が大雑把というか、
大らかというか、はたまた細かくないというか、つまりいい加減なので
やる時は一気にやるはめになるのだ。最もやるからには、いい加減では
済まされないので、一夜漬けならぬ二日漬けくらいで最後にはびしっと
数字を合わす、必殺の合わせ技を得とくした次第である。
(結してインチキではないのであしからず…)

まぁ、そんなこともあり、1月は何かと忙しいのだ。

と言っても、「明日できることは、明日やる」という、確かトルコの
格言だったか?の通り、できるだけ先に延ばしにし、追い詰められて
から一気に…という毎年のスタイルで今年もやることになるんだろうな…。

進歩がないなー。















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親の心子知らず

2010-01-06 15:48:25 | つぶやき
年が明けると、毎年様々な方が年始のあいさつを兼ねて顔を
出してくれる。最もそのほとんどが暇つぶしだと思われるの
だが、まぁ、それはそれでありがたいことだと思っている。

昨日は、音信不通の息子を持つおばちゃんの話を書いたが、
本日登場するおばちゃんは海老蔵似のプレイボーイの息子さん
を持つおばちゃんの話である。

昨年11月頃だったか、一度このおばちゃんの息子の話をこのブログで
書かせていただいたのだが、本日、その後の続きを話しに来てく
れたのだ。この海老蔵似の30代の息子さん、昨年9月か10月に2度目
の結婚をしたのだが、ひと月足らずで元彼女と未だ切れていないことが、
携帯のメールを通じて新婚の奥さまにバレたのであった。
まぁ、良くある話なのだが、裏切られた奥様はそのまま実家に戻り、
話し合いをしているというところまでが、前回までの話である。

そして本日伺ったその後の話しでは、一度は旦那さんの待つ家に
戻ったものの、やはりどうしても許せなかったのだろう、結局12月
には再び実家に帰ってしまったそうである。そして数日後、本人
から離婚届と1000万円の慰謝料を請求したいとの文章が書面で送ら
れてきたそうである。

結婚数ヶ月で慰謝料1000万とは、また大きく出たものだが、まぁ、
取れるだけ取りたいということなのだろう。ちなみに職業は行政
書士である。行政書士の給料がどれほどなのかわからないが、
さすがに気前良く払って差し上げられる金額ではなかったようで、
現在は家裁の調停中となったそうである。

それでもこんなことになり、一番参ったのは当の息子さんではなく
母親であるこのおばちゃんだったようで、楽しいはずの年末年始が
台無しになってしまったと嘆いていた。

ここにもまた、「親の心子知らず」のバカ息子がいたのである。

最も私自身、結してえらそうなことを言えた身分ではないが、この
ように連日バカ息子を持った母親の心労を見るにつけ、あらためて
親孝行をせねばと思った次第である。

別段、望んでいるわけではないが、なぜか縁あってこのように自分の
親の世代の方々とお話しする機会に恵まれてしまっている。どうせなら
ピチピチギャル世代の方がうれしいのだが、それでもこういう方々を
通じて年寄り世代の考えを知ることも多く、あらためて年寄りの言う
ことは聞くべきだ、と言うことを肌で実感している。

最も、聞くに堪えない話ばかりする年配者も多いのもまた現実であるが…




















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