ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

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2020-05-21 00:46:53 | 時事(国内)
5月も残すところ、あと10日ほど。

もしかすると6月には出かけられると思っていたタイへの渡航は6月末まで入国禁止が延長された。まぁ、致したかないが、微かな期待をしていただけにとても残念。さらにそこにタイ航空が経営破綻というニュースがやってきた。経営難という話はもう随分前からいわれていたが、ついにコロナの発生後のメジャー系キャリアでは一番最初の破綻となってしまった。ただ消滅ということではなく、運航を続けながらの経営再建ということらしい。おそらく今後不採算路線はどんどん消えていくはずだ。いつもガラ空きの名古屋発の深夜便は間違いなく運休になるだろうと思う。ということは、バンコク発、名古屋行の午前便も無くなる。これはちょっと残念に思う。昨日、今日とスイスやドイツの航空会社が来月から日本便を再開するという記事が掲載されていたので、そろそろアジアもかと思いきや、どうもそういう訳にはいかないようだ。

経済を回すということは、本来、国内の商業活動だけの話ではないはず。すでに購買力の落ちた日本人だけに頼っても、期待するほど国内の消費は上向かない。一部の入国規制は残したままで、何か一定の基準を作って、それをクリアした人には順次入国を認めていく。せめてそのくらいしないと、閉めているだけでは、政府が唱えるコロナとの共存「新しい生活様式」とはならない。外国人の入国にはリスクも伴うが、相手国の状況も鑑みて一定のルールの元、開ける。早いところやってほしいと思う。

国内、海外ともに旅行の解禁は、経済的にも相当インパクトが大きいのではないかと思っている。皆、自粛の家籠りにはうんざりしている。そのストレス発散には、非日常体験が一番だと思う。旅行が決まれば必要なものを購入したり、気分も高揚して財布の紐も軽くなるというもの。ちょっと出かければ、「気が緩んでいる…」などと指摘される、現在の表面的自粛解除では、人は警戒して家から出たいけれど出れない。

あくまでも共存なわけである。ならば「温泉にも海外旅行にも渡航先を充分に見極めて、さらに可能な限り気をつけて、どんどん出かけてください…」と言えばいいのにと思う。

そうは言っても、日本の決断力の遅さは、これまでの対応が証明してしまっている。日本は国を閉めるタイミングが非常に遅かった。ということは、開くのもまた大変遅いのではないかと、どこかで諦め半分に思っている。
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