ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

心の準備

2020-05-24 23:07:34 | 時事(国内)
日本の政府観光局が4月の日本人出国者数を発表した。その数3900人。一日わずか130人である。間違いなく最低記録だろうけれど、厳しい出入国制限の上、フライトの無いさなかでも130人の出国者があるというのはちょっと驚きだ。おそらくやむにやまれぬ事情を持つ方ばかりなんだろうなという気がしている。一方で外国人の入国者数は2900人、一日95人程度だ。こちらはおそらく日本に生活基盤を持ち、居住される方が多いようだ。

今のところ、6月一杯もほぼ渡航は望むべくも無い状況となっている。7月からは飛行機の運航が始まるというような記事も掲載されているけれど、一般の人が普通に渡航できるようになるというのは、また別の話だと思われる。今のところ、順番としてはまずは業務渡航からだという。ただこれは相手国にきちんとした受け入れ先があるというような場合で、単に仕入れや視察などというのは難しいかもしれない。次に留学生や研修生の往来。こちらは受け入れ先などが確定しているのでまぁ問題ないだろう。で、最後の最後が観光客という当然の流れになっている。

コロナを封じ込めた台湾などは通常の往来は10月以降で…という指針を示しているところもあり、もしかすると私たちが考えているよりも、もっとずっと先になるようなことに…という嫌な予感もしている。そんな中でアジアよりも後に広がったヨーロッパの方が先に夏のバカンスに間に合うように国を開け始めるというのが不思議でならない。楽天的なのか経済を優先する方針なのかわからないけれど、日本もせめて周辺国との間だけでも対策を練った上での往来を早急に認めていただきたいと思う。

仕事再開から一週間、少しづつ日常が戻ってきているのを実感している。

お客さんも少しづつだが増えてきた。顔見知りの方々が寄ってくれて、買い物ついでに話し込んでいく。2か月前まで当たり前だった日常の風景が、とても新鮮に感じられる。いつもは鬱陶しいと思えていた人も、2か月ぶりだと、「まぁ、いいか…」と普通に話ができる。けれどその後すぐに「やっぱり、この人無理だ…」と再確認したりすることもある。ただ今はとりあえず戻ってきた日常のありがたみを身をもって感じている。

おそらく今後、戻らない部分もあるのだろうと思う。
それはそれで変わってしまったこととして、素直に受け入れていくしかない。

そいういう心の準備だけはしておきたい。
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